スーパーマーケットオオゼキ、納品出荷伝票電子化システムをWeb-EDIシステム基盤「ACMS WebFramer」で開発

Press Release
2023 年 2 月 14 日
株式会社データ・アプリケーション


スーパーマーケットオオゼキ、
納品出荷伝票電子化システムを Web-EDI システム基盤「ACMS WebFramer」で開発
~ペーパーレス化に成功、年間約 2,000 万円を削減し電帳法にも対応~

株式会社データ・アプリケーション(本社:東京都中央区、代表取締役社長:安原 武志、略称:DAL、
スタンダード市場:3848)は、株式会社オオゼキ(本社:東京都世田谷区、代表取締役会長兼社長:
石原坂 寿美江、以下、オオゼキ) 納品出荷伝票電子化システムの開発に、
が、 エンタープライズ Web-
EDI システム基盤 ACMS WebFramer を採用したことをお知らせします。
これにより、納品出荷伝票が電子化されペーパーレス化を実現、検収作業の業務改善と伝票の保管ス
ペースの縮小などにより、年間約 2,000 万円を削減に成功し、同時に改正電子帳簿保存法にも対応し
ました。
ACMS WebFramer は、標準で提供する様々なひな型をベースに業務画面のレイアウトを設定でき、
データベースのレイアウトや業務フローなどを設定するだけで、短期間かつ容易に Web アプリケー
ションが構築できます。


オオゼキは、東京、神奈川、千葉に 41 の店舗を展開するスーパーマーケットチェーンで、
「お客様に
(喜客)というオオゼキ spirit があり、多店舗化していく中で、お客様第一主義と、地
喜んでもらう」
域密着主義・個店主義という企業理念を持ちます。
そんなオオゼキでは、商品が納品される際に受け取る大量の納品出荷伝票に課題を感じていました。
納品出荷伝票は担当者あたり毎日 100 枚以上あり、品出しのあとこの伝票を使って検収作業を行って
いました。この現場での検収作業を改善し効率化すること、紙伝票の保管スペースである外部倉庫の
コストを削減することが目的でした。具体的には、以下になります。


⚫ 伝票が多いため検収作業に一人あたり毎日 30~40 分かかっていたこと
⚫ 多くの紙伝票の中から該当する伝票を探すことに手間がかかること
⚫ 毎月 35 箱にもなる紙伝票の保管スペースである外部倉庫のコストが膨らんでいること


これら納品出荷伝票関連の総コストを試算したところ年間 2,000 万円にも上っていることが判明し、
抜本的に業務改善を行うため相談した先は、弊社のビジネス・パートナー 株式会社アイネス(以下、
アイネス)でした。


アイネスはオオゼキの課題を聞き、エンタープライズ Web-EDI システム基盤 ACMS WebFramer を
使えば、タブレットや PC で利用できる Web アプリケーションが短期間で開発でき、納品出荷伝票
の電子化ができると判断、オオゼキに ACMS WebFramer での開発を提案しました。これには以下の
背景がありました。


⚫ オオゼキは EDI を行っていたので、納品出荷伝票の電子化に必要なデータを持っていたこと
⚫ ACMS WebFramer は、標準で提供する様々なひな型をベースに業務画面のレイアウトを設定で
き、データベースのレイアウトも容易なこと。加えて業務フローなどを設定するだけで、短期間
かつ容易に Web アプリケーションが構築できること
⚫ アイネスは ACMS WebFramer を使った実績があり、構築ノウハウをもっていること


この提案に対し、株式会社オオゼキ システム技術統括本部 部長 鈴木 弘様からコメントをいただい
てます。
「完成するのに 1 年も 2 年もかかっていたのでは、ビジネスの状況が変わってしまいます。また、で
きるだけ早く仕入れ担当者を時間のかかる検収作業から解放したいという思いがあり、半年ぐらいで
実現させたいと思いました。かといって、パッケージ製品の採用は困難でした。たとえば、伝票 1 行
ごとに OK ボタンを押す仕様になっており、600 商品あるとすれば 600 回 OK ボタンを押す必要が
あります。それは非現実的です。そう考えると、ACMS WebFramer という基盤を活用する開発が最
も理にかなっていました。



実際、アイネスが開発に着手したのは 2021 年 1 月、担当したのは入社 2~3 年目の開発経験の浅い
エンジニア 2 名でした。株式会社アイネス 金融・社会ソリューション本部 社会基盤ソリューション
開発部 第一課長 信嶋 一弘様は、このプロジェクトで ACMS WebFramer の果たした役割について、
次のようにコメントしています。
「この基盤のおかげで、EDI データを使った納品伝票電子化システムのプロトタイプが、若手エンジ
ニアを抜擢しながらも、2 ヶ月もかからずにできあがりました。その後、オオゼキ様との間でより高
い操作性をめざした調整プロセスにしっかり時間を割くことができたため、現場で使いやすいシステ
ムを提供できたと思います。」


