シリコンスタジオ、C#ゲームエンジン『Xenko』をMITライセンス化し、ユーザーコミュニティーによる運用へ移管

2018 年 8 月 2 日
各位
シリコンスタジオ株式会社



シリコンスタジオ、C#ゲームエンジン『Xenko』を MIT ライセンス化し、
ユーザーコミュニティーによる運用へ移管


エンターテインメント業界を中心に、自動車、映像、建築など様々な業界向けにデジタルコンテンツ関連ビジネスを展開
するシリコンスタジオ株式会社(本社:東京都 渋谷区、代表取締役社長:寺田 健彦、東証マザーズ:証券コード 3907、
以下「当社」)は、C#ゲームエンジン『Xenko(ゼンコー)』について、本日 2018 年 8 月 2 日よりすべてのライセンス
を MIT ライセンスとして提供することを決定しましたので、お知らせします。




当社が開発・提供する『Xenko』は、C#で開発できるオープンソースの次世代型ゲームエンジンです。強力なグラフィッ
クエンジンを特色としています。小規模のスタジオおよび個人向け「Xenko Personal」 中・小規模のスタジオ向け
、 「Xenko
Pro」、大規模スタジオ向け「Xenko Pro Plus」、大規模プロジェクトや特別な要件向け「Custom」の計 4 つのプランを
用意し、エンジンを司る C#コードはオープンソースとして公開してまいりました。
今回の決定により、今後すべての『Xenko』のライセンス形態は、無料でご利用いただける制限の少ない MIT ライセンス
に移管され、開発、バグフィックス、サポートを含め、すべてがユーザーコミュニティーにより提供されることになりま
す。MIT ライセンスの詳細については、ユーザーコミュニティーからの発表をお待ちください。
当社は MIT ライセンス化された『Xenko』がユーザーコミュニティーに移管されることにより、これまで以上にデベロッ
パーの皆様のニーズをタイムリーに反映し、一助となれるのではないかと期待しています。




■ 『Xenko』について
『Xenko』は、C#で開発できる次世代型クロスプラットフォームゲームエンジンです。インディーデベロッパーから大手
ゲーム開発会社に至るまで、様々なニーズに対応できるよう設計されています。また、最新型の PBR(Physically Based
Rendering:物理ベースレンダリング)技術を始め、デザイン・オブジェクトの保持・再利用・レビューを効率的に行うた
めのシーンエディター、ビルトイン プレハブシステム、
・ シーンストリーミングシステム、最新のグラフィック API Vulkan

や DirectX 12)をサポートするマルチスレッドなどの機能も備わっています。プラットフォーム間でシェーダーを共通化
できる最新のシェーダーシステムを採用し、エンジンを司る C#コードはエンジンの深部まで調査できるよう、オープンソ
ースとして公開しています。
https://xenko.com/




■ シリコンスタジオ株式会社について
当社は世界最高レベルの技術力をもって創る人と愉しむ人に感動を与えることを目指す企業です。ゲームや映像制作スタ
ジオ向けに 3DCG 技術などを提供する開発推進・支援事業、一般ユーザー向けにゲームコンテンツを開発・提供するコン


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テンツ事業、クリエイター職の派遣・紹介に特化した人材事業の 3 事業を展開しております。企画、技術、人材、運営な
ど、ゲーム企業が抱えるすべての課題をワンストップで解決できることが強みです。
ポストエフェクトミドルウェア『YEBIS』、リアルタイムレンダリングエンジン『Mizuchi』、リアルタイムグローバルイ
ルミネーション『Enlighten』といった、高度な技術をゲーム制作現場に提供するシリコンスタジオのミドルウェアは、こ
れまでワールドワイドで数多くの AAA タイトルに採用されてきました。
https://www.siliconstudio.co.jp/



■ 本リリースに関するお問い合わせ先:
シリコンスタジオ株式会社
広報担当
Tel:03-5488-7070
E-Mail:pr@siliconstudio.co.jp


※ Xenko は、シリコンスタジオ株式会社の日本国内およびその他の国における登録商標または商標です。
※ その他、記載されている名称は各社の商標または登録商標です。




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