オンライン完結型の住宅ローンのプラットフォーム構築を目指し、SBJ銀行と業務提携を締結。

PRESS RELEASE
2018 年 8 月 28 日(火)
報 道 関 係者各位 株式会社 GA technologies




GA technologies、SBJ 銀行と FinTech 領域での業務提携を締結
オンライン本人確認による非対面口座開設など、
オンライン完結型の住宅ローンのプラットフォーム構築を開始

第 1 弾サービスは、国内初の「オンライン不動産投資用ローン審査」を今秋より提供
〜 ReTech と FinTech の融合により、新しい住宅購入体験、金融業務の効率化に取組む〜




 AI を活用した中古不動産流通ポータルサービス「Renosy( リノシー )」を運営する
株式会社 GA technologies [ ジーエーテクノロジーズ ](本社:東京都渋谷区、代表
取締役社長:樋口 龍、証券コード:3491、以下当社)は、8 月 28 日 ( 火 )、株式会社
SBJ 銀行(本店:東京都港区、代表取締役社長:富屋 誠一郎、以下 SBJ 銀行)とオン
ライン不動産ローンに関する業務提携を締結したことをお知らせいたします。


 これにより、オンライン上でのご本人さま確認による非対面口座の開設や電子署名を
用いた金銭消費貸借契約の締結などを含む、オンライン完結型の住宅ローンプラフォー
ムの共同開発に着手いたします。まずは、その第一弾として、オンライン上で完結する
「オンライン不動産投資用ローン審査」を今秋より提供していく予定です。本審査によ
り、SBJ 銀行において申込受付からローン審査、融資実行までに要する業務時間が最
大 75% 程度削減され、金融業務の効率化が図られます。




<画像:CI >





背景 1:テクノロジーにより変革する金融、不動産ビジネス
 近年、FinTech( 金融 x テクノロジー ) サービスを筆頭に、テクノロジー化が十分に進
んでいない領域にテクノロジーを介入させ、新しい価値や仕組みを創出する X-Tech( クロ
ステック ) サービスが注目を集めております。特に契約や本人確認など高度なセキュリテ
ィー技術が必要とされる分野でも、テクノロジーの目覚ましい発展により、規制緩和を進
める動きが広がっております。政府の成長戦略「未来投資戦略 2017」の中でも「FinTech
に対応した効率的な本人確認の方法について検討」などが議論され、オンライン本人確認
(KYC) を導入した非対面口座開設の実現も期待されております。( ※ 1)


背景 2:金融機関の大幅な人員・業務削減と、求められる高付加価値サービス
 現在、国内の金融機関は、ペーパーレス化や事務作業への RPA や AI の活用を通じ、大
幅な業務効率化、人員削減が進んでおります。一方で、FinTech 企業の参入やサービスの
多様化により、ユーザーは金融サービスに新たな価値を求めるようになってまいりました。
このような背景を受け、金融機関は、高効率な業務設計と高付加価値なサービス提案が求
められております。

 当社ではこれまで、中古不動産流通サービス「Renosy」を通じてテクノロジーの活用
によりユーザーの不動産購入をサポートしてまいりました。ユーザーの多くが抱える資
金計画に対する不安に応えるべく、SBJ 銀行と業務提携を開始し、オンライン完結型の住
宅ローンプラフォームの共同開発に着手いたします。SBJ 銀行は、賃貸用物件に対する
「ANY 住宅ローン」を主力商品とし、昨年から LINEPay 外貨両替サービスを提供するなど
FinTech 領域に積極的に取組む企業です。


 まずは、その第一弾として、当社が提供する不動産オーナー向け管理アプリ「Renosy
Insight」( ※ 2) と、SBJ 銀行とで共同開発を進める金融機関向け不動産ローン管理システ
ムとの連携により、国内初となる最短 1 日 ( 予定実作業時間 60 分 ) で完結する「オンライ
ン不動産投資用ローン審査」のサービス提供を、今秋より開始する予定です。(従来の不動
産ローン審査には、通常 2 週間程度、実作業時間約 240 分が必要。)更に、不動産投資用
ローンにおいては、金銭消費貸借契約締結時に来店が必要となることや、物件購入後に必
要な返済予定表や借入残高の確認がワンストップでオンライン上で確認できないなど、必
ずしもユーザーの利便性が十分ではありませんでした。今回のシステム開発により、ユー
ザーは申込から、契約書類提出 ( ※ 3)、金融機関による審査、融資実行までのプロセスを
完全オンライン化します。本システム開発により、金融機関において申込受付からローン
審査、融資実行までに要する業務時間が最大 75% 程度削減され、業務が効率化されること
により、将来的にユーザーに対してより良い条件でローンを提供していくことも検討して
まいります。





