会社プレゼンテーション資料2023年11月版

会社ご紹介資料
2023年11⽉版 株式会社キャンバス
東証グロース 4575
はじめに〜ご挨拶
当社は「がんを治したい」という思いをもとに2000年1 このたび私たちは、臨床第3相試験に臨むこのタイミン
⽉に創業して以来⼀貫して、独⾃の抗がん剤候補化合物 グで、CBP501については「創薬パイプライン型」で開
を⾃社で創出し臨床開発を進めています。 発可能な財務基盤の確保が当社の中⻑期的な企業価値最
⼤化に最も適していると判断し、臨床第3相試験完遂ま
現在、最先⾏の候補化合物・免疫着⽕剤CBP501は、膵 での資⾦を確保する⽬的で、2023年6⽉、新たなファイ
臓がん3次治療を対象とする臨床第2相試験で成功を収め
ナンスを実施しました。
ました。現在は、承認獲得を⽬指す第3相試験の開始に この選択はひとえに、株主・投資家の皆様からのご⽀援
向けて、規制当局との協議・すり合わせや具体的な準備
とご付託の賜物です。厚く御礼申し上げます。
が進んでいます。
また、後続パイプラインである可逆的XPO1阻害剤 当社のような研究開発段階の創薬企業の価値向上はひと
CBS9106は、ライセンス先Stemline社が臨床第1相試験 えに、適切な適応疾患領域における開発の進捗によって
を終え、次相臨床試験の検討を進めています。 もたらされます。
さらに、次世代の臨床開発パイプラインを創出する基礎
研究活動も順調に進んでいます。多⾯的なアプローチで 私たちは、適時的確な情報開⽰を徹底しつつ、株主・投
資家の皆様のご⽀援にお⽀えいただき、今後もスピード
がん免疫領域の創薬に取り組む中で、有望な動物実験
感を持って研究開発や事業開発・広報に取り組み、その
データを⽰す化合物CBT005が得られています。
成果が正当な企業価値に適切かつすみやかに反映される
⼀般に、創薬企業による⾃社創出の各パイプラインの開 よう邁進します。
発戦略は、製薬企業等との提携によって開発資⾦の調達
皆様には引続き⼀層のご⽀援ご鞭撻を賜りますようお願
や共同開発・開発費負担の軽減を図る「創薬基盤技術
い申し上げます。
型」と、⾃ら⼀気通貫で後期開発まで進める「創薬パイ
プライン型」に⼤別できます。 2023年11⽉
当社は、各パイプラインの状況ごとにリスクとリターン
を勘案して、最適の事業モデルを選択していく考えです。 株式会社キャンバス 代表取締役 河邊拓⼰




会社概要

キャンバスは、⾃社創出・複数の臨床開発段階の化合物を有する
抗がん剤研究開発に特化した創薬パイプライン型創薬企業です

会社名 株式会社キャンバス
英⽂名︓ CanBas Co., Ltd.
証券コード︓ 4575
代表者 河邊 拓⼰ (代表取締役社⻑ M.D., Ph.D.)
本社 静岡県沼津市⼤⼿町2-2-1
設⽴年⽉⽇ 2000年1⽉18⽇
事業内容 抗がん剤の研究開発
従業員 13名
うち 研究開発部⾨ 10名(派遣等による専従者1名含む)
管理部⾨ 3名

経営チームメンバー

業務執⾏取締役
河邊拓⼰(かわべ たくみ)代表取締役社⻑
内科医、医学博⼠。京都⼤学⼤学院分⼦医学系専攻修了(免疫研究所所属)。京都⼤学ウイルス研究所助⼿、ワシントン
⼤学(セントルイス)にポスドクとして留学。名古屋市⽴⼤学医学部分⼦医学研究所で助教授在任中、科学創業者として
当社創業に参画。2001年当社取締役就任を経て2003年から代表取締役社⻑。


加登住眞(かとずみ まこと)取締役最⾼財務責任者兼経営企画室⻑
⽇本合同ファイナンス(現ジャフコグループ)で投資営業部⾨と企画部に従事した後、2000年にバイオ特化VC・MBLベ
ンチャーキャピタルの設⽴に参画。同社常務取締役COOとして投資ファンド運営と国内バイオ企業多数への投資を実⾏。
2000年、同社の投資先であった当社⾮常勤取締役に就任。2005年に同社を退職し当社へ転籍、取締役最⾼財務責任者就
任。2020年から取締役経営企画室⻑。


坂本⼀良(さかもと かずよし)取締役管理部⻑
チェースマンハッタン銀⾏東京⽀店、NIFコーポレートマネジメント取締役を経て、2008年に当社⼊社。
2010年取締役経営企画部⻑就任、2020年から取締役管理部⻑。



⽇⽐野敏之(ひびの としゆき)取締役最⾼執⾏責任者兼研究開発部⻑
中外製薬で臨床開発等に携わった後に⾦融業界へ転じ、三菱UFJ証券(現三菱UFJモルガン・スタンレー証券)および三
井住友アセットマネジメント(現三井住友DSアセットマネジメント)で医薬品セクターアナリストを歴任。
2020年当社に⼊社、研究開発部⻑。2021年に取締役就任、最⾼執⾏責任者を兼任。




