NVIDIA Jetsonシリーズに標準対応したエッジAIデバイス管理ソリューション「SyncLect Edge AI DMS」を開発

2023 年 4 月 6 日

株式会社ヘッドウォータース

(コード番号:4011 東証グロース)




NVIDIA Jetson シリーズに標準対応した
エッジ AI デバイス管理ソリューション「SyncLect Edge AI DMS」を開発
~ NVIDIA と連携し、スマートストアやスマートビルディング、スマートファクトリーを
大規模展開する企業へのサービス提供を開始 ~



AI ソリューション事業を手掛ける株式会社ヘッドウォータース(本社:東京都新宿区、代表取締役:篠田
庸介、以下「ヘッドウォータース」)は、米国 NVIDIA(本社:米国カリフォルニア州)のエッジ AI スーパーコ

ンピューター「NVIDIA Jetson」シリーズに標準対応したエッジ AI デバイス管理ソリョーション「SyncLect

Edge AI DMS(シンクレクト エッジ エーアイ ディーエムエス)」を開発しました。

「SyncLect Edge AI DMS」は、広域に大量設置したデバイスを遠隔モニタリングで一元管理することによっ

て、スマートストアやスマートビルディング、スマートファクトリーを展開する企業のデバイス管理業務に対

する負荷軽減と効率化を実現する、高性能かつセキュアなソリューションとなります。
■「SyncLect Edge AI DMS」開発の背景

スマートストアやスマートビルディング、スマートファクトリーを推進する大手企業の取り組みは、一部の

店舗や工場で実証実験を行う形で進められてきましたが、スマート化の有用性が実証され、次のステージとな

る高度化や全国導入といった大規模展開へと移行してきました。

しかし、こうしたスマート化の大規模展開において、エッジ AI デバイスの管理業務による負荷が大きな課題

となっています。従来、デバイス管理は保守要員が設置場所へ行って作業するため、設置エリアや台数に比例

して業務負荷が重くなる為です。



ヘッドウォータースは、これまでも NIVIDIA とのコラボレーション(※1)によって、「NVIDIA

Jetson」シリーズを活用したエッジ AI ソリューションを開発・提供することでスマート化を推進する企業を

支援してきました。

今回、スマート化の大規模展開におけるデバイス管理業務の負荷課題を解決する為、これまで培ったノウハ

ウと技術力を生かし、エッジ AI デバイス管理ソリューション「SyncLect Edge AI DMS」を開発、広域エリ

アに大量設置されたエッジ AI デバイスをクラウド上で集中管理することによって、保守要員が設置場所に行く

ことなく、迅速かつ的確なデバイス管理が可能となりました。



■「SyncLect Edge AI DMS」の機能紹介

① エッジ AI デバイスの一元管理&FOTA(※2)

・Web 管理画面(日本語表示)で設置デバイスの詳細情報を一覧表示

・デバイス ID とデバイス名、設置拠点だけ登録すれば、他の情報はエッジデバイスから自動取得

・デバイスのハブとなる親デバイスと実機子デバイスの関係性も表示

・遠隔地から設置デバイスの再起動も可能



② エッジ AI デバイスのモニタリング

デバイスに障害が発生した場合、その要因がハードウェアなのか、ソフトウェアによるものなのかを突

き止める必要があります。問題のあるデバイスの CPU 使用率、メモリー使用率、ディスク使用率、CPU

温度、連続稼働時間のデータを継続的に取得して Web 管理画面で確認することで問題の早期解決を実現

します。



③ オプション

・設置拠点や設置場所の管理、エッジ AI カメラキャリブレーションなどの機能追加にも対応

・サードパーティーのエッジ AI モデルを埋め込む事も可能
■今後について

NVIDIA からも「SyncLect Edge AI DMS」の性能を高く評価いただいており、スマートストアやスマート

ビルディング、スマートファクトリーを推進する大手企業に対する共同提案と共同マーケティングに両社で取

り組んで参ります。また、世界最先端のテクノロジーを搭載した「Jetson」シリーズと当社の技術力を掛け合

わせた、新たな高性能でセキュアなエッジ AI ソリョーションの開発についても一層強化して参ります。



・NVIDIA 日本代表 兼 米国本社副社長 大崎 真孝様コメント

「SyncLect Edge AI DMS」のリリース、お慶び申し上げます。小売、製造、物流、そして医療や介護の現

場などでエッジ AI が一般化されてきた今、大規模なデバイス管理への取り組みは非常に重要です。

SyncLect と NVIDIA AI プラットフォームとのコラボレーションにより、このような産業において、AI 活

用のさらなる拡大を期待しております。また、エッジ AI における高い技術力で、NVIDIA Metropolis をは

じめとする NVIDIA のさまざまなプログラムを今後もご支援いただくことを大変心強く思います。



・ヘッドウォータース 代表取締役 篠田コメント

スマートストアやスマートファクトリーを中心に、小売、物流、製造、医療、介護など各方面でスマート化の

ニーズが高まっております。当社のクライアント層も実証実験フェーズを終え、広範囲の実装を行う段階とな

りました。スマート化の推進にはエッジ側で高度な処理が必要なケースも多く、世界的にも圧倒的に高い評価

を得ているエッジ AI スーパーコンピューター「NVIDIA Jetson」シリーズの活用は必須となります。

「SyncLect Edge AI DMS」の完成により、「NVIDIA Jetson」シリーズの活用が広範囲かつシームレスに展

開できることで、各業界のスマート化を一気に推進できると期待しております。

マーケティング、ソリューション開発など、NVIDIA 社と幅広く連携を進めることで、社会の進化を進めてい

ければ幸いです。
なお、本件による当社の当期業績に与える影響は軽微であります。今後開示すべき事項が発生した場合には
速やかにお知らせいたします。


以上



■商標について
記載されている製品名などの固有名詞は、各社の商標または登録商標です。


※1:ヘッドウォータースと NVIDIA のコラボレーション実績について
・マルチ AI プラットフォーム「SyncLect」と混雑可視化ソリューション「comieru Live」が
「NVIDIA Jetson AGX Orin™」に対応
https://www.headwaters.co.jp/news/synclect_nvidia_jetson_agx_orin.html


・「NVIDIA Omniverse Partner Council Japan」に参画、デジタルツイン/産業向けメタバース推進で
協業開始
https://www.headwaters.co.jp/news/nvidia_omniverse_partner_council_japan.html


・「NVIDIA DX アクセラレーションプログラム」に参画し、NVIDIA 社とエッジ AI × DX 推進で協業
開始
https://www.headwaters.co.jp/news/nvidia_dx_program_edge.html


※2:FOTA とは
FOTA(Firmware Over-the-Air)は、モバイル端末や IoT デバイスなどのファームウェアを、無線通信に
よって遠隔で更新する技術です。通常、デバイスに新しい機能やセキュリティのアップデートを提供す
るために使用されます。



<会社情報>
会社名:株式会社ヘッドウォータース
所在地:〒163-1304 東京都新宿区西新宿 6-5-1 新宿アイランドタワー4階
代表者:代表取締役 篠田 庸介
設立 :2005 年 11 月
URL:https://www.headwaters.co.jp



<本件のお問い合わせ>
株式会社ヘッドウォータース
メール:info@ml.headwaters.co.jp

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