トビラシステムズ、迷惑電話に関する独自調査レポートを公開 特殊詐欺や強盗の温床、迷惑電話や「アポ電」に注意

報道各位
2023 年 3 ⽉ 30 ⽇
トビラシステムズ株式会社




トビラシステムズ、迷惑電話に関する独⾃調査レポートを公開
特殊詐欺や強盗の温床、迷惑電話や「アポ電」に注意
〜特殊詐欺被害額 8 年ぶり増、政府も緊急対策プラン策定で警鐘鳴らす〜



トビラシステムズ株式会社(本社:愛知県名古屋市、代表取締役社⻑:明⽥ 篤、証券コード:
4441、以下「トビラシステムズ」)は、当社の「迷惑情報データベース」をもとに、迷惑電話に関
する独⾃調査レポートを公開します。また、特殊詐欺被害の増加や強盗事件の多発などが昨今問題
となっている中で、犯罪の温床になりやすい迷惑電話や「アポ電」に関する注意喚起を⾏います。


■特殊詐欺被害額が 8 年ぶり増加、「闇バイト」強盗事件も社会問題に
警察庁の発表によると、2022 年の特殊詐欺の認知件数は 17,520 件(前年⽐+3,022 件)、被害
額は 361.4 億円(前年⽐+79.4 億円)で前年から⼤きく増加し、被害額は 8 年ぶりの増加に転じま
した。
また、昨年から今年にかけて発⽣している広域強盗事件について、フィリピンの収容所から犯⾏
の指⽰を出していた疑いのある中⼼メンバーが、特殊詐欺事件にも関与していた疑いで逮捕されま
した。特殊詐欺や広域強盗事件を背景に、犯⾏前にターゲットの資産などを聞き出す「アポ電」の
増加や、SNSで犯罪の実⾏役を募る「闇バイト」などが社会問題となっています。


政府はこれらの状況を踏まえ、2023 年 3 ⽉ 17 ⽇に犯罪対策閣僚会議を開き、「SNSで実⾏犯
を募集する⼿⼝による強盗や特殊詐欺事案に関する緊急対策プラン」を策定しました(※1)。同
プランにおいて、⾼齢者の⾃宅電話に犯罪者グループ等から電話が架かることを阻⽌するため、特
殊詐欺の予兆電話等に利⽤された電話番号からの着信を機械的に阻⽌する⽅策の検討や、⾮通知設
定の電話等を⾃動で拒否できる端末の普及促進に取り組むよう要請するなどしています。


※1 令和5年3⽉ 17 ⽇ 犯罪対策閣僚会議「SNSで実⾏犯を募集する⼿⼝による強盗や特殊詐欺事案に関
する緊急対策プラン」(https://www.kantei.go.jp/jp/singi/hanzai/kettei/230317/honbun-1.pdf)
■特殊詐欺の犯⾏⼿段は約 99%が電話、「アポ電」も急増
警察庁の発表によると、2022 年の「オレオレ型特殊詐欺(※2)」の被害において、被害者への
接触⼿段として犯⾏の最初に⽤いられたツールの約 99%が「電話」と報告されています。
また昨今、特殊詐欺や強盗などの犯⾏前にターゲットの資産、家族構成、利⽤⾦融機関、在宅状
況などを聞き出す予兆電話、いわゆる「アポ電」が各地で多発しています。警察庁の発表で、2022
年に確認された予兆電話は 120,701 件(前年⽐+20,186 件)と急増しています。
「アポ電」には、親族や警察官、役所や⾦融機関の職員を装う電話のほか、テレビ局のアンケー
トを名乗る不審電話や、不⽤品買取業者を名乗る不審電話など、様々な事例が報告されています。
特殊詐欺や強盗事件が多発するいま、特に被害にあいやすい⾼齢者を狙う詐欺電話や「アポ電」
への対策が急務となっています。




データ引⽤元:警察庁発表「令和4年における特殊詐欺の認知・検挙状況等について(暫定値版)」
(https://www.npa.go.jp/bureau/criminal/souni/tokusyusagi/tokusyusagi_toukei2022.pdf)