監査等委員会・SAB

取締役監査等委員 SAB(科学顧問会議)
⼩宮⼭靖⾏(こみやま やすゆき) Daniel D. Von Hoff, M.D., F.A.C.P.
住友銀⾏(現三井住友銀⾏)勤務を経て社会保険労務⼠として トランスレーショナル・ゲノミクス・リサーチ・インスティ
2004年に独⽴。2016年社会保険労務⼠法⼈みくりや社中を設⽴、 チュート (TGen) フィジシャン・イン・チーフ、特別教授
代表就任。 2016年に当社取締役監査等委員就任。 メイヨー・クリニック教授
オナーヘルス・リサーチ・インスティチュート チーフサイエン
ティフィックオフィサー
⽩川彰朗(しらかわ あきら) US オンコロジー メディカルディレクター・オブ・リサーチ、
チーフサイエンティフィックオフィサー
⽇本合同ファイナンス(現ジャフコグループ)、ジャフコ公開コ
元FDA Oncology Drug Advisory Committee (ODAC)メンバー
ンサルティングでVC投資とIPOコンサルティングに従事した後、
1998年インテリジェント・キャピタルゲイトを創業し社⻑就任。 2002年、当社SAB組成時にチェアマン就任。
2006年当社⾮常勤監査役就任、2016年に取締役監査等委員就任。
Donald W. Kufe, M.D.
ハーバード⼤学医学部教授
古⽥利雄(ふるた としお) ダナファーバー癌研究所副所⻑(臨床第1相試験ディレクター及
篠崎芳明法律事務所(現篠崎・進⼠法律事務所)を経て1993年 び臨床プログラムリーダー)
古⽥利雄法律事務所(現弁護⼠法⼈クレア法律事務所)を設⽴し 2002年、当社SAB組成時に就任。
代表弁護⼠就任。 2007年当社⾮常勤監査役就任、2016年に取
締役監査等委員就任。モダリス取締役監査等委員を兼任。





キャンバスの強み 基礎研究と臨床開発の連携サイクル

⾃社で創出した複数の新規化合物を臨床開発段階に進めている実績
ü 本社に研究所と動物実験施設を有し基礎研究に注⼒
ü ⽶国FDA規制下での臨床開発体制を社内に構築(外部協⼒機関の効率的な活⽤)




次の新薬創出
臨床開発 作⽤メカニズム
解析



臨床試験
データ解析 基礎研究
最適な
臨床試験計画


がん免疫に着⽬したパイプライン戦略

中⻑期の企業価値の源泉として重視
提携・導出
探索・創出 最適化 前臨床試験 臨床試験 共同研究


CBP501 第2相試験 主要評価項⽬達成
創薬パイプライン型開発 第3相試験準備進⾏

CBS9106 第1相試験完了
前臨床試験終了し導出済み Stemline社
創薬基盤技術型開発 次相臨床試験検討
CBP-A08
CBP501の系譜に属する 最適化終了
ペプチド型免疫系抗がん剤

NEXTプロジェクト
前臨床試験へ
がんの「治癒」を⽬指す
CBT005
免疫系抗がん剤 (2023年10⽉25⽇公表)
(旧CBP-Bシリーズ統合)

IDO/TDO阻害剤 静岡県⽴⼤学
ほか※ ほか
※ 上記のほか、がん免疫領域で広く基礎研究を展開しています。

⼀般的な創薬の流れと必要投資額・時間軸

「創薬」の流れ
上市
臨床試験
前臨床試験 治験 新薬
探索創出 最適化 フェーズ1 フェーズ2 フェーズ3
市販後調査
(⾮臨床試験) 申請 承認申請

安全か? 効果はどうか? 最終証明
研究 開発

⼀般に10〜15年。それ以上のものも


研究開発投資のキャッシュフロー(模式図)
⼀般に数百億円以上


創薬企業の2つの事業モデル *⼆者択⼀ではなく、それぞれに多様なバリエーションがあります。




創薬パイプライン型
研究開発投資のキャッシュフロー(模式図) (⾃社で承認近くまで開発)




創薬基盤技術型
(⽐較的早期に製薬企業等へ導出)

ポジティブ⾯ ポジティブ⾯
Ø 後期開発リスク(資⾦調達含む)を導出先に転嫁 Ø 化合物を最も知る⾃社が開発の主導権を掌握
Ø ⼀時⾦・マイルストーンで早めの収益が実現 Ø 利益分配への発⾔機会⼤=リターンの最⼤化

ネガティブ⾯ ネガティブ⾯
Ø 開発進⾏の主導権が導出先へ移⾏ Ø 後期開発に伴うリスク(資⾦調達含む)の保有
Ø 利益分配への発⾔機会⼩=獲得機会・⽐率の毀損 Ø ⼀時⾦など収益実現までの期間が⻑期化


創薬パイプライン型とは(1) 経済産業省『バイオベンチャーのビジネスモデルと資⾦調達のあり⽅』




探索から開発、承認・市販まで⾃社実施を⽬指すビジネスモデル
Ø 基礎研究(探索創出・最適化)→前臨床→早期臨床→後期臨床を⼀気通貫
ü ただし、適応や地域などの部分的導出やアライアンスなど多彩な戦略を並⾏できる
ü 1社が1つのビジネスモデルのみに分類されるわけではなく、
開発品ごとや企業の成⻑段階に応じて、ビジネスモデルを柔軟に変化させることが可能





