3Dデータセンター開設のお知らせ

平成 28 年5月 16 日
各 位
上場会社名 アンドール株式会社
代表者 代表取締役社長 和田 良明
(コード4640 東証JASDAQ)
問合せ先 管理部長 田中 定行
TEL 03(3243)1711


アンドール株式会社と株式会社アリエルが業務提携
ワンストップで最新の 3 次元化技術を提供する
「3D データセンター™」サービスを開始
~ 試作品を早く、安く、多様に作成することで製品の品質向上を実現 ~


2D/3D CAD ソフトウェアのアンドール株式会社(本社:東京都中央区、代表取締役社長:和田良明、東証
JASDAQ 上場:証券コード 4640)と 3D プリンタによる試作品製作を手掛ける株式会社アリエル(本社:東京都
渋谷区、 代表取締役社長:桐岡勝正) は業務提携を行い、 本日よりあらゆるものの 3D モデルデータ作成から 3D 造
形サービスまで、 最新の 3 次元化技術をワンストップで提供する 「3D データセンター™」サービスを開始します。




1. 業務提携の背景
アンドール株式会社は 30 年以上の開発実績をもつ国産の CAD ソフトウェア開発ベンダーとして、2D/3D
の CAD アプリケーション開発とオリジナルの 3D データ作成ツールの提供で、国内の製造設計分野を支えてき
ました。また、優れた CAD 技術者を社内に擁し、高付加価値の 3D プリンタ関連サービスで製造業の業務効率
化に貢献しています。
株式会社アリエルは創業以来、3D データ作成サービスおよび 3D プリンタによる、造形サービスに特化した
事業を展開しており、国内有数の実績とノウハウを有し、日本全国の製造業を中心としたお客様に、多様な 3D
造形方式と、豊富な素材による高精度かつ用途に適合した試作品製作サービスを提供しています。
両社が戦略的な業務提携を行い「3D データセンター」を開始することにより、製造業の「試作品を(従来の
金型製法に比べて)速く安く、多様に作りたい」また、 「3D データ作成のスキルや人材を活用したい」と言った
ニーズに対応します。
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2. 業務提携の内容
今回の業務提携により、両社は「3D データセンター」を本日よりスタートします。アンドール株式会社と株
式会社アリエルが共同で運営する「3D データセンター」とは、あらゆるものの 3D データを作成するサービス
です。
3D プリンタで立体物を造形するためには 3 次元化されたデータが必要です。本サービスは自社で 3D データ
を作成する手段をもたない中小規模の製造系企業に代わって、手書きや平面の設計図面や現物、さらには写真な
どをもとにして 3D データを作成します。3D プリンタを熟知した技術者による設計要件の定義と 3D プリンタ
の特性を考慮した 3D データ作成により、3D プリンタでの造形トラブルをなくし精度の高い立体物を完成させ
ます。
製造業では、試作品を迅速かつ安価に作成することが、製品の品質向上と開発コスト削減、競争力強化に直結
する重要事項です。3D データと 3D プリンタを活用し、短時間で立体物を作成するラピッド・プロトタイピン
グ(*1)により設計工程の初期段階から試作が可能になり、さらに複数のパターンで試作品を検証することもで
きるので、 より最適な製品づくりが可能となります。 「3D データセンター」 を利用することにより、これまで 3D
プリンタの導入費用や 3D 技術に精通したエンジニアの確保がハードルとなっていた中小規模の企業でも、製造
現場のラピッド・プロトタイピングを実現できます。
また、株式会社 SOBA プロジェクトの Web 会議システム(SOBA mieruka)を利用して、遠隔地においても
双方向で 3D データを 360 度回転させながらリアルタイムに形状確認できるので、確認の精度が向上します。
試作品の造形は、株式会社アリエルが運営する 3D プリンタの機種および造形材料の豊富なラインナップを誇
る「3D 造形センター™」 (http://ariel-co.com/3d-zoukei )に完成した 3D データを引き継ぎ、データ作成から試
作品の完成までを一元的にサポートします。

