農業の担い手育成や栽培方法の研究促進を支援する農業ICT ソリューション「OGAL(オーガル)」シリーズの提供を開始

NEWS RELEASE
2015 年3月4日
キーウェアソリューションズ株式会社


農業の担い手育成や栽培方法の研究促進を支援する
農業 ICT ソリューション「OGAL(オーガル)」シリーズの提供を開始
~ 生産・経営・情報共有支援で”強い産地の仕組みづくり”に貢献 ~


キーウェアソリューションズ株式会社(所在地:東京都世田谷区、代表取締役社長:三田 昌弘、以下 キ
ーウェア)は、自治体向けに、農作物の品質・生産性向上や栽培技能の継承を支援する農業 ICT サービス
「OGAL(オーガル)」シリーズの提供を本日より開始いたします。


近年,農業従事者の高齢化と減少が進み、熟練農家の高い生産技術である経験と勘をいかに次世代の
担い手に引き継いでいくのかが大きな課題となっています。その対策として、農業熟練者の経験と勘に支え
られてきた作業を ICT により見える化し,活用するしくみが求められています。


OGAL は、圃場に設置した各種センサーから収集した環境情報を遠隔からリアルタイムでモニタリングで
きるクラウド型サービスです。農業従事者はこれを利用し、圃場を農作物の生育に最適な環境に保つことで、
品質や生産性の向上を目指すことが可能になります。また、経験と勘に頼らず長期間の環境情報を蓄積す
ることが可能なため、次世代の農業の担い手を支援することにも役立ちます。 あわせて、農業情報共有サ
ービスや農業向け労務管理サービスを提供することにより、生産ネットワークの強化と効率的な農業経営を
支援します。
OGAL は、宮城県亘理町いちごファーム様に採用されており、新栽培方式の研究促進と早期の地域展開
へ活用されています。詳しくは別紙をご参照ください。




サービス利用イメージ OGAL モニターのダッシュボード画面
【製品の特長】
●圃場モニタリングサービス「OGAL モニター」
1. 環境情報と栽培記録の一元管理と遠隔モニタリング
各種センサーが自動で環境情報を収集し、収穫量や燃料費などの情報と共にクラウド上で管理し
ます。遠隔からリアルタイムでハウス内・外の環境をモニタリングすることが可能です。
2. 栽培技能の見える化
長期間蓄積した情報は、日毎や年毎、測定機毎など多彩な形式の一覧表やグラフで表示します。
栽培管理や農作業記録の省力化のほか、栽培技能の分析支援により技能継承や特産品種の開
発に利用可能です。
●農業情報共有サービス「OGAL リンク」
1. 地域の情報共有環境の強化
システムを基盤として、生産者間だけでなく自治体や指導・普及組織など、多彩な農業関係者間の
コミュニケーションを活性化し、知恵を合わせた課題解決に利用可能です。
2. 集合知の蓄積・共有
任意のテーマで、記録した栽培情報や画像を利用したディスカッションが可能です。テーマごとに
ディスカッション情報を管理するため、栽培技能の蓄積・分析にも利用可能です。
●農業向け労務管理サービス「OGAL-TM」
1. 作業情報の収集・管理を省力化
作業者は、これまで紙で記録していた日々の作業記録をスマートフォンから簡単に記録しすること
ができ、また管理者の作業情報管理の手間を軽減することが可能です。
2. 計画的な作業管理の実現
収集した作業記録から各作業者の作業効率を見える化することで、今まで不透明だった計画的な
作業者管理が可能です。


【販売価格】
参考標準価格*1 約 200 万円(5 年分ライセンス込み)*2

*1 圃場規模 1ha のハウスにセンサー3 基を含む OGAL モニターを導入した場合の価格です。消費税別。搭載センサーの構

成は変更可能です。導入費用や設置費用、その他サービス(OGAL リンク、OGAL-TM)については個別見積りとなります。

*2 その他の契約形態については別途お問い合わせください。


【販売目標】
今後 5 年間で、売上 1 億円、OGAL シリーズ導入累計 100 ライセンスを目指します。

【農業ICTソリューションOGALに関する情報】
http://www.keyware.co.jp/solution/bis_sol/agri/

【営業お問い合わせ先】
キーウェアソリューションズ株式会社 東北支店 神谷
TEL:022-713-8191 FAX:022-713-8192 E-Mail: agri-support@keyware.co.jp

