プレミアムブリッジサロン(2021年9月11日開催) Q&A
2021年9月17日
株式会社うるる
プレミアムブリッジサロン(2021年9月11日開催) Q&A
〇中期経営計画にかかる質問について
Q1. 中期経営計画上のFY24/3期の目標についてEBITDA 15億円を必達目標としているが、現
在の株価水準を考えると目標達成の確度が低いと市場からは捉えられているように感じる。実
現可能だと考えている点に関して投資家との対話が乏しいのではと思うがいかがか?
A1. 前提として、FY24/3期の目標達成の自信はあります。一方で、市場との対話という観点につ
いては、SNS等を通じた投資家様との対話の機会の増加や各種IRセミナーへの積極参加等の
取り組みを展開するなど、更にIRを強化すべく励んでおります。市場から適切に理解していただ
けるよう引き続き各種IR活動を展開してまいります。
株式会社うるる(東証マザーズ:3979)2021年9月11日開催 プレミアムブリッジサロン Q&A
〇各セグメントにかかる質問について
(NJSS)
Q2. プロダクトリニューアルが完了して1か月程経つが営業時の反響はどうか。成約率に影響が
出ていたりするか。また、今後のARPU上昇の可能性についてどう考えているか。
A2. 足元の状況にかかる具体的な言及は差し控えさせていただきますが、リニューアルによりUI
・UXが改善されたという点においては、我々としても手応えを感じている状況です。今回のリ
ニューアルはあくまで第一弾であり、引き続き新機能追加等を続けていくことでARPUを含むKPI
を良化していくことができるよう励む所存です。
Q3. NJSSのプロダクトリニューアルについて今後どのような付加価値を提供していけると考えて
いるか?
A3.具体的な今後の追加機能等については目下、検討中でありますが大きな方向性としては”入
札業務ワンストップサービス”をコンセプトに入札案件の分析にかかる新機能追加を行うことでさ
らなるユーザ利便性の向上を図りたいと考えております。
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Q4. デジタル庁の発足により各省の入札案件の一元化が進むとNJSSのプロダクト価値が一変
してしまうリスクを孕んでいると感じますがその点、どう考えているか。
A4.国が入札情報の一元管理を行うことはリスクとして認識しております。一方で足元のデジタル
庁の取り組みをみると、マイナンバーの普及等による社会生活インフラのデジタル化等がメイン
ターゲットとなっているように見受けられ、入札制度に係る制度改革には時間を要するのではな
いかと見ております。
当該リスク顕在化に対しては、NJSSというプロダクトそのものの利便性をより高めること、
fondeskやえんフォトといったNJSS以外の事業の成長、という2本柱で対処していきたいと考えて
おります。
Q5. 3年後のざっくりのイメージで構わないので、NJSSの売上・利益計画やCAGR(年平均成長
率)について伺いたい。
A5. 2021年5月に修正した中期経営計画において、FY24/3期の数値目標を掲げております。具
体的にはNJSS売上高27億円、EBITDA13.5億円であり、FY21/3期の売上高実績16億円と
FY24/3期の目標売上高27億円から算出されるCAGRは約19%となります。
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(フォト)
Q6. OurPhotoの買収金額が2億円というのはかなり大胆なM&Aであったと思う。えんフォトとの
シナジーによる投資回収を見込んでいると思うが、今後のシステム投資等の費用も考慮したうえ
で何年ほどで投下資本を回収できると考えているか。特に出張撮影の将来性は未知数であると
思うが、市場が広がると考えている根拠があれば教えてもらいたい。
A6. あくまで自社内の情報を基にした考えなので具体的な数値の言及は控えさせていただきま
すが、出張撮影の需要は今後、写真館における撮影需要を取り込む形で市場を広げることを見
込んでおります。加えて、出張撮影のメインユーザ層が弊社既存事業のえんフォトを利用する保
護者層とマッチすることから事業間において大きなシナジーが創出されることを見込み買収にい
たりました。M&Aで投じた資金について具体的な回収期間を明言できる段階ではありませんが、
早期に回収を図れるよう励む所存です。
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(BPO)
Q7. 日本社宅サービス株式会社とのリリース以後、停滞している印象だが相手先の兼ね合いで
情報開示ができないのか、そもそも低調であるのか感触はいかがか?