<図:オンライン不動産投資用ローン審査>




 また、従来のローン審査では、金融機関側は、多くの場合マイソク ( 図面入り不動産
広告 ) や謄本のみ情報からの融資判断を行っていました。今回の「オンライン不動産投
資用ローン審査」では、共同開発を進める金融機関向け不動産ローン管理システムと、
当社の不動産仕入れシステム「Tech Supplier」 ( ※ 4) とを連携させ、物件写真 (30 枚以
上 ) や地図情報、近隣情報や各種リスク情報、価格推定などの多様な情報を加味しながら、
融資対象となる不動産の価値評価を行うことが可能になります。これにより中古不動産
の適正な価値評価を促進いたします。更に、金融機関向け不動産ローン管理システムは、
AI( 画像認識 ) による書類の自動読み込みや、事前審査の自動化、 によるスコアリング、
AI
ローン審査フローのクラウド化を実現し、金融機関側の大幅な業務効率化も期待されて
おります。


 当社では、今回のオンライン完結型の不動産ローンシステムの開発により、住宅購入
者のユーザー利便性の向上はもちろん、金融業務や不動産業務の効率化や働き方改革、
不動産評価の適正化に取り組んで行く所存です。更に同社との協業を通じた ReTech と
FinTech の融合により、新しい住宅購入体験の創造を目指し、顧客本位で健全かつ透明
な不動産市場の育成に取り組んでまいります。



( ※ 1) 内閣府「未来投資戦略 2017」
:https://www.kantei.go.jp/jp/singi/keizaisaisei/pdf/miraitousi2017_
t.pdf
( ※ 2) Renosy Insight( リノシーインサイト ):https://www.renosy.com/apps/renosy_insight





( ※ 3) 不動産ローンには、通常、契約用にユーザーが作成する書類作成は平均 15 枚、提出が必要な証明書類
提出は最大 20 枚と実に 30 以上の書類の準備や用意が必要です。また作成書類には重複する内容も多く、ユ
ーザーは多くの時間を繰り返し作業に使っております。
( ※ 4) Tech Supplier( テックサプライヤー ):AI の画像認識による不動産広告(マイソク)の自動読み取り、
AI による物件のスコアリング機能、RPA による契約書の自動作成などを実現した自社の不動産業務支援ツー
ル。今年 7 月 30 日に「AI によるマイソクの自動読み込み機能」の特許を出願



● SBJ 銀行 概要
社名:株式会社 SBJ 銀行
URL:https://www.sbjbank.co.jp/
本店:東京都港区芝 5 丁目 36 番 7 号
設立:2009 年 1 月 8 日
代表者:代表取締役社長 富屋 誠一郎
資本金:350 億円(資本準備金含む)
事業内容:銀行業


● GA technologies 会社概要
社名:株式会社 GA technologies
URL:www.ga-tech.co.jp
本社:東京都渋谷区広尾 1-1-39 恵比寿プライムスクエア 8F
設立:2013 年 3 月 12 日


代表者:代表取締役社長 樋口 龍
資本金:1 億円
事業内容:
・中古不動産流通プラットホーム「Renosy」の開発・運営
・AI を活用した不動産業務支援ツール「Tech シリーズ」の開発・運営
・不動産オーナー向けアプリ「Renosy Insight」の開発・運営
・中古区分マンションの投資型クラウドファンディングサービスの開発・運営




本リリースに関するお問い合せ
株式会社 GA technologies ( 広報担当 : 清水・近藤 )
TEL : 03-5468-7056 Mail : pr@ga-tech.co.jp





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