オオゼキの納品出荷伝票電子化システム
納品出荷伝票電子化システムの導入効果は、以下のとおりです。


⚫ 納品出荷伝票が電子化されたことで一括チェックが可能になり、30~40 分かかっていた作業が
10 分以内に終わるようになり、その分長く売り場にいることができ接客時間が充実
⚫ 伝票電子化により一回の検索ですぐに伝票を見つけられ伝票確認の効率化
⚫ 鮮魚など独自の紙伝票が残る部門や急遽発注し EDI に載らない商品などを除き、納品出荷伝票は
大幅に減少。月 35 箱あった段ボール箱は月 10 箱になり、倉庫のスペースも大幅に縮小


これらの効果に加え、本社での分類・ファイリング作業も不要になったため、その効果は現時点で年
間 2,000 万円のコストダウンとなりました。また、業務改革の効果は、物流センターにも波及し、納
品出荷データが確定された段階で伝票が電子化されることにより、これを本社宛てに FAX 送信する
という作業もなくなり、結果的には改正電子帳簿保存法への対応も実現しました。


DAL は、2024 年 1 月の PSTN マイグレーションに向けたインターネット EDI への移行や Web に
よる企業間取引や業務効率でのペーパーレス化・デジタル化を支援し、データの利活用を促進、ビ
ジネススピードを高める企業の DX を支援してまいります。
以上


■株式会社オオゼキ様の導入事例
https://www.dal.co.jp/casestudies/47ozeki/
<動画>
https://dal-7.wistia.com/medias/zxfdy2o24u
※弊社は動画配信プラットフォームに Wistia を利用しています。


■エンタープライズ Web-EDI システム基盤 ACMS WebFramer について
https://www.dal.co.jp/products/webedi/webframer/outline.html


■伝票電子化システムについて
https://www.ines.co.jp/service/electronic_report_system.html
※オオゼキ様の納品伝票電子化システムは、ACMS WebFramer で構築したアイネス様の伝票電子
化システムがベースになっております。


【株式会社オオゼキについて】
株式会社オオゼキは、東京、神奈川、千葉に 41 の店舗を展開するスーパーマーケットチェーンだ。
始まりは昭和 32 年、東急世田谷線 松原駅そばの小さな市場内に開いた乾物店だった。その商いから
(喜客)というオオゼキ spirit が誕生。スーパーマーケットとして多店舗
「お客様に喜んでもらう」
化していく中で、お客様第一主義と、地域密着主義・個店主義という企業理念が醸成された。たとえ
ば、同社では顧客に要望された商品は、たとえ一品でも提供する努力を惜しまない。仕入れ・販売は
各店舗の担当者の判断で行う。つまり、セントラル・バイイングを行っていない。そのため、店舗には
他の量販店では置かない希少な商品が多数あり、店によって商品構成も異なる。各店舗が独自の個性
を発揮しているのが魅力だ。
【HP】http://www.ozeki-net.co.jp/
【株式会社アイネスについて】
株式会社アイネスは、1964 年、協栄生命保険株式会社(現:ジブラルタ生命保険株式会社)機械計算
部門より独立し、株式会社協栄計算センターとして創業。以来、一貫して地方自治体や一般企業の基
幹業務に関わる情報システムの開発およびサービスを手がけてきました。お客様に安心して情報シス
テムをお使いいただけるよう、IT コンサルティングから情報システム・ネットワークの企画・開発、
稼働後のシステム監視、運用サービス、保守・メンテナンスまで、一貫した総合的なサービスをご提
供しています。
【HP】https://www.ines.co.jp/


【株式会社データ・アプリケーション(DAL)について】
DAL は、1992 年に UNIX 向けの製品をリリースして以来、EDI(電子データ交換)を中心にデータ
連携 分野にお いて信頼性の 高いパッ ケージソフト ウェア「 ACMS (Advanced Communication
Management System) シリーズ」を提供してきました。
「ACMS シリーズ」は、国内の EDI パッケ
ージ市場でリーダーシップを確立しており、すでに 2600 社 13500 サイトを越える企業のミッション
クリティカルなシステムで稼働しています。ビジネス変化に強く、新たなイノベーションを生み出す
企業のデータ連携ソリューションを今後も提供してまいります。
【HP】https://www.dal.co.jp/
【Facebook】https://www.facebook.com/DataApplications/
【Twitter】https://twitter.com/dal_acms


【本件についてのお問い合わせ先】
報道関係 お客様
マーケティング本部 営業本部
Tel:03-6370-0909 Tel:03-6370-0909
Fax:03-3567-1151 Fax:03-3567-1151
E-Mail:pr@dal.co.jp E-Mail:sales@dal.co.jp


※DAL, ACMS, ACMS Apex, AnyTran, E2X, WebFramer, RACCOON, OCRtran は、株式会社デー
タ・アプリケーションの日本および海外での商標または登録商標です。
※本文中に記載されている会社名、製品名等は、各社の登録商標または商標です。

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