自社クレジット決済センターの拡張による決済サービス拡大 -「Tapion」向けセンターから全製品へ、DCC・銀聯カード対応を開始-

NEWS RELEASE

2023 年 8 月 24 日
各 位
会 社 名 株式会社フライトホールディングス
代表者の役職
代表取締役社長 片 山 圭 一 朗
氏 名
(コード番号:3753 東証スタンダード)
問 い 合 せ 先 代表取締役副社長 松 本 隆 男
金(こん) 浩 樹
電 話 番 号 03-3440-6100 (代)


自社クレジット決済センターの拡張による決済サービス拡大
~「Tapion」向けセンターから全製品へ、DCC・銀聯カード対応を開始~

子会社の株式会社フライトシステムコンサルティング(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長 片山圭
一朗、以下フライトシステム)は、2022 年 9 月発表した市販の Android 携帯を使ってカードのタッチ
決済(※1)を実現する「Tapion(タピオン)」向けのフライト自社クレジット決済センター(以下フラ
イト決済センター)をフライトシステムで展開する他の電子決済ソリューション全般へ適用すると共
に、株式会社NTTデータ(本社:東京都江東区、代表取締役社長 佐々木裕)の協力を得て、同社の
拡張性の高い決済伝送サービス「CAFIS GlobalGEAR®」(※2)に接続して新たな機能として DCC 決
済(自国通貨支払いサービス/ Dynamic Currency Conversion)、並びに銀聯カードに対応することを
発表します。銀聯カードについては、接触 IC だけでなくタッチ決済にも対応します。第一弾として「ペ
イメント・マイスター」とモバイル型決済装置「Incredist Premium II(インクレディスト・プレミアム・
ツー)」の対応、その後その他ソリューションについても順次対応していく予定です。




フライトシステムは、国内のスマートフォン決済先駆者として、2010 年 9 月より国内初の iPhone や
iPad をクレジットカード決済端末にする大企業向けソリューション「ペイメント・マイスター」を販
売しております。対応する決済端末としては、モバイル型「Incredist Premium II(インクレディスト・
プレミアム・ツー)」、プリンタ内蔵の据置型「Incredist Trinity(インクレディスト・トリニティ)」、
自動精算機向け組み込み決済装置「VP6800」・「IFC」などモバイル型・据置型・自動精算機まで多種
多様な決済ソリューションを提供しています。なお、最新モデル「Incredist Premium II」ではカード決
済だけではなく、マイナンバーカード読取にも対応しています。
更に決済専用端末を利用せず、市販の Android 端末を使いカード決済を実現する新たな決済ソリュー
ション「Tapion(タピオン)」も 2022 年より国内初のパイロット運用を開始しており、これにあわせ
2022 年 9 月 28 日付発表のフライト決済センターの構築を行い、導入企業のニーズにあったカード決
済を展開しています。
(Incredist Premium 公式サイト:https://www.flight.co.jp/meister/ )
(Incredist Trinity 公式サイト:https://www.flight.co.jp/trinity/ )
(Tapion 公式サイト:https://www.tapion.net)


■DCC について(自国通貨支払いサービス/ Dynamic Currency Conversion)
DCC とは、クレジットカードの IC チップ
から読み出すデータによりカードの発行国
を自動判定し、日本円で支払うか自国通貨
で支払うかを選択できるサービスです。自
国通貨で支払う場合には、利用した日の為
替レートを基にして支払額が計算されま
す。
海外でクレジットカードを使うと、通常は
月締めの請求時の為替レートで決済金額が
確定されますが、DCC を利用するとカード
を利用した日の為替レートで決済することが可能なため、その場で実際の請求金額が確定できます。
日本ではまだ DCC の使える場所は限られていますが、海外では空港やショッピングセンターなどを
中心に利用できるところが多数存在します。日本でもインバウンド需要が戻って来ている中、フライト
システムの各ソリューションが DCC に対応することで訪日外国人の利便性に貢献したいと考えてい
ます。