「3D データセンター」 将来的にはサービスを 3D 地形図のデータ編集およびフルカラー3D プリンタでの
は、
造形といった分野に拡大し、 製造業のみならず、土木建築業や自治体などのお客様のニーズにも対応することを
予定しております。

(*1)ラピッド・プロトタイピングとは?
製品開発で用いられる、高速に試作することを目的としている試作手法。3D データを用いて、機械加工することなく、立体モデルを生成します。製品開発サ
イクルの短期間化に伴い、試作品の製作期間も短縮するニーズが高まり、形状のみを早期に作成する手法として利用されています。


 3D データ作成を行うために必要なもの
3D データ作成のご要望には様々なパターンがあります。 3D
そのため、 データ作成のために参照する物も様々
です。「3D データセンター」はお客様の 3D 化ニーズに幅広く対応するため、以下のような様々な情報からの 3D
データ作成を行っております。




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 3D プリンタでの試作・製作における「3D データセンター」の強み

3D プリンタでの 3D データ作成と 3D 造形が ワンストップの
試作・製作 別会社の場合 「3D データセンター」を活用

お客様による課題・問題点の 当センターがトータルでサポート
課題や問題の対応 △ 切り分けが必要 ○ 可能
データ作成、3D造形の両者と Web 会議などを用いて背景をヒア
仕様/要件伝達 × も、試作/製作の背景まで把 ○ リング、リアルな 3D データを用い
握するのが難しい た意思の疎通が図れる
データ作成工期と 3D 造形工 当センターが連携して工期管理で
工期 △ 期、共にリスクが発生 ○ きる

仕様違いの手戻りなどで、想 手戻りを防止し、当初の見積り以外
金額 △ 定外の費用が発生しやすい ○ の費用は発生しにくい
3D データ作成と 3D 造形の データから造形品までを通して、試
付加価値 × 別々の課題評価で、トータル ○ 作品・製作品としての評価判断がで
な評価が不正確 きる
改版への対応、新製品開発への過去
3D データと 3D 造形、
別々で
アフターサポート × のサポート範囲に限られる ◎ 実績の援用など、包括的な支援が可


 「3D データセンター」サービス詳細はこちら
アンドール株式会社: http://www.andor.co.jp/3DDC
株式会社アリエル: http://ariel-co.com




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 アンドール株式会社について
社 名: アンドール株式会社 (東証 JASDAQ 上場:証券コード 4640)
代 表: 代表取締役 和田 良明(わだ よしあき)
本 社 所 在 地: 東京都中央区日本橋本町 4-8-14 東京建物第 3 室町ビル
U R L: http://www.andor.co.jp/
設 立: 1972 年 9 月 1 日
資 本 金: 5 億 188 万円
事 業 内 容: CAD/CAM/CAE 関連プロダクトの開発販売事業、3D プリンタ関連製品販売及び、造形サービス
事業、ソフトウェアの設計開発及び、受託請負事業、ハードウエアの設計開発及び、受託請負事
業、機械設計事業、機構設計事業
関 連 会 社: アンドールシステムズ株式会社、キャデム株式会社


 株式会社アリエルについて
社 名: 株式会社アリエル
代 表: 代表取締役 桐岡 勝正(きりおか かつまさ)
本 社 所 在 地: 東京都渋谷区渋谷 3 丁目 5-16 渋谷 3 丁目スクエアビル 2F
U R L: http://ariel-inc.jp/
設 立: 2010 年 11 月 19 日
資 本 金: 1,000 万円
事 業 内 容: IT 関連サービス事業、 3D 3D 3D
自社システム製品、 造形、 プリンタ関連事業、 プリンタ製作、
3D CAD データ作成、サプライ品販売、製品化支援、Web 同時通訳、翻訳サービス、IT ソリュ
ーションシステム構築支援及び事業化支援




< 本件に関するお問い合わせ先 >
アンドール株式会社 担当:営業推進部 高田、野瀬
電話:03-3243-1711 FAX:03-3243-0511 E-mail:info@andor.co.jp

株式会社アリエル 担当:3D 造形事業部
電話:03-6868-7617 E-mail:info@ariel-co.com



※ 3D データセンターは、アンドール株式会社の商標です。
※ 3D 造形センターは、株式会社アリエルの商標です。




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