スマホ等に多言語観光ガイドを配信!観光シーズンに向けたインバウンド対応強化策の開始

2018 年 4 月 10 日
報道機関各位
秋田県仙北市
インフォテリア株式会社

スマホ等に多言語観光ガイドを配信!観光シーズンに向けたインバウンド対応強化策の開始
仙北市内の農業関係者に対する農業 IoT 勉強会も開催し協業領域を拡大!
~ 仙北市とインフォテリアの協業による「桜に彩られたまちづくり計画」
(“企業版ふるさと納税”対象事業)は 3 年目に ~


秋田県仙北市(市長:門脇光浩、以下、仙北市)とインフォテリア株式会社(本社:東京都品
川区、代表取締役社長:平野洋一郎、証券コード:3853、以下、インフォテリア)は、2016 年度
よりインフォテリアからの寄附を財源として実施されている企業版ふるさと納税(正式名称:地
方創生応援税制)※1対象事業の「桜に彩られたまちづくり計画」 が 3 年目に入り、内容を拡大す
ることを発表します。
2018 年度は新たに、仙北市へのインバウンド誘致に向けた台湾でのプロモーションを展開する
予定です。また、観光シーズンに合わせて、インフォテリアの ICT※2製品「Handbook」の新機
能を使って観光客のスマホ等で QR コードを読み取り多言語の観光案内を行うことができる仕組
みを市内各所に設置する計画です。さらに、4 月 20 日にインフォテリアの ICT 製品「Platio」を
使って農業 IoT の利活用に向けた勉強会の開催を計画しています。従来から実施している農家民
宿に宿泊してレジャーや帰省と合わせた働き方の実証実験として「ふるさと帰省テレワーク」に
ついても今年度も引き続き実施する方針です。
■仙北市とインフォテリアの協業の実績と今後の展開
企業版ふるさと納税対象事業の「桜に彩られたまちづくり計画」 に基づく仙北市とインフォテリア
の協業は 2016 年度からスタートしました。
当初は、寄附金を使った桜の保全活動や外国語表記看板の設置、インバウンド誘致に向けた海
外でのプロモーションなどの事業が主体でしたが、双方の連携が深まるなかで協業のフィールド
を拡げています。具体的には、インフォテリアの ICT 製品を活用したインバウンド対応施策とし
て Handbook を使った多言語観光コンテンツの配信、さらにはレジャーや帰省と合わせた働き方
の社会実験として仙北市内の農家民宿に社員が宿泊しながら業務を遂行する「ふるさと帰省テレ
ワーク」を 2017 年度は 3 回実施しました。
インバウンド対応強化施策 ふるさと帰省テレワーク
モバイルコンテンツ管理システム「Handbook」による 社員が仙北市内の農家民宿に宿泊し帰省や
多言語観光コンテンツの配信(市内の宿泊施設にて) レジャーと仕事を組み合わせた社会実験を実施




2018 年度もインフォテリアは「企業版ふるさと納税」を通じた仙北市への寄附を継続すると同
時に協業の領域をさらに拡げる計画です。
インフォテリアは、企業版ふるさと納税を通じた仙北市との協業体制をより強固なものにして
いきながら、地域コミュニティーとの交流、ICT 等に関する知見の共有などを通じて新しい地方
創生の在り方を模索していきます。


■「桜に彩られたまちづくり計画」(“企業版ふるさと納税”対象事業)の概要
(1)財源とインフォテリアの寄付額
(年度) 2016 年度/実績 2017 年度/実績 2018 年度/計画
インフォテリアからの寄附 1,000,000 1,000,000 1,000,000
他法人(2 社)からの寄附計 - 600,000 600,000
仙北市一般財源からの拠出 467,280 799,880 537,006
事業費合計 1,467,280 2,399,880 2,137,006

(2)具体的な活動内容
(年度) 担当部署 内容
・桜の樹木に対する天然記念物外国語表示看板製作、設置
2016 年度 文化財課
・桧木内川堤右岸側桜整枝作業
(実績)
農山村体験デザイン室 ・「タイ国際博」出展によるインバウンド誘致プロモーション
2017 年度 建設課 ・「古城山公園」への桜植樹
(実績) 国際交流推進室 ・「タイ国際博」出展によるインバウンド誘致プロモーション
2018 年度 建設課 ・「古城山公園」への桜植樹
(計画) 国際交流推進室 ・「台湾国際博」出展によるインバウンド誘致プロモーション

