Incredist Premium導入事例 ソフトバンク株式会社様 ~iPadとIncredist Premiumで店舗をより美しく~
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インクレディスト プレミアム
導入事例
ソフトバンク株式会社 様
iPadとIncredist Premiumで店舗をより美しく
ソフトバンクショップでは、
iPadと多機能モバイル決済端末Incredist Premiumの2台の端末であらゆる接客業務を行っている。
クレジットカード読み取り、USIMカード書き込み、おサイフケータイのFeliCa動作確認、Apple Payによる決済と、
あらゆるニーズに1台で対応できる端末はIncredist Premiumの他になかった。
iPadとIncredist Premiumを使った接客
iPad+Incredistの2台の端末でパソコンを置き換え
取材で訪れたソフトバンクショップの接客カウンターには、機械類 「I n cre d is t 導入後は、ソフトバンクショップ クルーが i Pa dと
がいっさい見当たらなかった。携帯電話の新規契約など複雑な日常 Incredistを持って、列で並んで待っている途中のお客様の所まで
業務を進める場所なのに、 (パソコン)
PC も周辺機器もなく、すっき 出向いていける。家族全員で来訪されたお客様に対して、テーブル
りしたカフェのような空間になっている。 を囲んで説明することもできる。 佐久間氏)
(
」 。
その秘密は、手のひらサイズの多機能モバイル決済端末Incredist iPadとIncredistは共にバッテリー駆動が可能で、持ち運びが容易
Premium
(インクレディスト プレミアム)
・ とiPadがあらゆる業務を だ。この 新兵器 の導入によりソフトバンクショップ クルーの機動
カバーしているからだ。従来は、クレジットカードの登録、銀行カー 力が圧倒的に高まった。接客の自由度が上がり、また接客時間は短
ドによる引き落としの登録、商品のバーコード読み取り、Tポイント 縮し、顧客満足度の数字も上昇した。当時からIncredistの店頭導
カードの読み取り、携帯電話の新規契約に必要なUSIMカードの書 入を進めた石丸博之氏(ソフトバンク カスタマーケア&オペレー
き込み、それに加えて非接触決済技術FeliCaを搭載したおサイフ ション本部 副本部長)「持って歩けるモバイル端末で接客できる
も
ケータイの動作確認─これらの業務を実行するための機器類が最 ようになり、ソフトバンクショップ クルーのマインドも以前とは変
大11種類、接客カウンターを占領していた。加えて、機器故障に備え わった」
と評価する。
て予備を用意するスペースも必要であるなどデメリットが多かった。
ソフトバンクは2013年に店舗改革を断行し、当時使用していた
Windows PCと周辺機器を撤廃した。 端末を一つにしたかった」
「
とソフトバンク常務執行役員の佐久間好明氏は当時の思いを語る。
PCを撤廃し、iPadが導入された2013年から、それら周辺機器が
担っていた機能は、すべてIncredist 当時)
( に移行した。Incredist
は、iPadとBluetoothで通信するワイヤレス端末でありながら、ク
レジットカード決済を含む高度な業務を処理できる。
iPadとIncredistの導入はそれまでの店舗の作りや業務を大きく変
えた。PCで業務を進めていた時は、同時に接客できる人数がカウ
ンターの数に縛られ、
接客のスピードが制限されていた。 USIMカードの読取り
Incredist Premium iPad
接客カウンター周りに必要だった多くの機器をIncredistとiPadの2台のみでカバー
導入4年目のIncredistシリーズは今なお唯一無二の端末
ソフトバンクがIncredistの存在を知ったのは、まだ端末が発売前 誕生し、2016年3月から導入が始まった。オリジナル版Incredist
の2012年後半だった。GINIE
(契約システム)を導入するにあたり、 の機能はそのままに、フットプリントが66 120 mm2、重量が
iPadとワイヤレスで接続ができ、磁気ストライプ、接触型ICカード 170gとスマートフォンに近いサイズに小型化された。ポケットにも
(EMV)非接触型ICカード