【本リリースに関する報道関係お問い合わせ先】
キーウェアソリューションズ株式会社 広報担当
TEL:03-3290-1111 FAX:03-3290-6741 E-Mail:f-editor@keyware.co.jp
(別紙
紙)


NEWS REL
LEASE
2015 年 3 月4日

キーウ
ウェアソリュー
ーションズ株式
式会社


導入事事例 宮城
城県亘理町様

~新栽
栽培方式のの研究促進と早期の地
地域展開へ ~

宮城県
県亘理町のい
いちご農地の
の被災と復興

亘理
理町は、宮城
城県南部の太
太平洋沿岸に
に位置する町
町です。宮城
城県は東北一
一のいちご生
生産地
であり、亘理町は
はその生産量
量の4割を占
占めていまし
した。しかし
し、東日本大
大震災により
り亘理
は津波が平野
町では 野部深くにま
まで押し寄せ 農地の 90%以
せ、いちご農 以上が浸水し
し、農地はが
がれき
に埋もれ、苗やハ
ハウスも全滅
滅し、また海
海水は土壌や
や地下水にま
まで染み込ん
んだため、深
深刻な
が発生しまし
塩害が した。
その
の後、東北一
一のいちご産
産地復興のた
ため、いちご
ご団地が造成
成され新しい
い設備を備え
えた大
規模な
なハウスと選
選果場が導入
入されました
た。さらに、栽培方式も
も塩害で使え
えなくなった
た土壌
を使わ
わない高設ベ
ベンチ方式に
に切り替えら
られました。いちご団地
地では、新設
設ハウスの設
設備を
活かした新たな栽
栽培や、震災
災前とは異な
なる高設ベン
ンチによる栽
栽培など、独
独自の栽培ノ
ノウハ
構築すること
ウを構 とが必要とな
なり、研究の
のため先行的
的に整備されたいちごフ ァーム(研究
究棟)
で、新
新たな栽培方
方式の研究が
が進められて
ています。
城県亘理町:http://www.town.wat
宮城 tari.miyagi.j
jp/


いちごファームに
における当社
社の取り組み

ちごファーム
いち ムにおける研
研究促進のた
ため、キーウ
ウェアソリュ ズ㈱の OGAL モニ
ューションズ L
ター(モニタリン
ングシステム
ム及びセンサ 入し、2014 年 6 月
サー)を導入 研究
究利用が開始
始され
た。
ました





当社の取り組
組み
OGAL モニターは、ハウスの屋内外に設置した各種センサーから環境情報をクラウド上
に自動収集し、遠隔地から PC やスマートフォンで一日や年毎の変化を一目で把握できるシ
ステムです。品種・作型の研究の他、データに基づいた栽培手法の検討が開始され、CO2
施用方法の改善や燃料費の削減につながるなど、早期の地域展開を目指した施策に活用さ
れています。イチゴ栽培方式のひとつであるクラウン加温栽培用のセンサーや湯温温度の
制御装置なども OGAL モニターと合わせて研究に活用されており、産地の活性化や競争力
向上に大きな期待が寄せられています。
当社は今後も、品質や収量の向上、省エネルギーが可能な新栽培方式の研究及び早期の
地域展開について亘理町を支援して参ります。




土耕栽培から高設ベンチによる栽培へ 導入センサー




【営業お問い合わせ先】
キーウェアソリューションズ株式会社 東北支店 神谷
TEL:022-713-8191 FAX:022-713-8192 E-Mail: agri-support@keyware.co.jp


【本リリースに関する報道関係お問い合わせ先】
キーウェアソリューションズ株式会社 広報担当
TEL:03-3290-1111 FAX:03-3290-6741 E-Mail:f-editor@keyware.co.jp

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