創薬パイプライン型とは(2) 経済産業省『バイオベンチャーのビジネスモデルと資⾦調達のあり⽅』




先⾏する⽶国は「創薬パイプライン型」が⼤きく成⻑
Ø ⾚字であっても中⻑期的な企業価値向上が可能
”⽶国では、研究開発投資先⾏の創薬パイプライン型が評価される。
創薬基盤技術提供型は⾃らのアセットの切り売りとも捉えられる。
投資家も将来の成⻑可能性を⾒込んで創薬パイプライン型への投資を実⾏する” (⽶国ベンチャーキャピタル)





キャンバスの事業モデル

基礎研究・創出から後期臨床開発まで⾃社で進めた実績があります
これを活かし、各パイプラインの特徴に沿った柔軟な開発⽅針を想定しています
Ø 開発パイプラインごとの開発段階・成功確率・費⽤⾒込などに沿って使い分け、
中⻑期的な企業価値の効果的な最⼤化を図ることが可能です。

各パイプラインの現状の想定と今後
Ø CBP501︓⾃社で承認まで開発する創薬パイプライン型開発を想定
並⾏して、適応や地域などの部分的導出やアライアンスなども選択肢にできる状況です。
Ø CBS9106︓創薬基盤技術型開発で、前臨床試験段階で導出し提携先負担で進⾏中
将来のマイルストーン収⼊とロイヤルティ収⼊を⾒込んでいます。
Ø CBT005など後続のパイプライン候補も基礎研究の成果として⽣み出されており、
それぞれの特徴に沿った開発⽅針を検討していきます。


パイプラインの状況
臨床開発段階にある2つの化合物 サマリー

免疫着⽕剤 CBP501
Ø 臨床第2相試験(膵臓がん3次治療)︓主要評価項⽬達成し早期終了を決定
Ø 3剤併⽤投与群の両⽅で各4例の3ヶ⽉無増悪⽣存ステージ1で早期有効中⽌
ü 全群でステージ2をスキップし第3相試験へ向かうことを決定(2022年11⽉28⽇公表)
Ø ⽶国FDAから膵臓がん対象のオーファンドラッグ指定受領(2023年1⽉27⽇公表)
Ø 欧州臨床腫瘍学会(ESMO)で2023年10⽉にポスター発表(2023年10⽉24⽇公表)
ü ポスター発表内容の詳細については解説ブログ記事(2023年10⽉24⽇)をご参照ください

Ø 現在、臨床第3相試験の開始に向けて⽶国FDAとの協議が進⾏中

第3相試験の開始準備を進めています
可逆的XPO1阻害剤 CBS9106(Felezonexor)
Ø 提携先Stemline社による⽶国臨床第1相試験完了(2022年2⽉14⽇)

XPO1阻害剤のベスト・イン・クラスを⽬指し次相試験が計画されています

各パイプラインの歩み・現状・⽬標

研究 開発 臨床試験
前臨床試験 治験 新薬
探索創出 最適化 フェーズ1 フェーズ2 フェーズ3
(⾮臨床試験) 申請 承認申請


⽬標︓2027年まで上市
CBP501 2010 2013

現在

Stemline 提携

CBS9106 現在 Stemline社臨床開発のサポートと
2014 2016 開発促進による
マイルストーン受領実現の早期化

CBP-A08 現在

⽬標︓2023年中にいずれかを次のステップへ
CBT005 パイプライン化決定

達成 14
現在最も先⾏し注⼒しているパイプライン
免疫着⽕剤 CBP501
免疫系抗がん剤の効きにくい「免疫コールド」ながん
攻撃するための
T細胞がいない

免疫砂漠
T細胞が⼗分いて
がんを攻撃できる

免疫ホット
免疫コールドながんを
T細胞ががん組織に 免疫ホットながんに
⼊り込めていない
変えることが必要
免疫排除



癌細胞 CD8T細胞

CBP501の3剤併⽤で免疫系抗がん剤を効きやすくする

癌細胞

免疫系抗がん剤 癌細胞死

癌細胞の
免疫原性細胞死

免疫抑制的
マクロファージ


CD8T細胞


免疫着⽕剤
CBP501
臨床開発中の3剤併⽤
+シスプラチン





膵臓がん治療の現状 (1)

診断ステージと治療の選択フロー(概略図*)

⼿術可能 ⼿
ステージ0・1 術
︵ 術後補助療法

前 外 維持療法
補 科
助 治 など
⼿術可能か 療
ステージ2 療
境界線上 法 ︶



定 放抗 抗がん剤治療
⼿術できない 射が
ステージ3 線ん
(局所進⾏)
治剤
療・
1次治療 2次治療 3次治療
⼿術できない
ステージ4
(遠隔転移あり)


* ⼀般的な概略を⽰したものです。具体的な診療及び治療の選択にあたっては、主治医を含む医療チームやがん⽀援相談センターにご相談ください。


膵臓がん治療の現状 (2)