、 (FeliCa)2次元バーコードリーダーも
、 入る。手が小さな女性にとってもより扱いやすくなった。充電用
備える多機能端末としてIncredistに注目した。特に、銀行カードの クレードルを使えるようになったことも地味ながら高評価の改善点だ。
読み取りと引き落としの登録に必要な全国銀行協会(全銀協)の認 充電ケーブルのコネクタ破損や、充電中にケーブルをひっかけて機
定も取得し、且つiPadとワイヤレスで連携できる多機能な端末は 器が落下する事故が劇的に減った。また非接触型ICカードリーダ
世界的に見ても例がない。 部分はNFC決済にも対応できるよう機能アップが実施された。
興味深いのは、ソフトバンクの発案でIncredistの新たな用途が生 2013年の導入開始から4年が経過したが、Incredistシリーズはい
まれたことだ。携帯電話ショップの店頭では、USIMカード書き込み まなお唯一無二の存在だ。iPadと組み合わせてあらゆる業務をこ
とおサイフケータイ(FeliCa)の動作確認の業務が欠かせない。 なせる端末は他にない。ソフトバンク IT本部 課長の榊原雄二氏は
「Incredistが搭載する接触型ICカードリーダと、FeliCa対応の機 「開発元のフライトシステムコンサルティングは、ソフトウェア開発
能を使えば、この業務に使えるのではないか」とソフトバンクは考 が本業。通常の専用端末では、業務に必要なソフトウェアが追加で
えた。USIMカードの仕様は接触型ICカードと同じスマートカード 必要になる場合は別会社に開発を依頼する形となる。Incredistシ
仕様になっている。このアイデアを実現に移すべく、Incredist開発 リーズは端末とソフトウェア開発の両方を1社が責任を取ってやっ
元のフライトシステムコンサルティングはソフトウェア開発に協力。 ている。
この垂直統合の恩恵が大きい。と説明する。
」
こうして、世の中に例を見なかったPCを使わない携帯電話ショッ Incredistがクレジットカード決済端末に関するセキュリティ基準
プを実現する新システムが登場した。2013年3月のことだ。 であるPCI -PTSに準拠していることもシステムのセキュリティを担
それから3年。Incredistの次世代モデル「Incredist Premium」
が 保する上で非常に有効だったという。
製品のバーコード読取 クレジットカード、銀行カード、Tポイントカード等の読取 銀行カードではお客様に暗証番号を入力してもらう
現場アップデートもセキュアに実現できるIncredist Premium
Apple Pay対応の現場でも注目
2016年10月に鳴り物入りで登場した「Apple Pay」にも対応した。 と数分で完了する」 榊原氏) 加えて、
( 。 Incredistシリーズにはフラ
前出の榊原氏も「Apple Payへの対応でも、決済分野に詳しいフラ イトシステムコンサルティングが特許を取得している複数暗号鍵の
イトシステムコンサルティングが協力してくれたことは大きかった」 格納にも対応している。1台の端末から複数の決済センターに接続
と付け加える。 できるよう、最大15個までの暗号鍵を導入できる機能を搭載して
ここで注目したいのは、Apple Payに対応するためIncredist いる。今回のApple Pay対応のみならず、今後のソフトバンクでの
Premiumの組み込みソフト(ファームウェア)更新と、Apple Pay 事業拡大に伴い新たな決済手段、新たな決済センターパートナーが
を決済するための決済センター向け暗号鍵のインストールが必要 出てきた場合にも、Incredist Premiumに必要な暗号鍵を保有し、
になった点だ。すでに多くのソフトバンクショップにはi P a dと iPadアプリで切り替えながらスマートな決済を可能にする拡張性
Incredist Premiumが配備されていた。通常、業務用決済端末の を持ち合わせている。そして言うまでもなく、新しい暗号鍵の注入
アップデートでは、端末を一旦回収し、更新作業は工場で実施する は、
各店舗のiPadからセキュアに実現が可能となる。
場合も少なくないが、ソフトバンクのような多店舗を構える企業で
は時間とコストが膨大にかかり、端末の稼働率も下がってしまう。
Incredist Premiumでは通常のソフトウェアアップデートと同様に
