日本最大級の自作ハードウェアコンテスト「GUGEN2021」大賞決定!

2020 年 12 月 16 日
各位
株式会社ピーバンドットコム

日本最大級のハードウェアコンテスト「GUGEN2021」
大賞作品決定!
株式会社ピーバンドットコム(本社:東京都千代田区、東証マザーズ上場 3559)は、日本最大級の
ハードウェアコンテスト「GUGEN2021 選考会・授賞式」を 2021 年 12 月 11 日(土)にコモレ四谷
タワーコンファレンスにて開催いたしました。
「ユーザーの課題を解決する“未来のふつう”となるアイデア・製品を具現(GUGEN)化する」をテー
マに、一次選考通過 22 作品の中から、大賞ノミネート作品 6 作品を選考し、プレゼンテーションを経
て、3 名の審査員による審査員得点の総合点をもとに、大賞 1 作品、優秀賞 2 作品、Good アイデア賞
1 作品、学生賞 1 作品を表彰いたしました。ここに、その結果概要をご報告いたします。




GUGEN は、「ハードウェアのものづくりに関わる人たちにもっとスポットライトを浴びてもらいた
い」 という弊社代表取締役の田坂正樹の思いから始まりました。2009 年に開催した「電子工作コンテ
スト」 から数えて 13 回目となります。例年、会場での大規模な展示を経て審査を行っておりました
が、今年度は新型コロナウイルス感染症拡大防止の観点から一次選考を通過した 22 作品を会場に招
き、選考会・授賞式を開催いたしました。当日の模様は zoom ウェビナー形式にてライブ配信を行いま
した。

表彰式においては、審査員を務めていただいた 3 名の方からそれぞれ講評をいただきました。

藤岡淳一氏は、
「GUGEN は社会問題の解決を、いかにテクノロジーで解決するかをテーマに取り組んで
いますが、毎回そこを目指して作品応募いただけていることはうれしく思います。毎年言っていること
ですが、全体のレベル、特に学生のレベルが非常にあがってきていると感じています。今後も様々なテ
ーマを持って作品応募いただけますようお願いいたします。 」と講評いただきました。

山﨑晴太郎氏は、「デザインの分野など色々な審査をやることが多いが、この GUGEN の審査が一番楽し
い審査です。具現するかもしれないタマゴの部分を見れることと、そこから自分自身刺激をもらうこと
を楽しんでいます。社会課題をどう解決していくかは、ざっくり三段階のステップがあると思います。
一つ目は、社会を見つめて、どういう課題を解決するのかという課題発見の視点。二つ目は、自分達が
何をやりたいのか、何ができるのか、何が好きなのかいうプリミティブなモノづくりの視点。最後は、
もう一回それを相対性をもって社会に再接合していくという視点があるとおもいます。参加されている
方の多くは、その最後の部分がちょっと弱い気がします。自分が手塩をかけて作った作品は、どんどん
好きになっていきますが、そこから一歩引いてみて、社会の中で生きている自分の日常の中で考えてみ
た時に客観的に自分のプロダクトがどう見えるのかということを意識して、今後もモノづくりを研鑽し
て欲しいと思います。」と講評いただきました。

鎌田富久氏は、
「一次選考通過 22 作品の中から 6 作品選ぶのがすごく大変でした。審査員の中でも本当
に選びたい作品を決めるのが難しかったです。そんな中で各賞に選ばれた方は本当におめでとうござい
ます。ただ、選ばれなかった方達は残念がることはないと思います。それくらい、本当に差はないもの
ばかりでした。イチローもドラフトの時は 4 位でしたし、必ずしも賞をもらった作品が最終的に成功す
るとも限らないので、まだまだスタートラインだと思いますので頑張ってください。応募作品には、本
当に面白い技術のものがたくさんあり、素晴らしかったのですが、技術を磨くと同時に課題を磨くこと
が大事になってきます。誰がユーザーで、どんな利用シーンで、使っている人を思い描いた時、その人
が笑顔になっているかという所が大事なポイントです。GUGEN に参加されている人たちは技術が好き
という人が多いと思いますが、ユーザーの笑顔を思い描いて作品を作っていっていただきたいです。こ
れからも応援してきたいと思っていますので頑張ってください。 」と講評いただきました。

また、弊社代表の田坂は、 「世相を反映してコロナ感染症対策の作品が多くありました。社会課題を解
決していくという部分において特色があったと感じております。GUGEN は今後もモノづくり業界の裾
野を広げる活動に邁進いたして参ります。来年も開催を予定しておりますので、皆様のご参加お待ちし
ております。賞をとれた方も取れなかった方もぜひまたご参加ください。昨今の状況の中、ご参加いた
だいたチーム、審査員、スタッフそして協賛いただいたスポンサー各社に感謝いたします。 」として、
無事 GUGEN2021 を開催出来たことに対して、参加者への感謝の気持ちを伝えました。