A7. 相手先との兼ね合いもあるため、足元の状況にかかる具体的な言及は差し控えさせていた
だきますが、easの導入に向けたやり取りは順調に進捗しております。
Q8. 昨今はRPAということで、データ入力のような単純作業などは人がしなくても済むようになっ
ておりますが、将来的にデータ入力のお仕事は少なくなってくることが予想されますがいかがで
しょうか?
A8. 多くのケースにおいて、お客様のニーズはデータ入力そのものではなく、その入力された
データを活用することであるといえます。例えば、RPAをセッティングし、運用していくことそのもの
についても手間やコストが掛かりますので、当社がお客様のニーズに応じて、RPAなどのテクノロ
ジーと人力を組み合わせてソリューションを提供することは今後も続いていくだろうと考えており
ます。
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(shufti)
Q9. shuftiは収益性が低いとのことですが、ワーカーの登録人数も多くデータを活用するという観
点では面白そうなビジネスの種がありそうですが、データを活用するという観点で考えられたこと
はあるのでしょうか?
A9.ご指摘の通りビックデータの生成元としてのshufti活用はアイデアとしてございますが、現時
点においては優先順位は低く設定しております。将来的には取り組んでいくことを検討したいと考
えております。
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〇その他、全社的な事項にかかるご質問について
Q10.M&Aチームの発足に関し、その後の取組状況はいかがか?
A10.現所属部署との引き継ぎの兼ね合いで具体的な活動はまだ始まっていない状況ですが、
チームメンバーは確定しており数カ月後くらいから本格稼働する見込みです。
Q11. 星社長が考える一番の成長ポテンシャル、ストロングポイントは何か。
A11. 各CGS事業、BPO事業それぞれが成長ポテンシャルを有していると考えていますが、とり
わけ主力事業のNJSSは引き続き大きく成長すると見込んでいます。NJSSの2021年6月末時点
の有料契約件数は4,139件ですが、この数値はNJSSのターゲットとなりうる落札実績のある企
業数約40万社に対し約1%、国の機関の入札に参加するための資格である全省庁統一資格保
有企業数約7万社に対し約6%と決して大きな数値ではなく、今後もNJSSの契約件数を拡大させ
る余地のある市場が広がっていると言える状況です。加えて足元では各種マーケティング施策や
中期経営計画で掲げた営業体制の改善といった施策の奏功により有料契約件数、解約率など
のKPIの良化トレンドが続いているうえ7月26日に実施したプロダクトリニューアルを皮切りとする
さらなるシステムの進化も控えております。これら各種状況を踏まえNJSSは引き続き大きく成長
するポテンシャルを持つ事業だと考えております。
弊社のストロングポイントとして、CGS事業を裏側で支えるクラウドワーカーのプラットフォーム
をshufti上で有していること並びにクラウドワーカーの活用ノウハウを有していることが挙げられ
ます。特に弊社の成長を牽引するCGS事業においては、いかにクラウドワーカーを活用するか
が成功の鍵となりますが、弊社自身がBPO事業を行っていることから高いレベルでのクラウド
ワーカーの活用ノウハウを有しており、結果としてNJSS、fondesk、えんフォトといった複数の
CGS事業を創出し、運営できていると考えております。
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Q12.人的資本がサステナブル経営では重要です。人的資本に対する考え方、後継者育成に対
する考え方を教えて下さい。未だ、星社長は、お若いですが、宜しくお願い致します。
A12.現段階では私自身(星知也)が若く、大病を患っていることもないため、後継者に関する具体
的な検討は行っておりません、 弊社には優秀な経営陣が揃っており、後継者に関する懸念は現
状ございません。また、日頃より合議的な経営スタイルを取っておりますので、今後も安定的な経
営を継続していけると考えております。
Q13.機関投資家とのミーティングで心掛けていることはありますか?