2次治療を終えた以降に有効な薬剤がなく、新薬の登場が切望されている




※NCCN腫瘍学臨床診療ガイドライン2021年第2版⽇本語版 医療イノベーション推進センター https://www2.tri-kobe.org/nccn/guideline/pancreas/japanese/pancreatic.pdf 19
CBP501のパイプライン価値 (1)

CBP501の初期適応(膵臓がん3次治療)領域での位置

Ø 既存先⾏品は市場に存在しない=市場がまだない


Ø 開発競合において開発中⽌が続き(前⾴参照)、CBP501はトップランナーの位置にいる
ü 2022年1⽉ Tyme Technologies(2022年9⽉ Syros Pharmaceuticalsと合併)
「開発品SM-88、膵臓がん1次/2次治療で⽣存延⻑なし」 =試験失敗
ü 2021年6⽉ Tyme Technologies
「開発品SM-88、膵臓がん3次治療の患者登録を中⽌」 =試験中⽌
ü 2021年6⽉ Corcept Therapeutics
「開発品RELACORILANT、有効性懸念のためこれ以上の研究を正当化できない」
=膵臓がん3次治療での開発は中⽌
ü E7080/MK7902臨床第2相は膵臓がんに関して未だ探索的試験(効果の有無を探る段階)



CBP501のパイプライン価値 (2)

膵臓がんを適応とする開発競争での位置
ClinicalTrials ID 会社 開発コード 作⽤機序 併⽤ 対象 規模 フェーズ 現状
PD-L1抗体, Onivyde,
NCT02826486 BioLineRx BL-8040 CXCR4阻害
5FU
2次 29 2a この適応の開発中⽌
NCT04329949 Corcept Relacorilant 副腎⽪質ホルモン阻害 Nab-paclitaxel 2次 80 3 この適応の開発中⽌
NCT03797326 Eisai/Merck E7080/MK7902 マルチキナーゼ阻害 PD-1抗体 2/3次 590 2 探索的試験
NCT03512756 Tyme SM-88 チロシン類縁体 シロリムスなど 3次 250 2/3 この適応の開発中⽌
NCT04229004 Tyme SM-88 チロシン類縁体 シロリムスなど 1/2次 825 2/3 失敗(2022年1⽉)
NCT02558894 AstraZeneca MEDI4736 PD-L1抗体 CTLA-4抗体 2次 65 2 全体では失敗
NCT02890355 AbbVie ABT-888 PARP阻害 5FU, LV, Onivyde 143 2 この適応の開発中⽌
NCT01959139 Halozyme PEGPH20 ヒアルロン酸分解 FOLFIRINOX 1次 492 3 失敗(2019年11⽉)
NCT02923921 EliLilly AM0010 PEG-IL10 FOLFOX 2次 566 3 失敗(2019年10⽉)
NCT01373164 EliLilly LY2157299 TGFβ阻害 Gemcitabine 2/3次 170 1b/2 この適応の開発中⽌
NCT04390399 ImmunityBio
N-803 IL-15融合蛋⽩
Nab-paclitaxelなど 1〜3次 328 2 膀胱がんで承認されず
PD-L1 t-haNK 加⼯処理したNK細胞 (2023年5⽉)


CBP501は膵臓がん3次治療を適応とする開発競争のトップランナーです
※ClinicalTrials.govや報道記事等をもとにフェーズ2以降の開発品を掲載
※ImmunityBio N-803はあくまで参考として掲載。細胞療法できわめて⾼額な治療費⽤が予測されるなど、単純な⽐較は困難 21
CBP501のパイプライン価値 (3)

上市後の市場規模(⼀般的な検討要素をもとに当社試算)
Ø当初の市場と想定される⽶国のみでピーク時9億ドルの収益を⾒込む

膵臓癌 3次治療 ⽶国患者数 年間4.7万⼈以上*1
×
薬物治療を選択する患者の割合 20%〜70%*2
×
来院しない患者を考慮 80%程度が来院を継続*3 *1 The International Agency for Research on Cancer(IARC),
GLOBOCAN2018
*2 Anticancer Research, 2007; 27(4A):1789-1794
× Oncologist, 2017; 22:925-933
Cancer Res Clin Oncol, 2019; 145: 445-455
CBP501の獲得するシェア ピーク時のシェア60%*4 Cancer Med, 2020; 9:8480-8490
*3 J Clin Oncol, 2010; 28:2381-2388
× *4 他の抗がん剤のピーク時シェアを参考に⾃社想定
*5 Therapeutics and Clinical Risk Management, 2018; 14:1691-
1700 およびCBP501のP1b臨床試験結果から⾃社推計
投与期間 4カ⽉以上*5 *6 膵臓がん3 次治療に対する標準薬剤は存在しないため、
直近で膵臓がん領域で新薬承認された2次治療の薬剤で
× あるオニバイドを参考薬剤として⾃社推計に使⽤。
厚⽣労働省中央社会保険医療協議会総会2020年5⽉13⽇
資料のオニバイドの数値とAmerican Society of Health-
ひと⽉の薬剤費 2万ドル前後*6(オニバイドを参考) System Pharmacists (ASHP)
「2週間に1回投与・1回あたり薬剤費10,000ドル前後」


