電通、オーストラリアの有力デジタルマーケティング・エージェンシー「スコーチ社」の株式51%取得で合意

2016 年 6 月 7 日
株式会社 電 通
代表取締役社長執行役員 石井 直
(東証第1部 証券コード:4324)


電通、オーストラリアの有力デジタルマーケティング・エージェンシー
「スコーチ社」の株式 51%取得で合意


株式会社電通(本社:東京都港区、代表取締役社長執行役員:石井 直、資本金:746 億 981
万円)の海外本社「電通イージス・ネットワーク」は、オーストラリアの有力デジタルマーケ
ティング・エージェンシーである「Scorch Pty Ltd」(本社:メルボルン市、創業者兼 CEO:
Terence Hooi、以下「スコーチ社」
)の株式 51%の取得と、今後、完全子会社化するオプショ
ンを当社グループが有することにつき、同社株主と合意しました。


2006 年に設立されたスコーチ社は、メルボルン市に本拠地を置き、シドニー市、フィリピ
ン・マニラ市にも拠点を構えています。同社は 50 名の従業員を抱え、各地の中小企業を対象
に、SEO(Search Engine Optimization)をはじめとするパフォーマンス領域のデジタルマー
ケティング・サービスを提供しており、それには広告やウェブサイトなどのデザイン、コンテ
ンツ制作、ソーシャルメディア・マーケティング、E メール・マーケティング、データ解析と
いったサービスが含まれます。


株式取得後、当社はスコーチ社を当社グループの 9 つのグローバルネットワーク・ブランド

の 1 つで、同様のデジタルマーケティング事業を展開する iProspect(アイプロスペクト)の
ネットワークに組み込みます。ブランド呼称を Scorch iProspect(スコーチ・アイプロスペク
ト)とし、グループ会社との連携によりシナジーを生み出していくことで、オーストラリアで
の成長戦略を加速させていきます。


当社グループのメディア・コミュニケーション・エージェンシーである Carat(カラ)が行
っている世界の広告費成長率予測(2016 年 3 月)によると、オーストラリアの 2015 年のデジ
タル広告費は、前年比で 11.8%増でした。2016 年と 2017 年もそれぞれ 7.8%増、7.3%増と堅
調な成長が続くと予測しています。


なお、本件が当社の 2016 年 12 月期の連結業績に与える影響は軽微です。





※ 電通の海外事業を統括する「電通イージス・ネットワーク社」(ロンドン)は、9 つのグローバルネット

ワーク ブランドを中心に世界でビジネスを展開しています。 つのブランドとは、
・ Carat、Dentsu
(Dentsu
Branded Agencies) Dentsu media、
、 iProspect、Isobar、mcgarrybowen、MKTG、Posterscope、Vizeum
を指します。


【スコーチ社の概要】
社 名 : Scorch Pty Ltd
本社所在地 : オーストラリア・ビクトリア州・メルボルン市
シドニー市、フィリピン・マニラ市にも拠点を構える
設 立 : 2006 年 5 月
株主構成 : 株式取得後、
電通イージス・ネットワーク 51%
同社経営陣 49%
収益(Revenue): 356 万オーストラリアドル(約 2.8 億円)
(2015 年 12 月期)
代 表 者 : Terence Hooi(創業者兼 CEO)
Kevin Hooi (創業者兼 Director)
従業員数 : 50 名
事業内容 : デジタルマーケティング全般のサービスを提供


以 上





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