『当社経営に関する考え方及び方針等』に関するお知らせ

2019 年2月 12 日
株主・投資家の皆様へ
会 社 名 株式会社バンク・オブ・イノベーション
代表者名 代 表 取 締 役 社 長 樋口 智裕
(コード番号:4393 東証マザーズ)
問 合 せ 先 取締役 CFO 経営管理部長長 内
河 三佳
(TEL. 03-4400-1817)




『当社経営に関する考え方及び方針等』に関するお知らせ


拝啓 平素は格別のご高配を賜り厚く御礼申し上げます。
本日、株主・投資家の皆様に対して、『当社経営に関する考え方及び方針等』を下記の通り
発信いたします。一歩ずつにはなりますが、株主・投資家の皆様と当社経営陣でお互いにとって
より良い関係の構築に資することができればと考えております。
敬具





<企業理念の追求>
当社は、企業理念として掲げているロマン(世界で一番「思い出」をつくるエンターテイメン
ト企業)と企業信念(良いものは必ず評価される)のもと、価値ある IP コンテンツの創出
によって、エンターテイメント領域において広く社会に貢献できる企業となるよう、経営陣、
従業員一丸となって、一層精励してまいります。
そして、誠実な経営で、中長期的に当社株式1株当たり株主価値を向上させてまいりたい
と考えております。


<独自の強みの追求>
競争社会においては、何も対策をしなければ、当然に将来フリー・キャッシュ・フロー(以下、
将来 FCF)は悪化し、当社の全てのステークホルダーが損失を被ることになります。そのような
状態にならないように、当社は、独自の強みにもとづく競争優位なものを確立・強化し続けて
まいります。
なお、独自の強みの本源的な内容については、全ステークホルダーの利益に反しないよう
開示しておりません。


<良いものづくり>
当社は、
「品質最優先」を開発における最重要事項としております。目安となるリリース頻度
については開示しておりますが、リリースを想定していた時点でゲーム及びサービスの質に
納得がいかなけれ ばリリース時期を変更し てさらなるブラッシュア ップを実施する方針
であることから、個々の新作ゲーム及びサービスについて、リリース時期をお約束することは
しておりません。
当社が中長期的に向上させたいと考えている当社株式1株当たり株主価値は、株主価値を
発行済株式総数で割ることによって算出される数値であり、その株主価値の源泉となるものは、
将来 FCF であります。リリース時期に追われることなく、良いものづくりをしたいと考えている
従業員とお互いを尊重しながらゲーム及びサービスの開発を行うことが、ユーザーの満足度
最大化に繋がり、その結果、将来 FCF 最大化に繋がっていくものと考えております。


<投資拡大コントロール>
将来 FCF は、将来における営業利益をベースにしたキャッシュ・イン・フロー側(+)から
投資によるキャッシュ・アウト・フロー側(-)を差し引いたものであると整理すると、営業
利益を拡大させることのみでなく過度な投資拡大を抑えることも、将来 FCF を高めるにあたっ
て非常に重要であると考えております(簡略化のため税金、償却費等を記載しておりません)。
そのため、当社では、投資額の急拡大を避けながら、経営をしております。具体的には、
「たくさんタイトルを作って、そのうち一部のみがヒットして、多くが失敗する」という形
ではなく、「当社の経営資源でヒットできる本数のみ作る」という形を選択しております
(ヒットをお約束するものではありません)

当社は、2015 年「幻獣契約クリプトラクト」リリース、2016 年リリースなし、2017 年
「ミトラスフィア」リリース、2018 年リリースなし、というように、2015 年以降において
2年に1本のペースで、主力ゲームタイトルをリリースしてまいりました。2019 年以降は、
主力ゲームタイトルについて年平均1本程度のリリース、主力ゲームタイトル以外も含めて、
年平均1本~2本程度のゲーム及びサービスをリリースしたいと考えております。


<経営の時間軸>
当社のゲーム開発期間は、2年~3年程度(目安)
、リリース後の運営期間は5年~10 年程度
(目安)を見込んでおりますので、1タイトルの時間軸は 10 年程度(目安)を見ております。
またそれ以降も IP としての価値が続いていくものと考えております。
当社は事業を長い時間軸で見ており、当社経営におけるあらゆる判断は、この事業の時間軸に
合わせることによって、事業が最大の将来 FCF を生み出せるよう行ってまいります。





<借入、新株発行>
当社は、成長投資資金や将来不確実性への備えだけでなく、景気等が悪化した際における
積極投資資金を確保するため、主に金融機関からの借入により資金調達を行っております。
これらの資金を確保したと判断した際には、利息負担を抑えるため、借入額を減少させていく
予定であります。
新株発行による調達については、当社は当社株式1株当たり株主価値を向上させていきたい
と考えておりますので、極力実施しない方針であります。


<配当、自己株式取得>
当社は、内部留保して再投資を行うか、配当を行うかの判断について、中長期的に当社株式を
保有していただける株主・投資家の皆様にとって、どちらがプラスであるかを考えて行ってまい
ります。当面の間は、内部留保して再投資したほうが、将来 FCF を高めるものと判断しておりま
すので、配当実施の可能性及びその実施時期等については未定となっております。
自己株式取得については、株価が割安と考えられる水準である場合において、他の配慮事項を
満たした時点で、株主還元として実施してまいります。


<決算数値>
当 社は、例 えば1年 のよう な短期間 における 営業利 益 の減少 が見込ま れ る状 況にある
としても、投資を行うことによって将来 FCF が高まると判断した場合には、継続的に必要十分な
投資を行ってまいります。
決算数値については、中長期的に当社株式1株当たり株主価値を向上させていくにあたって、
数値面の観点から進み具合をご確認いただくものとの位置づけで見ていただきたいと考えて
おります。


<最後に>
当社は、良いものづくりを行うことによって、将来 FCF を高め、その結果、中長期的に
当社株式1株当たり株主価値を向上させてまいりたいと考えております。そして、当社経営陣が
考えている当社株式1株当たり株主価値の向上に合わせて株価も上昇しそれらが近似して推移
することで、一部の株主・投資家の経済的損失によってではなく中長期的な当社株式1株当たり
株主価値の向上によって、当社の全ての株主・投資家の皆様に当社株式保有期間及び保有割合に
応じた経済的利益を受け取っていただきたいと考えております(経済的利益をお約束するもの
ではありません)

株主・投資家の皆様におかれましては、ゲーム及びサービスの開発期間及び運営期間を考えた
長い目線で見ていただきたいと考えており、「誠実な経営」「中長期的な当社株式1株当たり
株主価値の向上」のためのご助言を頂戴できますと大変ありがたく存じます。




当社は、短期的な株価上昇・維持を目的とした株価対策を行いませんが、一方で、株価変動に
より、中長期的に当社株式を保有していただける株主・投資家の皆様にご心配をおかけしている
ことも事実であると考えております。当社は、株主・投資家の皆様に当社をご理解いただくため
に重要あるいは有益であると判断した情報(マイナス情報含む)について、競争優位に関する
情報を除き、積極的かつ公平に開示していくことをお約束いたします。
以上




本情報は、現状想定している事業展開が前提であり、また将来の見通しに関する情報を含みます。
これらは、2019 年2月 12 日時点で入手可能な情報に基づき判断したものであり、将来の業績を
保証するものではなく、様々な要因の変化等により、実際の業績とは異なる可能性があります。
本資料の作成にあたっては、記載されている情報に誤り・遺漏等が無いよう細心の注意を払って
おりますが、その情報の正確性及び完全性を保証するものではありません。


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