ノンアルコール手指消毒剤の事業化に関する基本覚書締結について

2018 年 9 月 13 日
各 位

会 社 名 キョーリン製薬ホールディングス株式会社
代表者名 代表取締役社長 穂川 稔
(コード:4569、東証第 1 部)
問合せ先 社長室 コーポレートコミュニケーション部長 宮木 修次
(TEL.03-3525-4707)



ノンアルコール手指消毒剤の事業化に関する基本覚書締結について



キョーリン製薬ホールディングス株式会社の子会社である杏林製薬株式会社(本社 東京都千代田区、

代表取締役社長:穂川稔、以下「杏林製薬」
)は、吉田製薬株式会社(本社:東京都中野区、代表取締役
社長 遠藤 正洋、以下「吉田製薬」
)と、この度、吉田製薬が医薬部外品として開発しているノンアル
コール手指消毒剤の事業化に関する基本覚書契約を締結しました。
現在、杏林製薬と吉田製薬は環境除菌・洗浄剤「ルビスタ®」を共同で販売しております。さらに、今
回の契約締結により、ノンアルコール手指消毒剤についても2019年春の事業化を目指し両社共同で取り
組みを開始致します。


医療関連感染の感染経路として最も頻度が高いのは手指や環境表面を介した接触感染であり、その予
防策としてよく手を触れる環境表面と手指の衛生管理が重要とされています。手指衛生では CDC(米国
疾病予防管理センター)
、WHO(世界保健機関)ガイドライン等でアルコール手指消毒剤の使用が推奨さ
れる一方、アルコール過敏体質やアルコール製剤の高頻度使用による手荒れ等により既存の手指消毒剤
の継続的な使用が困難な医療従事者が存在し、こうしたケースにも対応できる製品が望まれています。


当社グループでは、2011年の環境衛生事業への参入以来、医療機関等で日常の感染予防管理の重要性
が高まっていることに注目し、環境感染の制御を通じて医療ニーズ・人々の健康に貢献すべく、積極的に
事業活動に取り組んでいます。こうした中、杏林製薬は医療関連感染対策分野に強みを持つ吉田製薬と
ノンアルコール手指消毒剤の事業化を進めることにより、医療機関等における感染予防管理への取り組
みに貢献して参ります。


なお、今回の契約締結による2019年3月期の連結業績予測に与える影響は軽微です。
以上
参考資料
◆ 吉田製薬株式会社について
設 立:1950 年7月
社 長:遠藤 正洋
売 上 高:約 96 億円(2017 年度 12 月期)
従 業 員:220 人(2017 年 12 月期)
概 要:吉田製薬は創業以来、 日本薬局方医薬品の専門メーカーとして主に医療用医薬品の生産・販売
を行うと共に、現代医療における病院感染対策の重要性に注目し、優れた殺菌消毒薬、滅菌
製剤を開発して事業を展開しております。

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