北九州市との立地協定締結に関するお知らせ

2024 年4月 26 日
各 位
会 社 名 三 和 油 化 工 業 株 式 会 社
代表者名 代表取締役社長執行役員 柳 均
(コード番号:4125 東証スタンダード・名証メイン)
問合せ先 取締役執行役員経営管理部長 熊﨑 聡
(TEL 0566-35-3021)


北九州市との立地協定締結に関するお知らせ

当社は、2024 年2月 20 日付「子会社の異動(合弁会社の設立)に関するお知らせ」にて開示のとお
り、エア・ウォーター・マテリアル株式会社と合弁会社を設立することを決議いたしました。
この度、2024 年4月 26 日付で北九州市と立地協定を締結いたしましたのでお知らせいたします。







1.北九州市との立地協定
九州地区は、半導体関連企業の工場建設や設備投資が急速に行われており、それらの稼働に伴い多く
の化学材料が使用され、また多量の産業廃棄物が発生すると予測されるため、資源のリユース・リサイ
クルに対するニーズはますます高まってまいります。当社及びエア・ウォーター・マテリアル株式会社
は、サステナブル社会の実現に貢献することを目的として、北九州市において合弁会社「サンワマテリ
アルソリューションズ株式会社」を設立し、半導体工場等から発生する有機溶剤等の産業廃棄物を再資
源化する工場拠点の建設を決定しました。
また、北九州市においては、この進出が九州全体の半導体サプライチェーンの強靭化につながること
を期待し、これを機に、北九州市における半導体や次世代電池等の未来産業の集積を促進し、
「稼げるま
ち」の実現につなげていく方針であることから、互いに大きなシナジー効果があると考えております。
この決定に伴い、当社、エア・ウォーター・マテリアル株式会社及び北九州市は立地協定を締結し、
共同の記者会見を実施いたしました。
( 左 )三和油化工業株式会社 代表取締役社長 柳 均
(中央)北九州市長 武内 和久 様
( 右 )エア・ウォ-ター・マテリアル株式会社 代表取締役社長 衞藤 昌彦 様




以上
サンワマテリアルソリューションズ株式会社
事業概要



2024年4月26日
事業をとりまく環境
◼ 九州地区には半導体関連企業を中心とする産業が集積し、今後も拡大すると見込まれています
◼ 資源を輸入に依存するわが国では国内資源循環へのニーズが高まり、市場規模も拡大します



これら工場が稼働すると、多くの化学材料が使用されますが、
廃棄物も大量に排出されます。
現状、九州地区においては有機溶剤等の化学材料をマテリアルリサイクル
できる会社がほとんどありません。


北九州に新会社を設立、工場を建設することを決定
⇒九州地区の資源循環を促進し、
サステナブル社会の実現へ貢献


ターゲット顧客の一例
・JASM
サンワマテリアルソリューションズ㈱
・ソニー
本社・工場予定地
・旭化成
(福岡県北九州市)
・三菱電機
・住友化学
・京セラ
・昭栄化学工業

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新会社の設立につきまして
新会社設立の目的
九州地区で半導体関連のものづくりが急速に増え、化学材料が大量に消費されますが、その原材料の多くは輸入品です。
輸入依存度の高い化学材料を国内で資源循環するため、三和油化工業㈱とエア・ウォーター・マテリアル㈱は合弁会社を
設立します。
今後の社会に必須となる化学材料をマテリアルリサイクルする九州地区初の事業として、ここ北九州市で推進してまいります。