セキュアに店舗でのアップデートを実現する方法を採用していた。
Apple Payのスタートにあわせ、各店舗では接客で日々利用してい
るiPadを経由し、Incredist Premiumの組み込みソフト更新なら
びにIncredist Premiumに新しい暗号鍵を注入する作業をソフト
バンクショップ クルー自ら行った。Apple Payスタート当日、特別な
トラブルもなくApple Pay対応を完了できた。手動でアップデート
「
する場合は、マニュアルと首っ引きで30分ほどかかる作業をiPadと
Incredist Premiumでは自動化できた。アップデートボタンを押す
ApplePayによる決済
現場の声
ソフトバンク株式会社
ソフトバンク発案の新機能
免許証による本人確認にIncredist Premiumを活用
多機能で拡張性のある端末Incredist Premiumの機能を使い、 ソフトバンクではiPadでソフトバンクショップを改革する目的の実
ソフトバンクでは新たな取り組みが始まる。携帯電話の契約に 現手段のひとつとして、Incredistシリーズに注目し、成果を得た。
必要な本人確認において、 転 免許 証の真偽 判定をI n c re d i s t
運 PCを撤廃してすっきりした美しい接客カウンターに生まれ変わっ
Premiumで行う。Incredist Premiumに搭載されている非接触 た。お客様の近くまで店員が移動して接客できる自由なワークスタ
型ICカードリーダに免許証をかざすことで、偽造されていない本物 イルも手に入れた。iPadの手足となって動くIncredistシリーズは、
の免許証と判別できる機能を実現した。これにより不正契約を防ぐ ソフトバンクショップ クルーを支える裏方として今日も働き続けて
ことができる。 いる。
常務執行役員 カスタマーケア&オペレーション本部 IT本部 課長
佐久間好明氏 副本部長 石丸博之氏 榊原雄二氏
「iPadとIncredistを導入したのは、
とにかく接客の 「カウンターから開放されたことで、
ソフ 接客に必要なiPadと連携でき、ソフト
時間を短くしたかった」
と説明する。カウンターを
「 トバンクショップ クルーのマインドも変 バンクが求めるすべての機能を満たす
離れて、
並んでいるお客様の元に出向くことも可能 わりました。
いかにお客様を待たせない 端末はIncredistシリーズだけでした。
ですし、家族全員で来訪されたお客様に対して、 ようにするか、
いかに効率よく業務を進め しか もU S I M カードや F e l i C a 対 応 、
テ ーブル を 囲 んで 説 明 することもで きます 」。 るかという意識が生まれています」
と話 Apple Pay対応まで実現。4年経過して
Incredistシリーズは「業務と店舗の空間を大きく す。 「Incredist Premiumはより小型
更に も唯一無二の存在です。
変え、
顧客満足度の向上にも大きく貢献している」。 軽量になり、
現場の評価も上々」
とのことだ。
ご協力企業プロフィール
ソフトバンク株式会社
主に、移動通信サービスや、携帯端末の販売、固定通信サービス、
インターネット接続サービス事業を展開
Incredistに関する
お問合せはこちらから
product@flight.co.jp 受付時間 10:00∼18:00
(土日祝除く)
株式会社フライトシステムコンサルティング
東京都渋谷区恵比寿4-6-1 恵比寿MFビル3F
*Apple Payは、
米国および他の国々で登録されたApple Inc.の商標です。TM and © 2017 Apple Inc. All rights reserved. Copyright © 2017 FLIGHT SYSTEM CONSULTING, Inc. All rights reserved.
*FeliCa はソニー株式会社の登録商標です。
*おサイフケータイは株式会社NTTドコモの商標または登録商標です。
*Bluetooth® は米国Bluetooth SIG,Inc.の登録商標です。
*その他、
記載されている会社名および製品 サービス名は、
・ 各社の登録商標または商標です。
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