(3)仙北市でのインフォテリアの製品/ICT 活用事例と地域コミュニティーとの協業プログラム
(年度) テーマ 時期 内容
4月 ・ドローンによる観光コンテンツの撮影
2016 年度
ICT 活用 4~5 月 ・花見シーズンに市内の観光拠点で多言語観光コンテンツの配信
(実績) 10~12 月 ・インバウンド誘致に向けた東京都内での仙北市プロモーション
ICT 活用 10~12 月 ・仙北市内の農家民宿にタブレット設置し多言語観光コンテンツ配信
2017 年度
テレワーク 9~11 月 ・仙北市内の農家民宿で「ふるさとテレワーク」を実施(3 回)
(実績)
地域連携 11 月 ・地元の話題を全国に伝える広報テクニックに関する勉強会 開催
農業 IoT 4 月 20 日 ・農業従事者に対する農業における IoT 活用に関する勉強会 開催
2018 年度 ICT 活用 4~6 月 ・観光シーズンにインバウンド向けの多言語観光コンテンツの配信
(計画) 地域連携 通年 ・地元の話題を発信する SNS 活用に関する勉強会の開催
テレワーク 通年 ・仙北市内の農家民宿で「ふるさとテレワーク」の実施(3 回程度)

■今後の展開
インフォテリアでは自然環境における“エコシス
テム”の保全に貢献するために 2015 年度から
「Infoteria Green Activity※3」を展開しています
が、協業する自治体とのリレーションシップが深
まるなかで最近では ICT の導入に関するノウハウ
を提供することにも注力しています。また、仙北
市とは企業版ふるさと納税において連携していま
すが、この制度はまだ社会に認知されていないの
が実情です。他企業からの寄附の獲得に向けて広
報・PR 活動においても仙北市とインフォテリアは
協業し様々な情報発信を行っていく方針です。こ
うした取り組みを通じて、企業と地方自治体の新
仙北市内の古城山公園で行った寄附金贈呈式(4 月 9 日)
たなコラボレーションの形態を社会に対して提案
左:インフォテリア社長 平野氏 / 右:仙北市長 門脇氏
していきたいと考えています。
仙北市長:門脇氏のコメント インフォテリア社長:平野氏のコメント
この事業は 3 年目に入るが、インフォテリアとの協業の領 仙北は非常に美しい地域で歴史的な観光資源も豊富だ。
域が拡がり嬉しく感じている。2018 年度は Handbook を そうした価値を伝える上で IT を活用した情報発信で貢献
活用し多言語コンテンツの配信などを通じてインバウンド ができればと考えている。また、東京の企業と地方自治
対応を改めて強化する。仙北市は秋田県で最もインバウン 体、地域コミュニティーとの連携や協業を通じたコラボ
ドが多い自治体だ。共に知恵を出し合って、秋田の玄関口 レーションを通じて、地方創生における企業と地方の新
として新しい取り組みが展開できればと考えている。 しい関係の在り方も探っていきたい。


