アドソル日進とLynx Software Technologiesの協業に関するお知らせ

平成 27 年 8 月 6 日
各位

アドソル日進株式会社
Lynx Software Technologies, Inc.


「アドソル日進と Lynx Software Technologies の協業に関するお知らせ」
~高まる日本のセキュリティ・ニーズに対応すべく
LynxSecure を活用した高度なセキュリティ・ソリューションを提供~


アドソル日進株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:上田富三、以下「アドソル日進」 )と米国
)は、日
Lynx Software Technologies, Inc.(本社:San José, CA USA、Gurjot Singh, CEO、以下「Lynx社」
本国内における高度なセキュリティ・ソリューションの提供に向け、新たな協業関係の構築に合意しまし
たので、発表します。

1.協業概要
アドソル日進と Lynx 社は、20 年以上に亘る協業の下、自動車、産業機械、オフィス機器、および交通
分野における日本の大手有力企業へ LynxOS(リアルタイム OS)をベースとした組込みソリューション
を提供してまいりました。
この度の新たな協業は、 Lynx 社の革新的なセキュリティ技術を中核に、 本格的な IoT 時代の到来を控え
た日本の社会インフラ・システムにおいて、高まりつつあるセキュリティ・ニーズに両社が協業して対応
することを目指しています。
協業の中核を成す「LynxSecure」は、 「セパレーション・カーネル・ハイパーバイザー」として、最高
レベルのセキュリティとリアルタイム性能を兼備えた、 Lynx 社ならではのキーテクノロジーを活用したユ
ニークな仮想化技術からなり、端末からネットワーク、クラウド環境に至るセキュリティを「ワンストッ
プ」にて実現する革新的なソリューションです。

2.協業内容
・アドソル日進は、この革新的な「LynxSecure」に関するライセンスを取得し、ICTとIoTの各領域にお
いて、日本企業が取組むセキュリティ対策を支援すると共に、Lynx社、および同製品の補完的技術を
有するベンダー各社とも、密接な連携を維持してまいります。
・今回の協業には、 「LynxSecure」を中核とするその他の重要な関連技術要素として、保存、及び通信
されるデータを守るためのセキュアなネットワークやストレージ技術、さらに「LynxSecure」のベア
メタル特性を生かし「LynxSecure」上で動作するOSへの侵入を狙うサイバー脅威に対しリアルタイ
ムな発見を可能にするAdvanced Persistent Thread(APT) 技術が含まれます。
・Lynx社は、アドソル日進がセキュリティ・ソリューションの確立を加速する為に、カリフォルニア・
サンノゼにセキュリティR&Dセンターを設立すること及び現地における研究開発活動を支援します。

■「IoT (internet of Things Security)セキュリティ」について
あらゆるモノがインターネットに繋がるにつれ、何十億もの機器が、新たなサイバー脅威に晒されるこ
とになります。 中にはOSすら搭載されていない機器もあり、 これらの機器をサイバー攻撃から完全に守る
ことは殆ど不可能であると言えます。
機器とインターネットとの間には「IoTゲートウェイ」というポイントがあり、マルウェア(不正かつ有
害な動作を行う意図で作成された悪意のあるソフトウェア)の標的であるものの、その一方で、 「IoTの守
りのポイント」にもなり得ます。この「IoTゲートウェイ」上で「LynxSecure」を動作させることにより、
異なるIoT通信機器同士や、あるいはIoTセンサーネットワーク側と攻撃対象となるインターネット側を完
全に分離でき、サイバー攻撃から要となる攻撃対象を隔離することが可能となります。
■LynxSecure について
米国Intel社から、権威ある賞を受賞している「LynxSecure」は、組込み機器とITシステムの両方をセキ
ュアにする仮想化プラットフォームを構築できるセパレーション・カーネル・ハイパーバイザーとして機
能します。
セパレーション・カーネル・ハイパーバイザーとして機能する「LynxSecure」は、Lynx社によって考案
されたベアメタル・アーキテクチャであり、セキュリティ上、重要なハイパー・バイザー・モードから、
不要な機能を取除いた事で、通常のハイバーパイザーとは一線を画します。
セパレーション・カーネルと仮想化という最善の機能を組合せた「LynxSecure」は、同一のハードウェ
ア・プラットフォーム上で複数のゲストOSを動かし、組込み機器やITシステムに対して、最高レベルの柔
軟なセキュア仮想化ソリューションを提供する、比類なき能力を提供します。
「LynxSecure」は、最高レベルのセキュリティを実現するため、根底から新たに設計され、開発者やイ
ンテグレーターが、最新のソフトウェアやハードウェア技術を用いて、複雑な OS ベースのシステム構築
を可能とします。

※)ベアメタル特性:基盤となる OS を必要とせず、ハードウェア上で直接動作するソフトウェア・アー
キテクチャー。
※)ハイパーバイザー:コンピュータを仮想化し複数の異なる OS を並列で実行することが出来るソフト
ウェア。



3.当社概要並びに業務提携相手先概要
■アドソル日進株式会社(www.adniss.jp)
住 所:東京都港区港南4-1-8
代 表:代表取締役社長 上田富三
概 要:1976年に設立以来、独立系のICT企業として、顧客満足と豊かな社会の発展を目指し、ビジ
ネス・エネルギー・交通・通信・制御にかかる社会システム事業、OSカーネル技術をベース
した組込みやセンサーネットワークにかかるユビキタス事業、次世代金融インフラにかかる
金融システム事業を展開しています。

■Lynx Software Technologies, Inc. (www.lynx.com)
住 所:855 Embedded Way San José, CA 95138-1018 USA
代 表:Gurjot Singh, CEO
概 要:・機器関係のセキュリティ技術における世界的なリーデング・カンパニーで、1988年の設立
以来、通信、工場、交通、航空、宇宙・防衛、家電のリーディング企業に対して、何千もの
設計や、何百万もの製品への組込みを成功裏に展開してきました。
・「LynxOS」の最新バージョンである「LynxOS 7.0」は、 「LynxSecure」と組合せて、IoTネ
ットワークを徹底的に守る最強のセキュリティを実現できるビルトインのセキュリティ機
能を特徴としています。

4.アドソル日進の業績への影響について
本協業によるアドソル日進株式会社の平成28年3月期における業績への影響は、発表日現在において軽
微であると見込んでおります。
今後の業績動向により修正の必要が生じましたら情報開示いたします。
5.ニュースリリースに関するお問合せ
■アドソル日進株式会社
経営管理部 広報IR担当 電話:03-5796-3131、e-mail:ir@adniss.jp

■Lynx Software Technologies
Robert Day
Vice President, Marketing
Tel: +1-408-979-4685
Mail: rday@lynx.com


以上

※記載されている会社名、製品名は各社の商標または登録商標です。
※ニュースリリースに記載された製品/サービスの内容、仕様等は発表日現在のもので、予告なしに変更
されることがあります。あらかじめご了承ください。

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