三和油化工業 国内資源循環に貢献する機能と実績をもつリサイクルメーカー

エア・ウォーター・マテリアル 九州を基盤とする化学品販売で長年の実績をもつ専門商社

会社名称 サンワマテリアルソリューションズ株式会社
本社所在地 北九州市戸畑区牧山5丁目(AGC㈱北九州事業所内)
代表者 代表取締役社長 山本浩貴(やまもと ひろき)
事業内容 産業廃棄物の処理、再資源化
工業用薬品全般についての製造、販売
資本金 450百万円(資本準備金225百万円含む)
出資比率 三和油化工業(株)65%
エア・ウォーター・マテリアル(株)35%
設立年月日 2024年6月(予定)
新会社への投資額 約60億円(予定)
従業員数 約20名(2026年予定)・・・段階的に増員する予定です
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新会社の立地(詳細)

輸入に依存する化学材料の国内循環を北九州市にて行います!!(九州地区初)


所在地:北九州市戸畑区牧山5丁目(AGC株式会社 北九州事業所内)

工場外観(予想図)




工事期間(予定)
着工:2025年初頭
完工:2026年春
稼働開始:2026年中


船出荷用バース
バースを活用した船舶輸送も活用する予定です

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事業の全体像
◼ 九州エリアを中心に成長が見込まれる半導体関連企業等の産業廃棄物をマテリアルリサイクルします
◼ マテリアルリサイクルと燃料化リサイクルの2段構えで、サステナブル社会の実現に貢献します


排出事業者 サンワマテリアルソリューションズ 販売先

再資源化し新品同等の
顧客工場から排出される (1)マテリアルリサイクル 製品として販売
使用済み品(産業廃棄物)
中間処分許可(リサイクル手法) • 再生有機溶剤
蒸留、抽出、混合 • 再生リン酸
• 有機溶剤
• 肥料原料
• リン酸 リサイクル製品の製造
• その他 高度な分離・精製技術 蒸留設備 国内での
資源循環に貢献
混合設備

化石燃料の代替となる
(2)燃料化リサイクル
半導体メーカー 再生燃料
電子材料メーカー等 中間処分許可(リサイクル手法)
セメントメーカー
から排出される廃液等 中和、混合エマルジョン化 FUEL
等へ納入
を引取
廃棄物由来エネルギー等の製造
脱炭素志向を
均一に混ぜ合わせる技術 背景に、化石燃料
からのエネルギー転換


当社は、一般的な廃棄物処理事業者が設置する焼却炉、埋立施設等の
周辺環境への影響が懸念される設備は設置しません。 混合エマルジョン設備


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マテリアルリサイクルの独自性
◼ 新品に近い品質にまで分離・精製し、材料として再利用するマテリアルリサイクル
◼ 九州地区初の本格的なマテリアルリサイクル拠点として事業化
◼ CO₂負荷が新品より低い方法でマテリアルリサイクルを実施
独自技術でマテリアルリサイクルをソリューションします
①蒸留(有機溶剤収集量国内NO.1)
物質ごとに異なる沸点の温度差を利用して、
混合物から特定の物質を分離・濃縮する手法
②抽出(リン酸抽出分離を国内唯一事業化)
溶媒等に対する溶解度の差を利用して、
混合物から特定の物質を分離する手法
③混合
濃度の異なる複数の溶剤・酸等を混ぜ合わせ
成分調整をする手法


①蒸留設備 ②抽出設備




再生製品毎の環境負荷を数値化 (<新品) ③混合タンク
⇒再生製品の利用による脱炭素貢献促進

事業活動を通じ、輸入依存度の高い化学材料の
①調達リスク低減 ②コスト最適化 ③SDGs対応
を九州地区で実現します。 設備イメージ
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ご清聴ありがとうございました




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Appendix




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三和油化工業(株)の概要

弊社は、「環境ニーズを創造する」をテーマに事業展開しており、産業廃棄物のリユース・リサイクルと環境にやさしい
製品づくりを通じて、環境負荷の低減や資源の有効活用に注力してまいりました。
ESGを念頭に置いた経営や持続可能な開発目標(SDGs)に準じた事業活動を推進し、サステナブルな社会
形成に貢献し、「社会から必要とされる環境リーディングカンパニー」となることを目指しております。