CBP501のパイプライン価値 (4)
CBP501のパイプライン価値試算のめやす
Ø 上市後⼀定期間の末端販売⾼の推移想定 (単位︓億ドル)
2027+X(Y1) Y2 Y3 Y4 Y5 Y6

末端販売⾼ 4.0 5.0 5.7 6.2 7.0 7.5
※⽬標シナリオでの上市(2027年)からX年経過し、市場浸透が進むもののピークには未だ達しない6年間を想定したものです。



Ø ロイヤルティ Y5 ピーク時

ロイヤルティ% 開発最終段階での提携。40〜80%を⽬指す
ロイヤルティ収⼊ 2.8〜5.6 3.6〜7.2
※開発最終段階で⽶国において提携先に販売委託、ロイヤリティ収⼊・現⾦収⼊の獲得を想定したものです。
※適応や地域などの部分的導出や、原薬・最終製剤を提供するなどの付与契約等によっても変動の可能性があります。

Ø パイプライン価値試算の考え⽅(ご留意事項)
ü ⼀般に現在価値は、将来の⼀定期間の純利益やキャッシュフローを現在に割り戻して算出します。
上記の末端販売⾼・ロイヤルティの想定は、試算のめやすとしてお⽰ししています
ü 創薬パイプライン価値の試算にあたっては、成功確率、成功までに要する期間、必要な投資額(臨床
試験費⽤)にご留意いただく必要があります

CBP501のパイプライン価値 (5)

初期適応は⼩さいものの⻑期的な投与対象患者数(適応・地域拡⼤後)は⼤きく、
⽇⽶欧で年間50万⼈以上
→ 地 域

⽶国 欧州 ⽇本 アジア 南⽶など

膵臓がん 11万⼈
4.7万⼈ 3万⼈以上 3.7万⼈
3次治療 (中国のみ)

膵臓がん 11万⼈
5万⼈以上 4万⼈以上 4.3万⼈





適 1次〜2次治療 (同上)
応 10万⼈のうち 5万⼈のうち 14万⼈のうち
拡 ⼤腸がん 2万⼈以上
PD-1不能例など PD-1不能例など PD-1不能例など

肺がん 22万⼈のうち 5万⼈以上 11万⼈のうち 77万⼈のうち
PD-1不能例など PD-1不能例など PD-1不能例など

悪性胸膜中⽪腫
など
※Tyme社、Globocan2018など

上市への⽬標シナリオ

初期の⽬標シナリオ(2027年までに上市)の実現可能性を現在も堅持



第2相
ステージ1のみ 第3相試験準備〜実施
FDA申請

上市


臨床第3相試験スタートに向けた現在の活動
üFDAとの試験内容協議
ü試験開始までと開始後のスケジュールを加速するための準備
ü試験完遂への資⾦確保


CBP501臨床第3相試験準備状況

⽶国FDAとの協議
ØCBP501臨床第3相試験の開始に向けたFDAとの協議
Ø具体的な協議の内容や進展の段階・⾒通しなどについては、公表可能な限り随時公表


関連準備作業
ØFDAとの協議と並⾏して、関連する準備作業を進⾏
ü 使⽤する薬剤の準備
ü CROとの契約 ほか
Ø開始までの期間の圧縮によって、今後のスケジュールへの影響を最⼩化する狙い





CBP501臨床第2相試験データ学会発表

欧州臨床腫瘍学会(ESMO)年次総会(2023年10⽉20〜24⽇ スペイン・マドリード)
ポスター発表されたCBP501臨床第2相試験結果
Ø主要評価項⽬(3ヶ⽉無増悪⽣存率)
ü 第1群(3剤併⽤・CBP501 25mg)第2群(3剤併⽤・CBP501 16mg)で達成
ü 良好な結果を受け、安全性モニタリング委員会はステージ2に進まないことを推奨
Ø副次的評価項⽬(無増悪⽣存・客観的奏効率・病勢コントロール率・奏効期間・全⽣存・安全性)
ü これらに関する解説は当社ブログ記事(2023年10⽉24⽇)をご参照ください
Ø結論
CBP501・シスプラチン・ニボルマブの併⽤療法は、転移性膵臓腺がんに対する
3次治療として、忍容性のある安全性で、3ヶ⽉無増悪⽣存率、無増悪⽣存期間および
全⽣存期間において、持続的な奏効と臨床的に意義のある改善をもたらした。
この化学免疫併⽤療法は、さらなる検討を進めるべきである。


可逆的XPO1阻害剤 CBS9106
XPO1阻害による抗がん活性のしくみ

XPO1による核外排出 Felezonexor(CBS9106)によるXPO1阻害

Felezonexorは、がん細胞の細胞周期停⽌と
アポトーシスを誘導することが⽰されており、
固形がんおよび⾎液がんに対する傷害性を有
します


核内の
蛋⽩質と
XPO1の
結合を
核膜孔 ブロック
複合体
(出⼊り⼝)




Felezonexorは、XPO1によ
XPO1は、がん抑制因⼦、細胞周期阻害因⼦、
る核外排出を可逆的に阻害
転写因⼦など、がん細胞にとって都合の悪い
する低分⼦化合物です
さまざまな蛋⽩質を核外へ運び出しています

