強力なオブジェクト認識能力を誇るUIテスト自動化ツール 「Ranorex日本語版」に最新版のVersion 9.3が登場

Press Release
2020 年 6 月 29 日
報道関係者各位
テクマトリックス株式会社
(東証一部 /証券コード:3762)


強力なオブジェクト認識能力を誇る UI テスト自動化ツール
「Ranorex 日本語版」に最新版の Version 9.3 が登場

効率的なテスト作成をアシストする「Ranorex Coach」を搭載。Chromium 版 Microsoft Edge など
サポート対象を拡張し、オブジェクト認識率をさらに向上。

テクマトリックス株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:由利孝、以下「テクマトリックス」 )は、
Ranorex GmbH(本社:オーストリア、シュタイアーマルク州グラーツ、ゼネラルマネージャー:Wilson
Warmack、以下「Ranorex 社」
)が開発した UI テスト自動化ツール「Ranorex 9.3」日本語版の販売を 2020 年 6
月 29 日より開始します。テクマトリックスは、 「Ranorex」日本語版の総販売代理店として日本国内での販売、
マーケティング、日本語化、ユーザーサポート、ソリューションサービスの提供などの活動を展開してまいり
ます。


「Ranorex」は、多くのサードパーティ製コントロールをサポートする、 高性能な UI キャプチャ機能を搭
載した UI テスト自動化ツールです。Windows アプリ、Web アプリ、モバイルアプリに対する強力な UI オブ
ジェクト認識能力と、直感的に操作できる高い操作性を備えているため、プログラミング経験者でなくとも、
データ駆動型テストのような複雑なテストを組み立てることができます。
最新バージョンである「Ranorex 9.3」では、Ranorex 社が持つベストプラクティスを元に、テスト実行時に
失敗しやすいパターンにあてはまる箇所を指摘する「Ranorex Coach」機能や、データ駆動型テストのデータ
ソース自動生成機能など、信頼性・堅牢性の高いテストの作成と生産性の高いテスト作成環境を実現するため
の機能が多数追加されました。加えて、サポート対象に Chromium ベースの Microsoft Edge が追加され、Web
ベースのアプリケーションのテスト対象が拡張されました。


【Ranorex 9.3 の新機能・改善点】


・ テスト作成のベストプラクティスを提示する「Ranorex Coach」を追加
より安定性・信頼性・堅牢性が高いテストを作成するための、テスト作成のベストプラクティスを提示
する「Ranorex Coach」が搭載されました。
「Ranorex Coach」はユーザーのテストスイートをチェックし、テストの失敗の原因となる可能性のあ
る箇所を指摘します。指摘内容には、継承が複雑なデータソースや条件、空のコンテナー、デフォルト
名のままのコネクター、多すぎるアクション、短すぎる/長すぎるタイムアウト、ルートフォルダーに
ある変数の参照などが含まれます。 「Ranorex Coach」は、Ranorex の利用経験が浅い方々でも、失敗し
ないテストの作成や再利用性の高いテストの作成が可能になるようサポートします。 「Ranorex Coach」
を必要としない場合は、 「Ranorex Coach」を起動しないように設定することも可能です。

・ データ駆動型テストにデータソース自動生成機能を追加
作成済みの変数を元にしたデータソースの自動生成機能が追加されました。
まだ関連付けられていない変数を特定し、それらの変数名をカラム名とするデータソースを CSV 形式
で自動生成します。スプレッドシートなどの外部ツールでデータソースを作成する際にデータソース上



- 1 -
Press Release
のカラム名と変数名の不一致によるテストの失敗を防止できます。
また、ソリューション内のすべての変数のデータバインド状態を一覧で確認できる、データバインドビ
ューが新たに追加され、データバインディングの管理がよりおこないやすくなりました。

・ Chromium ベースの Microsoft Edge など、サポート対象を拡張
Chromium ベースの Microsoft Edge をサポートしました。Chromium ベースの Microsoft Edge 上で、
Ranorex が従来からサポートしている IE や Chrome、Firefox と同じように、テストのレコーディングお
よび実行が行えます。
また、.NET Core 3.0 の WinForms と WPF のオブジェクト認識が改善されました。

・ GDI+キャプチャ機能を追加。オブジェクト認識率がさらに向上
Windows のグラフィックスサブシステムである GDI+技術で表示されているアプリケーション上の文字
列をオブジェクトとして認識できるようになりました。従来の Ranorex に比べて、オブジェクト認識率
が大幅に向上しました。

・ テスト実行の一時停止・再生機能を追加
テスト実行の一時停止機能により、任意のタイミングでテストを停止し、追加の手動操作やテストの確
認を実施できるようになりました。

・ CI 環境 Jenkins との連携を強化
CI(継続的インテグレーション)環境である Jenkins と連携し、Jenkins を介して Ranorex のテストを実行
することが可能です。このたびのバージョンアップで、Jenkins プラグインとして、Ranorex Test
Execution Plugin が追加されました。これにより、より簡単に Jenkins を介して Ranorex のテストを実行
できるようになりました。

・ テスト管理ツール TestRail との連携を強化
テスト管理ツール TestRail との連携により、Ranorex でのテスト実行結果を TestRail に同期させること
が可能です。このたびのバージョンアップで、TestRail に取り込まれた上での Ranorex によるテスト実
行結果の視認性が向上し、より分かりやすく表示されるようになりました。

――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
・ 販売開始日
2020 年 6 月 29 日

・ 出荷開始予定日
2020 年 6 月 29 日

2020 年 6 月 29 日において、保守サービスをご契約いただいている「Ranorex」ユーザー様には、
「Ranorex 9.3」バージョンアップ製品を無償でご提供します。




■Ranorex GmbH について
Ranorex GmbH は、革新的なソフトウェアテストソリューションを提供するソフトウェア開発企業です。
Ranorex GmbH の提供するソリューションは、ソフトウェアテストの包括的な自動化ソリューションであり、
世界の数千の企業や教育・研究機関に採用されています。開発規模にかかわらずバグの早期発見・除去をサポ



- 2 -
Press Release
ートするとともに、その高い費用対効果をもって、ソフトウェアアプリケーションの品質向上に貢献していま
す。
詳細は Web サイト: www.ranorex.com/ をご参照ください。


■テクマトリックス株式会社について
テクマトリックス株式会社(東証一部:3762)は、クラウドコンピューティング時代に技術革新をもたらす情
報基盤技術のインテグレーションを提供する「情報基盤事業」と、ソフトウェア開発のベストプラクティスを
駆使してアプリケーション開発を行なう「アプリケーション・サービス事業」を展開しております。ソフトウ
ェアエンジニアリング分野では、20 年にわたり、ソフトウェア品質向上をサポートする製品を海外より輸入
し、日本国内に提供するためのローカライゼーション、コンサルティング、技術サポート、教育などさまざま
な付加価値を付けてご提供しています。
詳細は Web サイト: www.techmatrix.co.jp/ をご参照ください。




<本件に関するお問い合わせ先>
テクマトリックス株式会社
ソフトウェアエンジニアリング事業部 Ranorex 担当
E-mail:ranorex-info@techmatrix.co.jp
TEL:03-4405-7853




*本原稿に記載されている社名及び製品名等は、各社の商標または登録商標です。




- 3 -

9364