会社名称 三和油化工業株式会社
本社所在地 愛知県刈谷市
代表者 代表取締役社長 柳 均(やなぎ ひとし)
事業内容 産業廃棄物の再資源化
リサイクル製品・化学品・油剤製品の製造販売
事業拠点
工場設備の撤去解体
資本金 1,588百万円
証券コード 4125(東証スタンダード市場/名証メイン市場)
設立年月日 1970年6月
売上高 173億円(2023年3月期実績)
従業員数 486名(2023年4月現在 グループ連結)
事業拠点 本社・事業所・営業拠点・グループ会社(右図)




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三和油化工業の事業内容
リユース、リサイクル、化学品事業を中心に展開しております。




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エア・ウォーター・マテリアル株式会社:会社概要

本社 〒105-8537 東京都港区浜松町2丁目13番7号 沿革
設立 2015年10月1日
資本金 150百万円
主要株主 エア・ウォーター株式会社
売上 504億円(連結ベース 2022年度) 創業 九州
役員 代表取締役社長/衛藤 昌彦
従業員数 269名
事 業 所 国内:24拠点
海外:6ヶ国(中国、台湾、タイ、シンガポール、
マレーシア、フィリピン)
事業内容 半導体薬品及び機器、化学工業製品他

業界別売上比率(%) 株主






宮崎物流センター
九州との関わり 住 所 宮崎県宮崎市清武町今泉字山ノ内丙1871 今泉工業団地内(〒889-1602)
設 立 1976年(※2024年4月15日 現住所に移設)
設備内容 危険物倉庫(152㎡) ・毒劇物(※)/一般倉庫(731㎡) ※空調完備(一部)
エア・ウォーター・マテリアルは、創業1661年の井上喜と創業1924年の阿部電材が 主配送車両 3台(トラック2台、ワゴン1台)
産業ガス大手エア・ウォーターのグループになり、2015年 合併・発足した会社になります。
特に九州地区では、井上喜が長年に渡り構築してきた物流基地・物流センターにて
電力及び半導体・化学品業界へ薬品などの商品を安定供給しております。
また、一般建設業の許可にて、九州域内の取引先様に工場向けの塗装や
タンク設置などの設備工事も行っております。
九州は、アジアに近いこともあり、弊社は30年前より海外展開も積極的に行っております。
特に東南アジアのネットワークで輸出入の機能をを九州域内の取引先様に提供しております。


事務所・物流センター・基地配置図
西九州物流センター
住 所 佐賀県三養基郡みやき町大字江口4662-1 (〒849-0112)
設 立 2008年
設備内容 危険物倉庫(約340m2)・毒劇物/一般倉庫(約781m2)・クリーンルーム(CR10000)
※空調完備(一部)・小型冷凍庫・冷蔵庫
主配送車両 2台

【太
危険物倉庫 一般/毒劇物倉庫 クリーンルーム 陽
光】




【防
草】




熊本物流センター
住 所 熊本県熊本市南区近見8丁目11-20(〒861-4101)
設 立 1981年
設備内容 危険物倉庫(約160+146m2)・毒劇物/一般倉庫(約1,162+710+310m2)
※空調完備(一部)・小型冷凍庫/冷蔵庫
主配送車両 3台




危険物倉庫


■海外拠点
Epoch Technology Co.,Ltd. (中国/上海)
Inotec Taiwan Co.,Ltd. (台湾/台北、新竹、台南)
Inoueki (Thailand) Co., Ltd. (タイ/バンコク)
Inoueki Singapore Pte Ltd. (シンガポール)
Inoueki (Malaysia) Sdn. Bhd. (マレーシア(クアラルンプール)
Inoueki (Malaysia) Sdn. Bhd. Kulim Office (マレーシア/クリム)
Inoueki Philippines, Inc. (フィリピン/ラグナ)
※他Gr会社
(中国/ハーネス、タイ/溶剤再生、台湾/高純度ガス、フィリピン/成形)

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