IoT時代に最適化された新型OS「OPTiM Cloud IoT OS」を発表
Press Release
2016 年 3 月 30 日
報道関係者各位
株式会社オプティム
(東証一部、コード:3694)
IoT 時代に最適化された新型 OS「OPTiM Cloud IoT OS」を発表
あらゆる人に直感的な IoT 端末の制御、データ解析、AI、
クラウドサービス連携ができるユーザー体験を提供
株式会社オプティム(以下 オプティム)は、スマートフォン・スマートデバイス管理技術分野の業界を牽
引する先駆者として、その培ってきたノウハウ・技術を応用し、2014 年よりドローン・ネットワークカメラ・ウ
ェアラブルデバイスなどを含む IoT 端末の研究開発を進めてまいりました。そしてこのたび、直感的に IoT
端末の制御、データ解析、AI、クラウドサービスとの連携ができる「OPTiM Cloud IoT OS」を発表いたし
ます。
■開発の背景
IoT(Internet of Things)とは、”コンピューターなどの情報機器だけでなく、さまざまな「モノ」に通信機能
を持たせ、ネットワークを構成することで、自動認識・自動計測・自動制御などを可能とする技術”と言われ
ています。その影響力は”第 4 次産業革命“に値し、実際にインターネットに接続される機器や「モノ」は
2020 年には 500 億台※1 におよぶと予想されています。しかしながら、IoT は象徴的ではあるものの、定
義づけがあいまいなことから、現状では個別にシステム開発を要するケースが多くあります。
これは、コンピューター普及の歴史において、一部の大企業による巨額の投資を必要としたメインフレ
ーム全盛期や、Microsoft Windows®や Apple 社の Macintosh®等の汎用 OS が登場するよりも前の、周
辺機器を接続するためにデバイスドライバの個別開発・検証を要する PC 普及期の状況に類似していま
す。オプティムは、「コンピューターの普及のきっかけとなった OS の設計概念」に着眼し、その思想を受け
継ぐ形で、このたびの「OPTiM Cloud IoT OS」の開発に至りました。
■新しいユーザー体験
「OPTiM Cloud IoT OS」は、直感的かつ安全な IoT 端末の管理・制御、データの蓄積・分析、クラウド
サービスとの連携を可能とし、あらゆるユーザーが IoT の恩恵を享受できる“新しいユーザー体験”を提
供いたします。
◆サービス特徴
見る・貯める・知らせる
「OPTiM Cloud IoT OS」の UI(ユーザーインタフェース)は万人に広く受け入れられ普及した"デ
スクトップ OS 形式"を採用しており、直感的な操作が可能です。IoT 端末から取得した情報を蓄
積し、標準搭載している「OPTiM IoT Explorer」の画面から閲覧可能です。また、緊急を要する場
合においても、お手持ちのスマートフォンに通知する設定を行えます。
Press Release
分析できる
標準搭載の「OPTiM IoT Explorer」にて逐一収集している機器の情報や、カメラ映像分析など、
さまざまな数値・映像データに対して分析を行う「OPTiM Insight」を標準アプリケーションとして提
供いたします。また、数値・映像データをビジュアル化して表現することで、状況をひと目で把握
できます。さらに、ウィジェットエンジンを標準搭載しており、デスクトップ上で必要かつ最新の情
報を常に確認できます。
考えてくれる
画像データや、各 IoT 端末から取得したデータに対して、「OPTiM Cloud IoT OS」に搭載されて
いる人工知能(Artificial Intelligence)やビッグデータ分析エンジンを駆使することで、人の手を介
して行うには困難である膨大なデータを、あらゆる角度から分析できます。これにより、農業分野
ではドローンを用いての品種ごとに異なる害虫を検知したり、医療分野ではヘルスケアデバイス
が取得したバイタルデータから病気リスクの予測や予防への活用、建築分野ではセンサーが取
得したデータからビルの老朽化を予測したりなど、さまざまな産業において応用するなど新たな
アプローチが可能になります。
セキュア
企業が保有する情報の全てはテナントと呼ばれる空間ごとに区切られて保存されます。テナント
内は、マルチアカウントに対応しており、組織階層、グループごとの細やかな権限管理が簡単に
実施できます。例えば、あらゆるデータを同一の場所に保管し、利用者の権限によって使用範囲
を制限できます。
Press Release
オープンなプラットフォーム
「OPTiM Code」利用し、「OPTiM Cloud IoT OS」上で動作するアプリケーションを簡単に作成で
きます。また、IoT 端末やサービスを専門に販売するマーケットプレイス「OPTiM Store」もご利用
いただけます。
【公開予定 API※2】
・ Core API
マルチテナントな階層管理、アプリ管理などのコアロジックを担う API
・ Messaging / DatastoreAPI
リアルタイムなストリームデータ、および永続化されたストリームデータの I/O を担う API
・ Runtime API / OPTiM Code
クラウド上でユーザープロセスを実行可能とする PaaS※3 を担う API
ハードウェアの物理的制約の排除
仮想化されたコンピューター基盤上で、インターネットを介し、アプリケーションサーバー・データ
ベースを提供します。これにより、クラウド上に構築されるシステムは用途に応じて自動的に拡
張され、物理的な制約から開放されます。