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■「Handbook」について( Web サイト https://handbook.jp/ )
「Handbook」は、モバイルコンテンツ管理市場でシェア第 1 位※4を獲得している
サービスで、文書や表計算、プレゼンテーションから画像や音声、動画までのあらゆ
る電子ファイルをクラウドに保存し、タブレット端末で持ち運べ、指先めくり表示が
できるようにするソフトウェアです。一般的なクラウド・ストレージ・サービスやタブ
レット端末向けのビューアー・アプリケーションと異なり、閲覧者ごとの配信設定や端
末紛失時の情報漏えいを防ぐ機能、あるいはネットワーク接続できない場所でもファ
イルを予めダウンロードしておけば表示できる機能など、タブレット端末をビジネス
活用する上で必要な機能が搭載されているのが特長です。対立しやすい情報セキュリ
ティの確保と操作性の高さを丁寧なインターフェース設計で両立している点が高く評価され、 「2015 年度 グ
ッドデザイン賞」を受賞しています。なお、インフォテリアは 2016 年 3 月に Handbook の導入件数が
1,000 件を突破したことを記念し仙北市との協業を開始しています。
■「秋田県仙北市」について( Web サイト http://www.city.semboku.akita.jp/index.php )
仙北市は、秋田県の東部中央に位置し、岩手県と隣接している地域です。ほぼ中央に水深が日本一である
田沢湖があり、東に秋田駒ヶ岳、北に八幡平、南は仙北平野へと開けています。地域の約 8 割(892.05 平方
キロメートル)が森林地帯で、奥羽山脈から流れる河川は、仙北地域の水源となっています。気候は、冬季
には全地域で平均気温が氷点下を下回る厳しい寒さですが、地域の南北間では気候、降水量とも差がありま
す。総面積は、1,093.56 平方キロメートルで、秋田県全体の 9.4 パーセントを占めています。
■「インフォテリア株式会社」について( Web サイト https://www.infoteria.com/ )
1998 年に国内初の XML 専業ソフトウェア会社として設立されたインフォテリア株式会社は、企業内の多
種多様なコンピューターやデバイスの間を接続するソフトウェアやサービスを開発・販売しています。主力
製品の「ASTERIA」は、異なるコンピューターシステムのデータをプログラミングなしで連携できるソフ
トウェアで、大企業、中堅企業を中心に 6,596 社(2017 年 12 月末現在)の企業に導入されています。ま
た、「Handbook」は、営業資料や商品カタログ、会議資料などあらゆる電子ファイルをスマートフォンやタ
ブレットで持ち運べるサービスのスタンダードとして、1,357 件(2017 年 12 月末現在)の企業や公共機関
で採用されています。
※1: 地方創生の取り組みをさらに加速化させていくことを目的に地方公共団体が行う地方創生事業に対する法人の寄附を
促す制度が 2016 年度に新設された。このスキームを使えば寄附した金額の約 6 割が税金控除等により法人に還付さ
れる。
※2: Information and Communication Technology の略語で情報通信技術。
※3: 現在の地球上には、地球温暖化、大気・水質汚染、自然破壊、森林の荒廃など、自然環境におけるエコシステムの崩
壊により地球環境の継続性が危ぶまれています。昨年度に策定しました「Infoteria Green Activity」では、こうした
問題に対処する活動を社会動向も踏まえた中で選択し、中長期的な視点で展開していくものです。インフォテリア
は、ビジネスの現場でのパートナーシップとなる「エコシステム」を作り上げることだけではなく、自然環境におけ
る「共存協栄」を実現する「エコシステム」の整備にも注力し、持続可能な社会の構築に貢献していきたいと考えて
います。この活動を通じて「地球環境・自然」と「人間社会・産業」との間の「エコシステム」の構築に向けた様々
な施策を中長期的な視点で展開し、当社の ICT に関わる知見・ノウハウも共有しながらサステナブルな社会の実現
を目指してまいります。
※4: ITR「ITR Market View:エンタープライズ・モバイル管理/スマートアプリ開発市場 2017」
SaaS 型モバイルコンテンツ管理市場/製品別売上金額シェア(2016 年度)

【仙北市では「企業版ふるさと納税」のお申込みを受け付けています!】
「企業版ふるさと納税」に認定されている仙北市の「桜に彩られたまちづくり計画」は、制度自体の認知
不足などから各年度ともに企業からの寄附額が事業費に達していない状況です。他の企業からの追加協賛
も以下の窓口で募集しています。
〈問い合わせ窓口〉 仙北市 総務部 地方創生・総合戦略室:藤村(企業版ふるさと納税担当)
電話:0187-43-3315 内 1028 / E-mail:sousei@city.semboku.akita.jp
所在地:秋田県仙北市田沢湖生保内字宮ノ後30

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【プレスリリースに関するお問い合わせ先(報道機関窓口)】
インフォテリア株式会社 広報・IR 室:長沼史宏
TEL:03-5718-1297 / 携帯電話:080-7834-0841 / E-mail: press@infoteria.com
インフォテリア、ASTERIA、Handbook はインフォテリア株式会社の登録商標です。
本文中の商品名は、各社の商標または登録商標です。

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