新機能材料開発室新設によるセルロースナノファイバーの開発及び応用展開の強化について

平成 29 年 3 月 29 日
各 位
会 社 名 北越紀州製紙株式会社
代表者名 代表取締役社長 CEO 岸本 晢夫
(コード番号:3865 東証 1 部)
問合せ先 執行役員広報室長 柳澤 誠
電 話 03-3245-4500

新機能材料開発室新設による
セルロースナノファイバーの開発及び応用展開の強化について

当社はセルロースナノファイバー(CNF)などの新機能材料の開発及び応用展開の推進をより強
化するために、平成 29 年 4 月 1 日付けで新機能材料開発室を設置しました。新機能材料開発室は本
社の技術開発本部に設置し、技術開発部や営業部と連携して、ユーザニーズの掘り起こしや開発シー
ズの情報収集などを行います。
実験を行う研究ユニットは新潟県長岡市にある当社研究所内に設置し、
本社部門と一体となった研究開発を行います。


当社はこれまで、CNFを活用して省エネや超微細粒子の捕集が期待できる空気清浄エアフィルタ
濾材の開発や、触媒担持体や断熱材・吸着材等に利用可能な超低密度多孔質体(エアロゲル)などの、
三次元多孔質材料を中心とした研究開発を進めてきました。


また、当社及びカナダの Alberta Pacific Forest Industries Inc.(当社連結子会社)は、カナ
ダのアルバータ州政府とセルロースナノクリスタル(CNC)の同社パルプ工場に於ける商業ベース
での CNC 生産に向けて効率的な生産方法の検討など協力関係をさらに発展させることについて合意
しております。


今回の組織新設により、これらの研究開発を加速させるとともに、グループ全体での新機能材料の
開発を促進し、現行製品の競争力強化も進めてまいります。


以上

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