※ESMO2020(European Society for Medical Oncology、欧州臨床腫瘍学会、2020年⼤会) ポスター発表


CBS9106開発の現状

進捗状況
Ø臨床第1相試験完了(2022年2⽉14⽇公表)


第1相試験データの評価と次相臨床試験検討の状況
ØStemline社SABは本試験で得られた安全性・有効性データを⾼く評価
Ø直近(2023年9⽉)時点でも開発継続の意向に変更なし
Ø次相臨床試験検討の状況
ü 臨床第2相試験は併⽤試験を想定し、CBS9106と組合せる併⽤薬の種類と対象癌腫の検討
ü 対象癌腫候補
• 臨床第1相試験(対象︓固形がん全般)では、⼤腸がん・KRAS変異がん・腎臓がん
など複数の癌種への有効性を⽰唆
• ESMO2020発表後の患者フォロー、現在実施しているin vitro試験なども踏まえて
別の対象癌腫の可能性も

CBS9106の優位性

「安全性」「有効性」 「使いやすさ」でXPO1阻害剤のベスト・イン・クラスへ


Ø上市済みのXPO1阻害剤︓ XPOVIO(Selinexor) ⽶国Karyopharm社
適応︓びまん性⼤細胞B細胞性リンパ腫・多発性⾻髄腫
ü XPOVIOは副作⽤が多く、適応も⾎液癌の⼀部に限られている
直近の臨床試験(STORM study、多発性⾻髄腫対象)
・・・89%の患者でグレード3以上の重篤な副作⽤報告、少なくとも2例の死亡報告

ØCBS9106の優位性
ü 安全性︓ 最⼤耐⽤量の⾼さ(Stemline社による臨床第1相試験、ESMO2020報告)
・・・背景には、CBS9106のXPO1分解作⽤* による副作⽤の⼩ささ
ü 有効性︓ 複数の固形がんで薬効の兆候(Stemline社による臨床第1相試験、ESMO2020報告)
ü 使いやすさ︓ 臨床現場で使いやすい経⼝剤
* CBS9106は、XPO1による基質輸送を阻害したあと、XPO1を分解することがわかっており、
細胞は新たなXPO1を産⽣して正常な機能を保とうとするため、副作⽤の⼩ささが期待できる。


CBS9106 初期適応と上市後の展開

CBP501同様に地域の拡⼤と適応拡⼤の可能性を追求
Ø地域の拡がり
ü 提携先Stemline社がMenarini社(イタリア)に買収されたことで
特に欧州への拡がりに期待
Ø適応拡⼤
ü 臨床第1相試験(固形がん全般を対象とする探索試験)で
複数の癌種への有効性と⾼い安全性が⽰唆された
• ⼤腸がん
• KRAS変異がん
• 腎臓がん



※ESMO2020ポスター発表など


CBS9106のライセンス内容

Stemline社とのライセンス契約経過
Ø 2014年12⽉ ⽇中台韓を除く全世界を対象にライセンス導出
Ø 2018年8⽉ ライセンス対象地域を上記地域を含む全世界へ拡⼤


ライセンス契約に基づく収益
Ø 契約⼀時⾦・・・2014年12⽉ 10百万円、2018年8⽉ 5百万円 それぞれ受領済
Ø 技術アドバイザリーフィー・・・2014年12⽉〜2021年6⽉ 累計702百万円 受領済
Ø マイルストーン・ロイヤルティ・・・今後の開発進捗によって発⽣
ü マイルストーン︓ピボタル試験*投与開始時・承認取得時などに発⽣。総額86百万⽶ドル
• 到達想定時期の近いマイルストーン︓ピボタル試験投与開始時2百万⽶ドル(最⼤4試験、合計8百万⽶ドルまで)
ü ロイヤルティ︓上市後の年間売上⾼に対して3〜10%の階層料率を適⽤


*薬事承認獲得を⽬指す臨床試験のこと。⼀般にはフェーズ3試験を指すが、直近ではフェーズ1後にフェーズ2/3ピボタル試験とするケースも多い


その他の研究開発
前臨床試験までの段階のプロジェクト
基礎研究〜⾮臨床試験段階のプロジェクトの状況

基礎研究〜⾮臨床試験段階のパイプライン(ピックアップ)
Ø CBT005
ü ⽇本⼤学医学部との研究連携(2023年9⽉14⽇公表)
ü 前臨床試験に向けて準備を開始する意思決定(2023年10⽉25⽇公表)

Ø CBP-A08
ü 最適化を完了し、財務状況等を勘案し前臨床試験開始を模索

Ø IDO/TDO⼆重阻害剤
ü 静岡県⽴⼤学と共同研究で最適化を進⾏中。⽇本で特許査定受領 (2023年6⽉6⽇公表)