※2 特殊詐欺⼿⼝のうち、「オレオレ詐欺」「預貯⾦詐欺」および「キャッシュカード詐欺盗」の3類型を
合わせた総称。
■【独⾃調査】固定電話にかかる迷惑電話の約 75%が「悪質営業・勧誘」
トビラシステムズでは、特殊詐欺の疑いがある電話のほか、悪質な営業・勧誘などを⾏う迷惑電
話についても調査を⾏っています。これらの迷惑電話には、犯罪の温床となりやすいものや、⽔⾯
下で発⽣しているが犯罪としては検挙されにくい消費者トラブル等の「グレーゾーン犯罪」につな
がるものが含まれている可能性があります。
当社の調査において、2022 年の固定電話にかかる着信の約 20%、およそ 5 件に 1 件が迷惑電話
であることがわかりました。また、固定電話にかかる迷惑電話のうち約 75%は、断ったにも関わら
ず再度勧誘したり、社名を偽ったりするなど、特定商取引法に抵触するような電話勧誘を⾏う「悪
質営業・勧誘」の電話でした。「悪質営業・勧誘」の内訳においては、不⽤品買取、電気料⾦、リ
フォーム、健康⾷品・美容商品などの電話が上位に挙がっています。




⽼後に備え多くの資産を保有する⾼齢者や、家族と離れて独居する⾼齢者などは、特殊詐欺や強
盗、「グレーゾーン犯罪」などの危険にさらされやすい状況にあります。⼀⽅で、独居の⾼齢者な
どは家族の⾒守りや防犯が⾏き届きにくい場合もあります。
犯罪被害の⼊り⼝となりやすい固定電話において、迷惑電話防⽌機器などテクノロジーを活⽤し
た対策を進め、特殊詐欺や「アポ電」などの不審電話を根本から遮断することが重要です。
特殊詐欺は「⾃分は騙されない」と考えている⼈ほど被害にあいやすい傾向があります。特に⾼
齢のご家族がいる⽅は、防犯について⽇頃からコミュニケーションを図る、迷惑電話防⽌機器の導
⼊をサポートするなど、可能な対策を講じてください。


■固定電話でできる特殊詐欺や「アポ電」の対策


(1)特殊詐欺対策サービス等による不審電話の遮断
特殊詐欺対策サービスや発信者番号を表⽰するサービス、警告メッセージを流す通話録⾳装置など
を活⽤し、特殊詐欺や「アポ電」などの不審な電話に出ないよう対策を⾏ってください。


【特殊詐欺対策サービスの例】
・迷惑電話フィルタサービス
トビラシステムズが提供する固定電話外付け型の迷惑電話対策機器「トビラフォン」、ホームゲー
トウェイのオプションサービス、専⽤機器不要のネットワーク型サービスなどがございます。
迷惑電話検出率約 97%の⾼い精度で、特殊詐欺や「アポ電」をブロックします。ご利⽤の電話環境
に合わせてご活⽤ください。


トビラシステムズの固定電話向けサービス:
https://tobilaphone.com/landline/


・固定電話から迷惑電話対策機能のあるスマートフォンへの転送
固定電話への着信を迷惑電話対策機能のあるスマートフォンに⾃動転送することで、迷惑電話をブ
ロックする⽅法です。スマートフォンに搭載された迷惑電話ブロック機能により不審電話を遮断し
ます。
なお、この⽅法では、固定電話側に発信者の電話番号を表⽰するサービスの契約が必要になります
が、東⽇本電信電話株式会社(NTT 東⽇本)および⻄⽇本電信電話株式会社(NTT ⻄⽇本)が、
70 歳以上の契約者または 70 歳以上の⽅と同居している契約者の回線を対象に、ナンバー・ディス
プレイおよびナンバー・リクエストの⽉額利⽤料および⼯事費の無償化をはじめます。
トビラシステムズのスマートフォン向けサービス:
https://tobilaphone.com/mobile/


NTT 東⽇本のニュースリリース:
https://www.ntt-east.co.jp/release/detail/20230322_01.html


NTT ⻄⽇本のニュースリリース:
https://www.ntt-west.co.jp/news/2303/230322a.html



(2)電話の相⼿に情報を教えない
万が⼀不審な電話に出てしまった場合、資産や家族構成などの情報を相⼿に教えないでください。
特に「お⾦」や「キャッシュカード」などの話が出た場合は特殊詐欺を疑い、電話を切ってくださ
い。


(3)警察へ通報・相談窓⼝の利⽤
「アポ電と思われる電話があった」「不審な電話が頻繁にかかってくる」など、危険や不安を感じ
た場合は、すぐに警察に通報してください。なお、犯罪に該当するかわからないが相談したい場合
は、警察相談専⽤電話(#9110)や消費者ホットライン(局番なし・188)なども利⽤できます。



■本件に関する報道関係のお問い合わせ先
トビラシステムズ株式会社
〒460-0003 愛知県名古屋市中区錦2丁⽬ 5-12 パシフィックスクエア名古屋錦7F
担当:営業企画部 広報主任 岩渕
TEL:050-3646-6670(直通)
FAX:052-253-7692
URL:https://tobila.com/

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