第二創業期における事業進捗及び2019年3月期通期連結業績予想の修正について

News Release
各 位
2019年3月22日
株式会社デジタルハーツホールディングス


第二創業期における事業進捗及び 2019 年 3 月期通期連結業績予想の修正について
~エンタープライズ事業の飛躍的な成長を目指し攻めの投資を加速~

株式会社デジタルハーツホールディングス(本社所在地:東京都新宿区、代表取締役社長 CEO:玉塚 元一、東証第
一部:証券コード3676)の第二創業期の事業進捗及び2019年3月期通期連結業績予想の修正についてお知らせいたし
ます。

「第二創業期」の取り組みについて
当社は、2017年6月に経営体制を変更して以降、「第二創業期」として、主力事業であるエンターテインメント事業のさ
らなる成長を追求するとともに、成長ドライバーと位置付けるエンタープライズ事業の拡大に注力しております。特に、エ
ンタープライズ事業においては、IoTやデジタルトランスフォーメーション(DX)の進展など市場環境が急速に変化・拡大し
ていく一方、IT人材不足は今後ますます深刻化することが見込まれていることから、当社では、IT業界全般における開発、
テスト、保守・運営のアウトソーシングニーズは加速度的に増加するものと見込んでおります。
このような状況のもと、当社では、2019年3月期を飛躍的な成長に向けた事業基盤固めの年と位置づけ、専門人材の
強化及び先端技術の獲得を目的に、採用・教育コストを投入するとともに、M&Aやアライアンスの締結を積極的に推進し
て参りました。具体的には、当社のゲームデバッグを行う約8,000人の登録テスターの中から、システムテストの計画・設
計ができる上流エンジニアや、脆弱性診断等のできるホワイトハッカー候補者へと育成するための教育体制の整備を進
めて参りました。さらには、他社とのアライアンスも積極的に活用し、中小企業をはじめとする顧客企業のIT環境整備を
総合的に支援できる体制の構築等を図って参りました。
これらの取り組みを推進する中で、システムテストサービスにおいては、当社の受注キャパシティを超えるほどの依頼
が来るなど、潜在的な顧客ニーズの大きさを改めて認識するとともに、これまで当社がエンターテインメント事業で築き上
げてきたテスター人材のポテンシャルの高さも立証されるなど、「第二創業期」の取り組みに対する手ごたえを得ることが
できました。
2019年3月期の業績は、外部環境の変化等もあり、期初計画を下回る見込みとなったものの、2020年3月期もこれらの
成長戦略の方向性に変更はなく、引き続き積極的な先行投資を継続し、「第二創業期」の中長期ロードマップとして掲げ
る、売上高500億円、EBITDA 100億円の達成を目指して参ります。

2019年3月期の主な成果





News Release
2019年3月期 通期連結業績予想数値
「第二創業期」における事業基盤固めと位置付ける2019年3月期については、各種取り組みの成果の結果、売上高は
前期比で増収が見込めるものの、事業環境の変化や新規事業の体制強化といった投資負担の現状等を踏まえ、通期
連結業績予想数値を下記のとおり修正いたしました。

19/3期 18/3期
(百万円) 修正計画 期初計画 増減 期初計画比 実績 増減 前期比
(A) (B) (A-B) (A÷B) (C) (A-C) (A÷C)

売上高 19,300 21,000 △1,700 91.9% 17,353 1,946 111.2%

営業利益 1,600 2,200 △600 72.7% 1,735 △135 92.2%

経常利益 1,650 2,224 △574 74.2% 1,782 △132 92.6%

親会社株主に帰属
1,533 1,533 0 0.0% 1,200 332 127.7%
する当期純利益

 売上高は、当社グループの主力事業であるエンターテインメント事業におけるデバッグサービスの売上高が想定を下
回る見込みとなりました。これは、モバイルソリューション(MS)の増収ペースが下期に入り外部環境の変化を受けて
計画を下回ったほか、ゲームコンソール(GC)で想定していた受注案件の後ろ倒しが発生したことや、アミューズメント
(AM)の売上高が規制強化による反動減から想定程回復しなかったことによるものです。また、エンタープライズ事業
においては、上流エンジニア等の専門人材の増員やオペレーション体制の強化が進み、前年を大きく上回る成長を
実現しているものの、会社計画に対しては受注拡大のペースが伸び悩んでいる状況にあります。このため、売上高
の予想数値は、前期比2桁増収(前期比111.2%)は見込める一方、期初計画よりは下回る19,300百万円に修正いた
しました。
 利益につきましては、エンターテインメント事業のセグメント利益は、売上高の未達による影響もあり期初計画には届
かないものの、前年を上回る水準を確保できる見込みです。一方、第二の収益の柱として育てるべく事業拡大に注力
しているエンタープライズ事業については、専門人材の確保・育成、事業基盤の整備といった中長期的な視点での戦
略的な投資を継続していることから、セグメント利益はマイナスとなることを見込んでおります。これらの結果、営業利
益の予想数値は、前年を下回る1,600百万円(前期比92.2%)、経常利益も同じく1,650百万円(同92.6%)に修正いた
しました。
 親会社株主に帰属する当期純利益は、株式売却に伴う特別利益の計上が703百万円見込まれること等から、期初計
画通りの1,533百万円(前期比127.7%)と据え置いております。



【本件に関する問い合わせ先】
株式会社デジタルハーツホールディングス IR広報部 安丸
電話:03-3373-0081(月~金:9時半~18時半/土日祝:休日)
E-mail:ir_info@digitalhearts.com

【株式会社デジタルハーツホールディングス概要】
デジタルハーツホールディングス HP :https://www.digitalhearts-hd.com/
設 立 :2013 年 10 月 1 日
代 表 取 締 役 社 長 C E O :玉塚 元一
本 社 所 在 地 :東京都新宿区西新宿三丁目 20 番 2 号
グ ル ー プ 会 社 の 事 業 内 容 :ゲームデバッグ、システムテスト、システムの受託開発、セキュリティ等


(※) 各社の会社名、サービス・製品名は各社の商標または登録商標です。


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