Ø NEXTプロジェクト
ü 新たなコンセプトの免疫系抗がん剤候補化合物の探索創出

Ø 抗がん剤感受性予測システム
ü 患者様個々の体細胞変異情報から抗がん剤治療の結果を予測

CBT005のコンセプト

コンセプトのご紹介
Ø がんは古くから“wound never heal”(治らない傷)と呼ばれてきた
Ø 傷でも進⾏がんでも、起きることは同じ

応援
お願い︕ 消してから
修復

依頼
援軍
もう
援軍不 ⼤丈夫︕

判断
消さぬまま修復



Ø CBT005は消防作業(=炎症)終了指令を消防作業継続拡⼤指令に変える

決算・財務の状況
2023年6⽉期の業績 (1)損益計算書

2023年6⽉期損益計算書のポイント
ØCBP501臨床開発で先⾏投資⾚字を計上
ü 2023年6⽉期事業費⽤965百万円の内訳︓基礎研究費*1 188百万円・臨床開発費*2 482百万円・販管費294百万円
基礎研究費・販管費には年ごとに⼤きな変動はなく、臨床開発費の増加(=臨床開発の進捗)が主な増加要因
ü 営業外費⽤321百万円(資⾦調達関連費⽤・社債利息など)、特別利益40百万円(新株予約権戻⼊益)を計上

Ø事業収益計上なし
ü CBP501については創薬パイプライン型開発を志向。並⾏して部分的提携なども引き続き模索
2023年6⽉期 前期⽐ %

事業収益(売上⾼) ー 百万円 ー 百万円 ー
営業利益 △965 百万円 △119 百万円

経常利益 △1,283 百万円 △429 百万円

当期純利益 △1,244 百万円 △389 百万円

*1 共通の⼈員・設備・消耗品等が多数あるため、基礎研究段階のプロジェクト個別の費⽤内訳は算出していません。
*2 臨床開発費は全額CBP501関連の費⽤です。CBS9106に関する費⽤はありません。 38
2023年6⽉期の業績 (2)事業収益の推移と今後の⾒通し

CBS9106ライセンス契約に基づく収益
Ø 2014年12⽉締結・2018年8⽉拡⼤により、過去に累計717百万円を受領済み
Ø 技術アドバイザリーフィーの期間は2021年6⽉で終了
Ø 今後もマイルストーンペイメント・ロイヤルティ等の条項は変更なし
ü 収益の性質上、具体的な時期・⾦額の⾒通しは現時点で困難
新規提携等による事業収益獲得に向けた取り組み
Ø CBP501
ü ⾃社で承認獲得まで進める「創薬パイプライン型」開発を志向
ü ⼀⽅で後期開発終盤の提携市場は依然として活発なことから、地域や適応を区切った部分
的提携なども引き続き模索
Øその他のプロジェクト
ü 前臨床試験直前のもの︓早期アライアンスによる収益獲得を図る
ü 基礎研究段階のもの︓リード化合物獲得へ


2023年6⽉期の業績 (3)貸借対照表の推移(単位︓百万円)
流動負債
153 2022年6⽉期末からの主な変化
固定負債
なし
Ø流動資産 758 → 2,067
ü 現預⾦ 737 → 1,617
• 株式発⾏・新株予約権発⾏による収⼊
ü 前渡⾦ ー → 367
流動資産 • 第3相試験準備の⼀環
2,067
純資産 Ø固定負債
1,932
流動負債 ü 転換社債 367 → ー

流動資産 Ø純資産 250 → 1,932
758 固定負債
367 重要な後発事象
固定資産 純資産 固定資産 Ø 2023年7⽉以降
32 250 18 第19回新株予約権⾏使による資本調達が進⾏
2022年6⽉末 2023年6⽉末

事業費⽤の過去推移と2024年6⽉期の業績予想
引き続き不確定要因が多く、2024年6⽉期業績予想は⾮公表
ü臨床試験の状況次第で研究開発費が⼤きく変動
参考︓過去の事業費⽤推移
(単位︓百万円)




■ 事業収益
■ 販売費及び⼀般管理費
■ 基礎研究費
■ 臨床開発費
■ 営業外損益・特別損益




企業価値評価向上への施策
創薬企業の企業価値

創薬企業の価値 ≒ 開発パイプライン価値の総和
Ø開発パイプライン価値の検討要素
ü 開発パイプラインの成功(上市)可能性
ü 成功までの時間軸
ü 上市後の市場規模
ü 競合状況
ü 独占期間 ・・・



創薬企業の本質的な事業は、上記のひとつひとつを改善し、

中⻑期的な企業価値を最⼤化すること = 開発の進捗


企業価値評価の持続的向上に向けて

× ディスカウント = ⾜元の市場評価

⾜元の市場評価が変化した要因
企業価値 ⼀般的ディスカウント要因
Ø 成功確率 Ø パイプライン価値の周知
‖ Ø 開発継続懸念などディスカウント要因が
成功時の Ø 時間価値
薄れた
パイプライン 当社/創薬に特有の要因 Ø 開発進捗の内容が⾒え、その価値評価が
企業価値評価に反映され始めた
価値の Ø 開発継続への懸念

総和 ü 開発資⾦の確保 市場評価のさらなる向上に向けて
Ø 評価の困難性 Ø 開発のさらなる進捗と成果の公表
ü 専⾨知識 Ø 丁寧な投資家リレーション
ü ⽐較対照・競合 Ø 開発資⾦と継続性を維持する資⾦や
ü 代替的評価・提携の不在 体制の確保


