電通、インド「ウガム社」買収により、米国等のグローバル企業に対してデータアナリティクス領域におけるオフショアサービスを強化

2019 年 7 月 16 日
株式会社 電 通
代表取締役社長執行役員 山本 敏博
(東証第 1 部 証券コード:4324)


電通、インド「ウガム社」買収により、米国等のグローバル企業に対して
データアナリティクス領域におけるオフショアサービスを強化

株式会社電通(本社:東京都港区、代表取締役社長執行役員:山本 敏博、資本金:746 億
981 万円)は、海外本社「電通イージス・ネットワーク」※を通じて、インドのデータ分析会社
「Ugam Solutions Private Limited」
(本社:ムンバイ市、共同創業者兼 CEO:Sunil Mirani、
以下「ウガム社」)の株式 87%を取得すること、および今後完全子会社化するオプションを当
社グループが有することにつき、同社株主と合意しました。


ウガム社は、2000 年にインドで設立されて以来、調査分析、小売分析、顧客の IT 導入支援、
E コマースのコンテンツ最適化等に強みを持つ、有力なデータ分析会社として成長を遂げてき
ました。現在では米国、オーストラリアにも拠点を構え、約 1,800 名の従業員が米国等のグロ
ーバル企業に対して、データアナリティクス領域におけるオフショアサービスをインドから提
供しています。その顧客企業は B2B 企業から B2C 企業まで幅広く、フォーチュン 500 社のう
ち 75 超の企業と長期的なビジネス関係を築いています。


本件買収の目的は、当社グループのグローバルネットワーク・ブランドの 1 つで、テクノロ
ジーを活用したデータ分析に強みを持つデータマーケティング会社「Merkle」(マークル、本
拠地:米国メリーランド州)の事業規模の拡大と、当社グループにおけるオフショアの分析サ
ービス機能を強化することにあります。今後当社は、ウガム社のブランド呼称を「Ugam, a
Merkle Company」
(ウガム・ア・マークル・カンパニー)へと改称し、マークルに新たなデー
タ分析能力を付加することで、より競争力の高いデータマーケティングサービスを提供してい
きます。


なお、本件が当社の 2019 年 12 月期の連結業績に与える影響は軽微です。

※電通の海外事業を統括する「電通イージス・ネットワーク」(ロンドン)は、10 のグローバルネットワーク・
ブランドを中心に世界でビジネスを展開しています。10 のブランドとは、Carat、Dentsu(Dentsu Brand
Agencies)、dentsu X、iProspect、Isobar、mcgarrybowen、Merkle、MKTG、Posterscope、Vizeum を
指します。





【ウガム社の概要】
正 式 社 名:Ugam Solutions Private Limited(ウガム社)
本 社 所 在 地:インド・ムンバイ市(インド 3 都市、米国、オーストラリアにも拠点を持つ)
設 立:2000 年 7 月
株 主 構 成:株式取得後、電通イージス・ネットワーク 87%
収益(Revenue):36 億 8500 万インドルピー(約 58.9 億円)
(2019 年 3 月期)
代 表 者:Sunil Mirani (Co-Founder and CEO)
従 業 員 数:1,838 名
事 業 内 容:データアナリティクス領域におけるオフショアサービス等を提供
以 上





4138