◆標準搭載
OPTiM IoT Explorer:デバイス一覧・デバイスデータ一覧
接続している IoT 端末やデータを簡単且つ効率的に一覧でき、デバイスに対する操作も実施でき
ます。
Press Release
OPTiM Insight:データ分析
IoT 端末から取得されたデータを集計・分析し、可視化するサービスです。
OPTiM SkySight:地理空間情報マッピング
各 IoT 端末やセンサー群を地理的空間情報に紐付けて閲覧・分析・操作が可能となるサービス
です。
OPTiM Cloud Vision:ネットワークカメラ映像解析
ネットワークカメラの操作、ネットワークカメラの動画情報を閲覧・分析が可能となるサービスで
す。
Press Release
OPTiM Code:統合開発環境
「OPTiM Cloud IoT OS」上で動作するアプリケーションを開発するための、統合開発環境です。
OPTiM Store:IoT サービス・マーケットプレイス
IoT 端末やアプリなどの販売を行うマーケットプレイスです。購入してすぐ使い始められるよう、機
器・アプリ・ストレージなどを全て含んだサービスの販売も可能です。
なお、「OPTiM Cloud IoT OS」は 2016 年度夏頃の提供を予定しております。
詳しくは下記「OPTiM Cloud IoT OS」サービスページをご覧ください。
「OPTiM Cloud IoT OS」サービスページ:
https://www.optim.co.jp/cloud-iot-os/
※1 出典:Cisco Systems, inc.調べ、「今後 10 年間に日本を含むグローバル企業の IoE に関する経済価値をまとめたホワ
イトペーパー」より。
※2 API:アプリケーションプログラムインターフェイスの略。プログラミングの際に使用できる命令や規約、関数などの集合
体であり、API を利用してその機能をアプリに搭載することができる。
※3 PaaS:Platform as a Service の略。アプリケーションが稼動するためのハードウェアや OS などのプラットフォーム一式
を、クラウド上のサービスとして利用できるようにしたもの。
Press Release
【オプティムの目指す、オプティマル事業とは】
~Optimal【形】最適な、最善の、最も有利な~
急速なインターネット普及に伴い、これまでネットを利用したことのないユーザーがネットを利用する機
会が増えており、このユーザー層にとって現状のネットは必ずしも使いやすいものではありません。この
ような状況にあって、ネットを空気のように快適で、息をするように無意識に使えるサービス・インフラに変
えていく。オプティマル事業とは、そのためのオプティム独自の最適化技術によるサービス事業の総称で
す。
製品情報: http://www.optim.co.jp/products
Facebook ページ: http://www.facebook.com/optimjpn
Twitter ページ: https://twitter.com/optim_jpn
【株式会社オプティムについて】
商号: 株式会社オプティム
上場市場: 東京証券取引所市場第一部
証券コード: 3694
URL: http://www.optim.co.jp
佐賀本店: 佐賀県佐賀市与賀町 4 番 18 号
東京本社: 東京都港区海岸 1 丁目 2 番 20 号 汐留ビルディング 21 階
代表者: 菅谷 俊二
主要株主: 菅谷 俊二
東日本電信電話株式会社
富士ゼロックス株式会社
設立: 2000 年 6 月
資本金: 411,356 千円
主要取引先: 日本電信電話株式会社、東日本電信電話株式会社、西日本電信電話株式会社、エヌ・
ティ・ティ・コムウェア株式会社、株式会社エヌ・ティ・ティ エムイー、株式会社 NTT ぷら
ら、株式会社大塚商会、シャープ株式会社、株式会社ピーシーデポコーポレーション、
KDDI 株式会社、キヤノンマーケティングジャパン株式会社、パナソニックソリューション
テクノロジー株式会社、富士ゼロックス株式会社、リコージャパン株式会社、ソースネク
スト株式会社、株式会社インプレス、BB ソフトサービス株式会社など (順不同)
事業内容: ライセンス販売・保守サポートサービス(オプティマル)事業
(IoT プラットフォームサービス、リモートマネジメントサービス、サポートサービス、その
他サービス)
【Copyright・商標】
※ 記載の会社名および製品名は、各社の登録商標および商標です。
※ Windows®は、米国 Microsoft Corporation の米国およびその他の国における登録商標です。
※ Macintosh®の名称およびそのロゴは Apple Inc.の米国およびその他の国における商標または登録商標です。
※ 本プレスリリースに記載された情報は、発表日現在のものです。商品・サービスの料金、サービス内容・仕様、お問い合
わせ先などの情報は予告なしに変更されることがありますので、あらかじめご了承ください。
【本件に関する報道機関からのお問い合わせ先】
株式会社オプティム マーケティング広報担当 村上
TEL: 03-6435-8570 FAX: 03-6435-8560
E- Mail : press@optim.co.jp
OPTiM Cloud IoT OS サービスページ : https://www.optim.co.jp/cloud_iot_os/
12253
新着おすすめ記事
-
綿半ホールディングス
-
フューチャーリンクネットワーク
-
アライドアーキテクツ