■フライト決済センター構築の背景
フライトシステムでは 2010 年から電子決済ソリューションを展開しており、主に決済装置と決済ア
プリケーションの開発・製造・販売を行ってきました。一方で、各カード会社や国際ブランドと接続す
るための決済センターについては、パートナー企業へ外部委託してサービスを提供してきました。
Tapion を開始するにあたり、必要とされる技術「Tap to Phone」(※3)において、毎決済ごとのセキ
ュリティ監査など、新たなセキュリティ要件への対応が必要となり、従来の国内決済センターでは必要
要件を満たすセンターが存在しないため、自社で専用決済センターを構築することになり、2022 年 11
月の Tapion パイロット運用からこのフライト決済センターでの運用を開始しております。


■フライト決済センターの展開
フライト決済センターでは、Tapion に限らず、全てのクレジット決済において安心・安全な決済環境
を提供するだけでなく、決済データを自社で保有するため加盟店との精算業務もより効率化し、更に決
済センター自体の拡張性も自社でコントロールできることから、キャッシュレス社会の拡大にシーム
レスで柔軟に対応することができます。今後は、従来展開してきた電子決済ソリューション全般をこの
フライト決済センターへ接続すると共に、トータルでフライトシステムが運用していく予定です。
第一弾として、「ペイメント・マイスター」とモバイル型決済装置「Incredist Premium II」の組み合
わせによるフライト決済センターへの接続を行い、更にフライト決済センターの拡張機能として、DCC
対応・銀聯カードへの対応をすることで、急回復が見込まれる訪日外国人のインバウンド需要の支払い
ニーズに応え、国内のキャッシュレスを推進してまいります。


<フライト決済センター概要>




今後ともフライトシステムでは既存決済ソリューションのみならず、Tapion やフライト決済センタ
ーの拡張を行っていき、日本市場におけるキャッシュレス決済普及拡大に努めて参ります。

※1 タッチ決済
日本を含む世界約 200 の国と地域で展開されている国際標準のセキュリティ認証技術を活用した決済方法です。対応
の端末にタッチ決済対応のカード(クレジット・デビット・プリペイド)または、スマートフォン等をかざすだけで、
サインも暗証番号の入力も不要※で、スピーディかつ安心・安全にお支払いが完了します。ご利用頂ける店舗は、コン
ビニエンスストア、ファストフードレストラン、スーパー、飲食店、ドラッグストア、書店、百貨店、商業施設など、
日常生活における利用シーンがますます拡大しています。(※一定金額を超えるお支払いは、カードを挿し暗証番号を
入力するか、サインが必要となります。)

※2 CAFIS GlobalGEAR®について
CAFIS Global GEAR®はクレジットカード会社様への接続を簡単にセキュアに実施できるサービスです。従来の専用
線接続ではなく、インターネット接続かつオープンなプロトコルでの接続を可能にしました。クレジット決済を簡単に
シンプルに導入したいというご要望を実現いたします。
「CAFIS」、「CAFIS GlobalGEAR」、「CDS」は、株式会社NTTデータの国内における登録商標です。

※3 Tap to Phone
市販の Android スマートフォンまたはタブレットを、追加的なハードウェアなしに、 タッチ決済用の決済端末として利
用できる新たな決済ソリューションです。Tap to Phone は、すでに欧州、中東、アフリカ、アジア太平洋、南米の数多
くの国々で稼働しています。他にも「Tap on Phone」、「Tap on Mobile」などと呼ばれることもあります。クレジット
カード業界のセキュリティ標準化団体「PCI SSC」にて Tap to Phone 向けのセキュリティ要件が定義されています。
iPhone も米国で Tap to Phone のサービスを発表しており、世界的に Tap to Phone が広がる様相を呈しています。




以上




株式会社フライトホールディングス
本社:東京都渋谷区恵比寿 4-6-1 恵比寿MFビル3F 電話:03-3440-6100 FAX:03-5791-2241
URL : http://www.flight-hd.co.jp

【 本件に関するお問い合わせ先 】
担当 : 松本、金
電話:03-3440-6100 FAX:03-5791-2241 e-mail : info@flight.co.jp

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