知財に関する考え方と取り組み状況について

IRリリース




2022年7月6日

スパイダープラス株式会社
(東証グロース:証券コード4192)


知財に関する考え方と取り組み状況について

スパイダープラス株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:伊藤謙自、以下、「当
社」といいます。)は、持続的な企業価値向上における知的財産及び無形資産(以下、「知
財」といいます。)の重要性が高まっていることを踏まえ、当社の知財に関する考え方及び取
り組み状況を公開することとしました。

当社は、建設DXサービス「SPIDERPLUS」を2011年にリリースしてから約10年間、紙図面
のペーパーレス化から始まり、建設業界のIT化の進展に応じて様々な機能を実装してきまし
た。
これらの過程で構築した機能群は当社の競争優位の源泉となっていることから、知財戦略を
重要度の高い経営事項と認識し、知財に対する取り組みを強化しております。

また、2022年8月に「リニューアル版SPIDERPLUS」を販売受付開始予定であり、当該プロ
ダクトは1,500超の新機能を実装予定です。様々な開発活動を積極的に進め、「建設DXのプラ
ットフォーム・プロダクト」に進化してまいります。
プロダクト開発に知財戦略を取り入れるとともに、積極的に知的財産権を取得してまいりま
す。これらの取り組みにより模倣困難性の高い機能群が構築され、当社の競争優位をさらに高
めるとともに、持続的な企業価値向上に貢献するものと考えております。
当社は、本取り組みを通して、建設DXの知財分野においてもトップシェアを目指してまいり
ます。


1.知財に対する考え方について
2021年6月に改定された「コーポレートガバナンス・コード」にも知財の重要性が明記され
るなど、その重要性は近年高まりを見せており、当社においても、競争優位の源泉となる知財
への投資は、持続的な企業価値向上に貢献すると考えております。

当社では、執行役員知財責任者(以下、「CIPO」といいます。)を中心とした知財管理体制
を構築し、中長期の成長戦略及びプロダクト・ロードマップに沿った知財戦略を策定しており
ます。
当該戦略に沿って、当社は現在、施工管理DXに関する機能やサービスについて、既に複数の
特許を取得しております。また、今後も積極的に知的財産権を取得し、知財ポートフォリオを
構築してまいります。
また、取得した知的財産権について積極的な情報開示を行う方針であり、当社プロダクト及
びサービスの提供価値を建設業界に発信することで、建設DX業界の知財分野でもトップシェア
を目指してまいります。
2.知財管理体制について

当社は、知財戦略を重要度の高い経営事項と考えており、知財管理体制として、執行役員に
CIPOを配置しています。CIPOには、上場会社からスタートアップまで複数社のCIPOを歴任
し、内閣府や特許庁から知財経営の成功事例を多数排出している株式会社MyCIPOの谷口将仁
氏が就任しております。

また、知財管理体制の構築は、競争優位の強化のみでなく、「知財を尊重し、他人の知財権
を侵害することなく経営する」リスクマネジメント及びコンプライアンスの観点でも有効に機
能するものと考えており、当社のガバナンス強化にも貢献するものと考えております。

3.取得済みの知的財産権について(今後、詳細開示予定)
当社が取得済みの知的財産権の一部を、以下のとおり紹介いたします。こちらの特許も含め
て、取得した重要な知的財産権については、今後詳細を開示予定です。


特許番号 登録日 発明の名称 ①対象機能(内容)
(略称) ②当該機能による顧客への価値

特許 2022年 建設画像撮影指示シス ①対象機能(内容)
第7015412号 1月25日 テム、建設画像撮影指 建設図面データ上に撮影指示を出し、写真または動画が
示方法及びプログラム 配置されたら、撮影指示を削除する。
(撮影指示削除)
②顧客への価値
施工記録において重要な写真撮影または動画撮影が撮影
者の熟練度に依存せず、記録品質の基準が向上する。

特許 2022年 建設画像配置システ ①対象機能(内容)
第7030251号 2月24日 ム、建設画像配置方法 建設図面データ上に、写真枚数または動画本数を表示す
及びプログラム る。
(写真枚数表示)
②顧客への価値
施工記録において必要な写真枚数または動画本数が表示
されることで、必要な記録量の抜けや漏れを防止する。



【本件に関するお問合せ】
スパイダープラス株式会社 経営企画部IR担当
メール問い合わせ先:ir@spiderplus.co.jp 電話問い合わせ先:03-6709-2834
以上

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