電通、台湾の有力デジタルマーケティング・エージェンシー「WIS社」の株式100%取得で合意

2016 年 7 月 14 日
株式会社 電 通
代表取締役社長執行役員 石井 直
(東証第1部 証券コード:4324)


電通、台湾の有力デジタルマーケティング・エージェンシー
「WIS 社」の株式 100%取得で合意


株式会社電通(本社:東京都港区、代表取締役社長執行役員:石井 直、資本金:746 億 981
万円)の海外本社「電通イージス・ネットワーク」は、台湾の有力デジタルマーケティング・
エージェンシーである「WIS Performance Media Inc.」
(本社:台北市、以下「WIS 社」)の株
式 100%を取得することにつき、同社株主と合意しました。


2005 年に設立された WIS 社は、台湾の SEM 市場のおよそ 6 割を占める中小零細事業者の
需要に対して、パフォーマンスマーケティング領域のサービスを提供し、急成長してきました。
100 名の従業員を抱える同社は、台湾でサーチエンジン会社上位 2 社の広告枠を販売できる権
利「公認リセラーステータス」※1 を保有しており、さまざまな業種にまたがる約 1,500 社にデ
ジタルマーケティング・サービスを提供しています。また、WIS 社は Google のアナリティク
ス・パートナーにもなっています。


株式取得後、当社は WIS 社を当社グループの 9 つのグローバルネットワーク・ブランド※2
の 1 つである iProspect(アイプロスペクト)の台湾拠点と合併します。WIS 社が加わること
で、台湾でナンバーワンの広告会社グループである当社のビジネス基盤がさらに強固なものと
なり、パフォーマンスマーケティング領域に強みを持つ iProspect 台湾のビジネス規模も倍増
することになります。
今後、WIS 社はブランド呼称を「iProspect WIS」とし、グループ各社との連携を図りなが
ら、台湾のデジタル領域での成長戦略を加速させていきます。


当社グループのメディア・コミュニケーション・エージェンシーである Carat(カラ)が行
っている世界の広告費成長率予測(2016 年 3 月)によると、台湾の 2015 年のデジタル広告費
は、前年比で 15.0%増でした。2016 年、2017 年も 2 桁成長(それぞれ 13.7%増)が続くと予
測しています。


なお、本件が当社の 2016 年 12 月期の連結業績に与える影響は軽微です。




※1 広告主とサーチエンジン会社との間を仲介し、広告主の代わりにメディアを購入する台湾特有のビジネス

形態。
※2 電通の海外事業を統括する「電通イージス・ネットワーク社」(ロンドン)は、9 つのグローバルネット

ワーク ブランドを中心に世界でビジネスを展開しています。 つのブランドとは、
・ Carat、Dentsu
(Dentsu
Brand Agencies)、Dentsu media、iProspect、Isobar、mcgarrybowen、MKTG、Posterscope、Vizeum
を指します。


【WIS 社の概要】
社 名 : WIS Performance Media Inc.
本社所在地 : 台湾・台北市
設 立 : 2005 年 8 月
株主構成 : 株式取得後、電通イージス・ネットワーク 100%
収益(Revenue): 1 億 1,200 万台湾元(約 3.6 億円)
(2015 年 12 月期)
代 表 者 : Simon Wu (創業者兼 CEO)
Fay Lo (Vice President)
David Lee (Business Director, Overseas Business Development)
従業員数 : 100 名
事業内容 : デジタルマーケティング全般のサービスを提供


以 上





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