A13.機関投資家は比較的足元の赤字よりも売上高の成長に主眼を置いている傾向があると認
識しておりますので、売上高成長に係る戦略を理解頂けるよう心がけております。
Q14.すでに9月に入りましたが2Qにおける広告宣伝費等の投下状況について、コロナによる影
響はありますか?
A14.1Qまでは広告宣伝費のほか一部予算が未消化に終わり結果として黒字で着地しました。
一部予算が未消化に終わった主な要因は、各種施策の実施に当たって慎重な議論を重ねたこと
で結果として1Qでは実施しきるに至らなかった施策がいくつか発生したことであり、新型コロナウ
イルス感染症の影響で施策が大きく停滞したというわけではございません。なお、2Q以後につい
ては人件費・広告宣伝費・システム関連委託費等を中心に更なる積極投資を予定しております。
Q15.株主還元について、配当や株主優待の新設についてどう考えているか。
A15.株主還元を行うことは上場企業として非常に重要だと考えています。一方で、足元では中期
経営計画の達成を最大の目標として取り組んでおり、株主還元の開始についてはこれまでと変
わらず、中期経営計画最終年のFY24/3期以後を考えております。
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Q16.新型コロナウィルス問題が業績にどのような影響があったか伺いたい。
A16.これまでセグメントごとにポジティブ/ネガティブな事象がいくつか発生してきましたが全社的
な影響はプラスマイナスほぼゼロのような状況です。各セグメントでこれまでに発生した主な事象
と現在の状況・今後の見込は次のとおりです。
【NJSS】
ポジティブ影響:オンライン商談の浸透による商談体制の効率化
ネガティブ影響:イベント・旅行関連等の一部業種の入札案件の停止
ポジティブ/ネガティブな事象いずれも発生し、今後も同様の事象の発生が予想されますが、業績
に大きく影響を与えるものではないと考えております。
【fondesk】
ポジティブ影響:企業のテレワーク普及に伴う有料契約件数の急増
テレワーク普及に伴う契約件数急増というポジティブな事象が発生いたしましたが今後は当該急
増トレンドはある程度落ち着くものと思われます。
【えんフォト】
ネガティブ影響:保育園・幼稚園の休園及び登園自粛ならびに運動会等のイベント開催中止・
縮小による写真撮影シーン減少
2020年4月に発出された第一回目の緊急事態宣言下においては写真撮影シーンが減少いたし
ましたが、足元では日常写真の需要が底堅く推移するなどネガティブな影響は限定的に止まって
おります。
【BPO】
ポジティブ影響:テレワーク普及に伴う紙文書の電子化需要の増加
ネガティブ影響:受注済みの案件について、顧客の出勤停止等による施行遅延等の発生
2020年4月に発出された第一回目の緊急事態宣言下においてはネガティブな事象が短期的に
発生いたしましたが、足元では紙文書の増加というポジティブな影響が発生しており、当該影響
は一定程度継続することが見込まれることから中長期的に売上に寄与するものと考えておりま
す。
以 上
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注意事項
本発表において提供される資料ならびに情報は、いわゆる「見通し情報(forward-looking statements) 」を含みます。
これらは、現在における見込み、予測及びリスクを伴う想定に基づくものであり、実質的にこれらの基準と異なる結果を招き得る不
確実性を含んでおります。
それらのリスクや不確実性には、一般的な業界ならびに市場の状況、金利、通貨為替変動といった一般的な国内及び国際的な経
済状況が含まれます。
本資料は当社についての情報提供を目的とするものであり、当社株式の購入や売却等の勧誘を目的としたものではありません。
投資に関する決定はご自身の判断において行っていただくようお願いいたします。
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