電通、米国の多文化対応型の総合広告会社「グラビティー・メディア社」の株式100%取得で合意

2016 年 11 月 17 日
株式会社 電 通
代表取締役社長執行役員 石井 直
(東証第1部 証券コード:4324)


電通、米国の多文化対応型の総合広告会社
「グラビティー・メディア社」の株式 100%取得で合意


株式会社電通(本社:東京都港区、代表取締役社長執行役員:石井 直、資本金:746 億 981
万円)の海外本社「電通イージス・ネットワーク」は、米国において多文化に対応した広告コ
ミュニケーション・サービスを提供する総合広告会社「Gravity Media, LLC」
(本社:ニュー
ヨーク市、CEO Yuriy Boykiv、 「グラビティー メディア社」 の親会社である Findr Group
: 以下 ・ )
(ファインダー・グループ)の株式 100%を取得することにつき、同社株主と合意しました。


2009 年に PR 会社としてスタートしたファインダー・グループは、現在では 3 つの企業か
らなるグループへと成長しています。多文化・多言語のクリエーティブに対応する総合広告会
社「Gravity Media」(グラビティー・メディア社)
、総合デジタルエージェンシーの「Findr
Interactive」(ファインダー・インタラクティブ社)
、PR サービスを提供する「Triomphant
Communications」
(トリオンファント・コミュニケーションズ社)の 3 社です。
グラビティー・メディア社が基幹エージェンシーとしての役割を担い、専門性の高いデジタ
ルと PR の領域を担う他の 2 社と連携することで、顧客企業に高品質なサービスを提供してい
ます。


本件買収の背景には、米国における人口構成の変化とそれに伴う顧客企業ニーズの高まりが
あります。具体的には、米国は多文化で成り立っており、米国国勢調査局の推計によると 2030


年には人口に占める多文化層の割合は更に増加し、 割に達すると見られています。そのため、
顧客企業からはこれまで以上に、多様な文化背景を持つ生活者にきめ細かく対応したサービス
の提供が求められています。


当社ではこうした状況を踏まえ、多文化向けの広告コミュニケーションに定評のあるグラビ
ティー・メディア社を買収することにしました。
グラビティー・メディア社は、米国を代表する業界誌『Advertising Age』で 2013、14、15
年と 3 年連続で、アジア系アメリカ人向けのサービスで最大の売上を誇る企業と評価されてい
ます。また同社は 20 カ国以上の言語に対応できる人材をそろえています。





今後当社は、米国に展開するグループ各社とグラビティー・メディア社など 3 社との連携を
図っていくことで、米国における成長戦略を加速させていきます。


なお、本件が当社の 2016 年 12 月期の連結業績に与える影響は軽微です。




【グラビティー・メディア社の概要】
社 名 : Gravity Media, LLC
親会社のファインダー・グループは、Gravity Media, Findr Interactive、
Triomphant Communications の 3 社で構成されている
本社所在地 : 米国・ニューヨーク市
ロンドン市にも営業拠点を構える
設 立 : 2009 年 5 月
株主構成 : 株式取得後、電通イージス・ネットワーク 100%
収益(Revenue): 700 万ドル(約 7.6 億円)
(2015 年 12 月期)
代 表 者 : Yuriy Boykiv(創業者兼 CEO)
従業員数 : 33 名
事業内容 : 多文化に対応した広告コミュニケーション・サービスを提供


以 上




【本件に関する問い合わせ先】
株式会社電通 コーポレート・コミュニケーション室 広報部
長澤、謝 TEL:03-6216-8041





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