2023年6⽉
第三者割当新株発⾏・新株予約権発⾏
今回のファイナンスのポイント

第三者割当新株発⾏と新株予約権2種の組み合わせ
Ø 7億円を超える新株発⾏で、確実な資⾦をアップフロント調達
Ø 2種の新株予約権で、株価へのインパクトを抑制しつつ約54億円の段階的調達を⽬指す
2種類の新株予約権
ü 第19回新株予約権(⾏使価額修正条項付き)︓確実性の⾼い資⾦調達を図る
ü 第20回新株予約権(当初⾏使価額固定、⾏使価額プレミアム)︓より有利な資⾦調達を⽬指す
• 発⾏⽇の1年後以降、⾏使価額修正型へ⾃動的に切替わります
ü いずれも最⼤⾏使株式数は固定されており、株価の動向にかかわらず希薄化の規模は限定的

CBP501は⾃社で開発を進める創薬パイプライン型へ
Ø 第3相試験完遂までの資⾦を製薬企業等でなく機関投資家・株式市場から獲得へ
ü リスクテイク・開発主導権確保・リターン最⼤化を図る
Ø 地域や適応で区切った部分導出やその他のアライアンスでアップサイド展開も追求


新株発⾏、第19回・20回新株予約権発⾏の概要

Long Corridor Asset Management (LCAM)が⼀任契約に基づき運⽤するファンド
割当先
(LCAO, MAP246)
想定調達額 5,846百万円(発⾏諸費⽤325百万円を除く)
想定潜在希薄化率 合計23.69%

新株式の発⾏
l 発⾏価額 1株あたり1,458円
l 普通株式 500,000株(729百万円相当)
l 払込期⽇ 2023年6⽉2⽇


⼿法・諸条件 第19回・20回新株予約権の発⾏
l 発⾏価額総額 19百万円
l 当初⾏使価額
第19回 1,619円(=発⾏決議⽇直前取引⽇の終値×100% / ⾏使価額修正条項付)
第20回 1,781円(=発⾏決議⽇直前取引⽇の終値×110% / 発⾏⽇1年後に⾏使価額修正型へ切替)
l 潜在株式数 3,250,000株(当初⾏使価額ベース5,442百万円相当)
l ⾏使期間 2023年6⽉5⽇から2025年6⽉4⽇まで


資⾦使途および⽀出予定時期

CBP501臨床第3相試験完遂までの費⽤と運営資⾦に充当
具体的な使途 ⾦額 ⽀出予定時期 詳細
(百万円)

対象疾患︓ 膵臓がん3次治療
試験形式︓ 多施設無作為化オープンラベル⽐較対照試験
被験者数︓ 合計300名程度
2023年5⽉ 主要評価項⽬︓ 全⽣存期間(OS)
① CBP501 5,500
〜2025年12⽉ *詳細内容は今後変更の可能性があります。
臨床第3相試験費⽤
Ø 上記内容を想定した第3相試験費⽤⾒通し 55〜65億円
(そのうち約10億円は前回ファイナンスで調達済み)
Ø 差額約55億円を今回のファイナンスで調達する計画

継続的な基礎研究に係る諸費⽤
② 運営資⾦ 2023年7⽉
346 ⼈件費、外注費、事務⽤消耗品費等の販売費及び⼀般管理費
(基礎研究費⽤*、 〜2024年4⽉
販売費及び⼀般管理費)
Ø2024年5⽉以降の運営資⾦は既有の現預⾦を充当

合計⾦額 5,846
*基礎研究費⽤には、前臨床試験以前の段階のパイプラインであるCBT005、CBP-A08、IDO/TDO⼆重阻害剤等に関する研究費⽤が含まれています。




新株予約権のイメージ

条件の異なる2つの新株予約権で、株価への短期的影響を軽減
⾏使価額の修正
前週終値の94%に修正
株価
※第20回は発⾏⽇の1年後に修正型へ⾃動移⾏

⾏使価額
⾏使が⾏われる
株価⽔準 第20回:
当初⾏使価額
(下限⾏使価額以上の⽔準)
1,781円
(発⾏決議⽇の直前取引⽇終値
×110%)
第19回:
修正後
当初⾏使価額
下限⾏使価額
ディスカウント 1,619円
971.4円 (6%) (発⾏決議⽇の直前取引⽇終値
(発⾏決議⽇の直前 ×100%)
取引⽇終値×60%) 下限⾏使価額の設定 ⇒ 株価下落時の配慮

⾏使時の資⾦調達

資⾦調達の額の
交付株式数は固定(⾏使時の株価⽔準に応じ資⾦調達額が変動します)
イメージ
第19回新株
割当時の 予約権に
1年間 2年間
資⾦調達 よる調達
第20回新株
本新株予約権の 予約権に
対価の払込 ⾏使 ⾏使 ⾏使 ⾏使 ⾏使 ⾏使 期間 よる調達

* 上図はイメージであり、実際の当社株価の推移を予想または保証するものではありません。

キャンバスを知る情報源
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アナリストレポート
Ø フェアリサーチ 2023年10⽉25⽇最新版
『ESMOでの発表︓新たな地平を開く可能性』
Ø シェアードリサーチ (随時更新)
https://sharedresearch.jp/ja/4575

TV・インターネット番組等出演
Ø アイロゴス主催 櫻井英明WEB株式講演会&企業IRセミナー
2023年5⽉27⽇配信(河邊・加登住出演)

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