GUGEN はこれからもハードウェアの力で世の中の課題解決を目指す人々のプラットフォームとして
機能できるように努めてまいります。今後も皆様のご支援をどうぞよろしくお願いいたします



■選考会・表彰式 開催概要
・日 時 :2021 年 12 月 11 日(土) 11:00~16:30
・会 場 :コモレ四谷 タワーコンファレンス (オンライン)
・参加費 :無料※zoom ウェビナー形式にて配信。


【表彰結果概要】

■「GUGEN 2021」大賞
大賞は、多くの課題を解決できるという観点から、GUGEN 審査員満場一致で「ICOMA タタメルバイ
ク」が選ばれました。

大賞 : No.037 ICOMA タタメルバイク
チーム名:株式会社 ICOMA

持ち運びと変形が可能な原付一種規格の小型
電動バイクで、折り畳んでデスクの下などに
収納できる点が特徴。
バイクという乗り物において駐車場が無いと
いう課題を収納できることで解決した。
車のトランクに積んで運べることや、災害時
にも活躍できるなど、多くの課題を解決でき
る可能性を秘めた作品。製品化するにあた
り、安全性など様々なハードルがあるかと思
うが、ぜひ乗り越えて製品化して欲しい。
優秀賞:No.011 農業用 AI ロボット
チーム名:輝翠 Tech

SLAM 技術で自己位置の推定が可能で、収穫場と収集
場を自動で往復運搬でき、りんご農園内を回り、害虫
やりんごの樹勢などをカメラで認識し、農園全体の把
握を支援する。
課題解決性のポイントは審査員一同の中で、最も高く
評価された作品。日本の果物は財産なので、このテク
ノロジーで人材不足を解決して守っていって欲しい。




優秀賞 :No.015 微生物蛍光ライト
~ウィズコロナに必要な高い接触感染対策を支援~
チーム名:HA-PPY

内視鏡に内蔵されたがんを見つけやすくする蛍光イメ
ージング技術を内視鏡の外でも使える方法を確立し、
懐中電灯のような機器として、ユーザーは光を当てる
だけで、手指やドアノブ、ノートパソコンなど日常で
接触する場所の衛生状態が可視化する。
感染拡大を消毒によって止めることに注力している社
会において、その結果を見える化することができる作
品。使い道がたくさんあり、多くのポテンシャルを秘
めている技術である。




GOOD アイデア賞 :No.047 Loglee
チーム名:Team Loglee

塗り薬を使った時の情報をセンシングするデバイス
で、薬の容器を製品に置くだけで、薬の種類と塗っ
た時間・量を記録することができます。
顕在化していないが確実に世の中にある課題に着目
して、実現したのが評価のポイントとなりました。




その他、「ほしいね賞」には「マイコン学習ボード」「学生賞」には、
、 「Venty-テレワークのための換気
促進デバイス」が選出され、さらに協賛企業によるスポンサー賞に計 8 チームの作品が選ばれました。



■審査員(50 音順)
鎌田 富久氏(TomyK 代表/株式会社 ACCESS 共同創業者)
藤岡 淳一 氏(JENESIS 株式会社及び JENESIS 深セン法人 創業代表)
山﨑 晴太郎 氏(株式会社セイタロウデザイン代表、アートディレクター、デザイナー
株式会社 JMC 取締役兼 CDO、株式会社プラゴ CDO)

■協賛(50 音順)
プラチナスポンサー
株式会社 CAMPFIRE
ゴールドスポンサー
WINDGRAPHY(KOA 株式会社)
シルバースポンサー
ヴイストン株式会社
CADLUS(株式会社ニソール)
Quadcept 株式会社
株式会社スイッチサイエンス
トラ技ジュニア(CQ出版株式会社)
HAX Tokyo
メディアスポンサー
I/O(株式会社工学社)
子供の科学(株式会社誠文堂新光社)
JellyWare 株式会社
fabcross(株式会社メイテック)

■関連リンク
◆GUGEN 2021 受賞作品 https://gugen.jp/result/2021.html
◆GUGEN https://gugen.jp/
◆P 板.com https://www.p-ban.com/



【会社概要】
会社名 : 株式会社ピーバンドットコム
代表者 : 代表取締役 田坂 正樹
本社所在地: 東京都千代田区五番町 14 五番町光ビル 4F
設立日 : 2002 年 4 月
URL : https://www.p-ban.com/

【事業概要】
「開発環境をイノベーションする」という経営スローガンの下、プリント基板の E コマース「P
板.com」の運営を中心に事業展開しています。プリント基板の設計・製造・部品実装から筐体の中に
納めるまでの「ワンストップ・ソリューション」を提供。プリント基板を扱うエンジニアの育成と裾
野拡大のため、技術情報サイトを運営するほか、 「社会における課題を解決するデバイス」をテーマに
日本最大級のオリジナルハードウェアコンテスト「GUGEN(ぐげん)」を毎年開催しています。

【お問い合わせ先】
GUGEN 実行委員会
担当者 : 赤木/後藤
電話番号: 03-3261-3431
E-mail : info@gugen.jp

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