Android携帯を決済端末に変える「Tapion」向けに自社決済センターを構築 -いよいよ10月よりTapionのパイロット運用開始-

NEWS RELEASE

2022 年 9 月 28 日
各 位
会 社 名 株式会社フライトホールディングス
代表者の役職
代表取締役社長 片 山 圭 一 朗
氏 名
(コード番号:3753 東証スタンダード)
問 い 合 せ 先 代表取締役副社長 松 本 隆 男
金(こん) 浩 樹
電 話 番 号 03-3440-6100 (代)


Android携帯を決済端末に変える「Tapion」向けに自社決済センターを構築
〜いよいよ10月よりTapionのパイロット運用開始〜


子会社の株式会社フライトシステムコンサルティング(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長 片山圭
一朗、以下フライトシステム)は、2021 年に発表した市販の Android 携帯を使ってカードのタッチ決
済(※1)を実現する「Tapion(タピオン)」のサービスインに向け、フライトシステムで新たに決済
センターを構築し、また株式会社エヌ・ティ・ティ・データ(本社:東京都江東区、代表取締役社長 本
間洋、以下 NTT データ)の拡張性の高い決済伝送サービス「CAFIS GlobalGEAR®」(※2)に接続し
て運用を開始することを発表します。なお、10 月よりパイロット運用として何軒かの加盟店様にご協
力いただき、Tapion を実際に店舗で活用していただく予定です。詳細は決まり次第、公表致します。


現在、日本国内では、2022 年 6 月末現在、約 7,970 万枚
のタッチ決済対応の Visa カードがすでに発行されており
(※3)、Mastercard、アメリカン・エキスプレス、JCB を
加えると日本の成人人口の 70〜80%がタッチ決済に対応
したカードを 1 枚は持っていると推測されます。更にコロ
ナ禍において今後タッチ決済での支払いが一般化してく
ると考えられています。
またこのタッチ決済を市販の Android 端末で実現する技
術「Tap to Phone」(※4)は世界 15 市場以上ですでに開
始されており、世界中に普及している 20 億台の Android
デバイスを決済端末に転用できる画期的なソリューショ
ンとして大きな注目を集めています。
Tapion 利用イメージ

■Tapion 向け自社決済センター構築の背景
フライトシステムでは 2010 年から電子決済ソリューションを展開しており、主に決済装置と決済ア
プリケーションの開発・製造・販売を行ってきました。一方で、各カード会社や国際ブランドと接続す
るための決済センターについては、パートナー企業へ外部委託してサービスを提供して来ました。
このたびフライトシステムでは、Tapion で実装される技術「Tap to Phone」において、毎決済ごとの
セキュリティ監査など、新たなセキュリティ要件への対応が必要となり、従来の国内決済センターでは
必要要件を満たすセンターが存在しないため、自社で専用決済センターを構築することになりました。
フライトシステムの決済センターからは、NTT データの「CAFIS GlobalGEAR®」に接続して各カード
会社との処理を行います。
今回構築した自社決済センターにより、Tapion 向けに安心・安全な決済環境を提供するだけでなく、
決済データを自社で保有するため加盟店との精算業務もより効率化し、また今後の Tapion サービス拡
大を見据え、決済センター自体の拡張性も自社でコントロールできるようになり、キャッシュレス社会
の拡大にシームレスで柔軟に対応できるようになります。


<Tapion 向け自社決済センターシステム構成図>




■自社決済センターの今後の展開について
今回構築した自社決済センターは、Tapion に向けた高度なセキュリティ要件を実装している一方で、
今後のキャッシュレス社会を支える新しい決済ソリューションへ向けての応用も視野に入れ、汎用性・
拡張性のあるセンターとして構築しています。今後、決済センターも含めトータルでフライトシステム
が運用することで、キャッシュレス社会のさらなる広がりを推進してまいります。


■フライトシステム電子決済ソリューション
フライトシステムは、国内のスマートフォン決済先駆者として、2010 年 9 月より国内初の iPhone や
iPad をクレジットカード決済端末にする大企業向けソリューション「ペイメント・マイスター」を販
売しております。
対応する決済端末としては、モバイル型「Incredist Premium II(インクレディスト・プレミアム・ツ
ー)」、プリンタ内蔵の据置型「Incredist Trinity(インクレディスト・トリニティ)」、自動精算機向
け組み込み決済装置「VP6800」・「IFC」などモバイル型・据置型・自動精算機まで多種多様な決済ソ
リューションを提供しています。なお、最新モデル「Incredist Premium II」ではカード決済だけではな
く、マイナンバーカード読取にも対応しています。
(Incredist Premium 公式サイト:https://www.flight.co.jp/meister/ )
(Incredist Trinity 公式サイト:https://www.flight.co.jp/trinity/ )
(Tapion 公式サイト:https://www.tapion.net )
※1 タッチ決済
日本を含む世界約 200 の国と地域で展開されている国際標準のセキュリティ認証技術を活用した決済方法です。対応
の端末にタッチ決済対応のカード(クレジット・デビット・プリペイド)または、スマートフォン等をかざすだけで、
サインも暗証番号の入力も不要※で、スピーディかつ安心・安全にお支払いが完了します。ご利用頂ける店舗は、コン
ビニエンスストア、ファストフードレストラン、スーパー、飲食店、ドラッグストア、書店、百貨店、商業施設など、
日常生活における利用シーンがますます拡大しています。(※一定金額を超えるお支払いは、カードを挿し暗証番号を
入力するか、サインが必要となります。)

※2 CAFIS GlobalGEAR®について
CAFIS Global GEAR®はクレジットカード会社様への接続を簡単にセキュアに実施できるサービスです。従来の専用
線接続ではなく、インターネット接続かつオープンなプロトコルでの接続を可能にしました。クレジット決済を簡単に
シンプルに導入したいというご要望を実現いたします。
「CAFIS」、 「CAFIS GlobalGEAR」、「CDS」は、株式会社エヌ・ティ・ティ・データの国内における登録商標です。

※3 Visa 発表による

※4 Tap to Phone
市販のAndroidスマートフォンまたはタブレットを、追加的なハードウェアなしに、タッチ決済用の決済端末として
利用できる新たな決済ソリューションです。Tap to Phoneは、すでに欧州、中東、アフリカ、アジア太平洋、南米の
数多くの国々で稼働しています。他にも「Tap on Phone」、「Tap on Mobile」などと呼ばれることもあります。クレ
ジットカード業界のセキュリティ標準化団体「PCI SSC」にてTap to Phone向けのセキュリティ要件が定義されてい
ます。iPhoneも米国でTap to Phoneのサービスを発表しており、世界的にTap to Phoneが広がる様相を呈していま
す。



以上




株式会社フライトホールディングス
本社:東京都渋谷区恵比寿 4-6-1 恵比寿MFビル3F 電話:03-3440-6100 FAX:03-5791-2241
URL : http://www.flight-hd.co.jp

【 本件に関するお問い合わせ先 】
担当 : 松本、金
電話:03-3440-6100 FAX:03-5791-2241 e-mail : info@flight.co.jp

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