テリロジー、標的型マルウェア対策クラウドサービスに、悪意あるメール添付ファイルを検知、防御する機能を追加

報道関係者各位
2015 年6月 29 日
株式会社テリロジー
(東証 JASDAQ 市場 証券コード 3356)


テリロジー、標的型マルウェア対策クラウドサービスに、
悪意あるメール添付ファイルを検知・防御する機能を追加
~最新のマルウェア検知・防御技術で、メールを悪用した高度な標的型攻撃からネットワークを保護~



株式会社テリロジー(以下 テリロジー、本社:東京都千代田区、代表取締役社長:津吹憲男)
は、テリロジーが国内代理店として販売する米国 Lastline, Inc.(以下 Lastline 社、本社:カ
リフォルニア州レッドウッド、CEO:Jens Andreassen)が提供する最新のマルウェア検知・防御技
術「次世代標的型マルウェア対策クラウドサービス」に、メールを悪用した高度な標的型攻撃から
ネットワークを保護するメール添付ファイル検査機能を追加したサービスの販売を6月 29 日より
開始します。

近年、業種・業態、規模に関わらず被害が急増している標的型攻撃に対しては、情報漏えいを水
際で防ぐ強固なセキュリティ対策が必要不可欠となっています。特に、電子メールによる標的型攻
撃は、最も広く悪用される攻撃方法の 1 つであり、また、新種のマルウェアを使用し、機密情報や
人情報を盗み出すなど、巧妙かつ悪質化しています。
これらの新種のマルウェアは、即時に検知できないことが多く、従来型のセキュリティ対策では
カバーできないことから、複数の対策で情報などを守る「多層的防御」が必要不可欠となっていま
す。

弊社は、標的型攻撃で利用される未知の脆弱性や、マルウェアの検知・防御技術を提供する
Lastline 社「次世代標的型マルウェア対策クラウドサービス」 2012 年 9 月より販売しています。

同サービスは、高検知率、低誤検知率を誇る高精度分析システムをクラウド上に置き、侵入したマ
ルウェアを分析し、必要に応じ出口で遮断します。
また、 Lastline 社提供のサンドボックスと呼ばれるマルウェア分析自動処理システムは、 未知の
マルウェアを高精度に分析し、常に最新の脅威および攻撃からネットワークを保護します。

今回、次世代標的型マルウェア対策クラウドサービスに追加される機能は、メールを悪用した高
度な標的型攻撃からネットワークを保護し、メール添付ファイル検査機能によって外部への情報漏
えいを未然に防ぎます。メールに添付されたファイルを“Previct(TM)”と呼ばれるセンサーソフ
トウェアがクラウドと連携し、ウイルスコードが挿入されたファイルを検知し、 防御する機能です。
なお、弊社では、日本年金機構を狙ったマルウェアの一つが「Emdivi:エンディビ」と呼ばれる
種類のマルウェアであることが報道されているため、使用されたとみられるマルウェアの検体を入
手し、本サービスにて検知、防御できるかの検証をおこないました。その結果、メールに添付され
たとみられるマルウェアを検知し、防御できることを確認しました。

また、弊社では、同サービスと自社開発のパケットキャプチャ製品「momentum」と連携した「ネ
ットワーク型セキュリティフォレンジック・ソリューション」を販売しています。
同ソリューションでは、ネットワークを流れる通信データを取得・保存し、ネットワークで感染
した標的型マルウェアの振る舞いをピンポイントに可視化することで、情報漏えいしようとするア
クセスファイルの再生が可能です。

弊社では、今後もお客様のニーズに合わせた多様なサービスを提供することで、次世代標的型マ
ルウェア対策クラウドサービスの普及を図ります。


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■次世代標的型マルウェア対策クラウドサービスの各サービス価格について


・メール添付ファイル検査機能 年間利用料金(1ユーザアカウントあたり)
:7,500 円(税別)
※Web 検知機能と併用する場合、年間利用料金は 12,000 円(税別)




【ご参考】
・次世代標的型マルウェア対策クラウドサービス(ユーザ数:500 ユーザの場合)
・参考価格:約8百万円(税別)
<内訳>
・初期導入費用:約2百万円(税別)
・年間利用料金:約6百万円(税別)から。


・ネットワーク型セキュリティフォレンジック・ソリューション(ユーザ数:500 ユーザの場合)
・参考価格:初期導入費用 約 12 百万円(税別)
<内訳>
・Lastline 次世代標的型マルウェア対策クラウドサービス
・momentum Probe for 16TB インテグレーションモデル



「Lastline」は Lastline,Inc.の商標です。


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その他、本リリースに記載されている社名、商品名は、各社の商標または登録商標です。




【Lastline 社について】
Lastline 社はカリフォルニア大学サンタバーバラ校の教授陣、 Engin Kirda, Dr. Christopher
Dr.
Kruegel, Dr. Giovanni Vigna により 2009 年に設立されました。創業メンバーはマルウェア分析に
関するアカデミックリサーチ界で数々のアワードを受賞しています。また、彼らは世界の研究機関
向けに利用されているマルウェア診断オンデマンドツール“Anubis および Wepawet”の開発者とし
ても世界的に有名です。米国では既に 300 サイト以上の導入実績を上げており、幅広い分野で同社
の標的型マルウェア防御サービスが利用されています。
本社はカリフォルニア州レッドウッドで、アジアではオーストラリア、ヨーロッパでは英国で活
動しています。
(http://www.lastline.com/)



【株式会社テリロジーについて】
株式会社テリロジーは、1989 年に会社設立、エンタープライズ LAN/WAN、ブロードバンド・
アクセス、セキュリティ、ネットワーク管理の4つのソリューションを中核に、市場および顧客ニ
ーズに対応したハードウェアからソフトウェアまでの幅広い製品を取り扱うネットワーク・インテ
グレータです。顧客は大企業や通信事業者を中心に 300 社を超え、ネットワーク関連ビジネスで
は豊富な経験と実績を上げています。(http://www.terilogy.com)




本件に関するお問い合わせ先

【製品に関するお問い合わせ先】 【報道関係者お問い合わせ先】
株式会社テリロジー 株式会社テリロジー
エンタープライズ営業二部 広報宣伝・IR 担当 齋藤清和
TEL:03-3237-3291、FAX:03-3237-3293 TEL:03-5213-5533、FAX:03-5213-5532
e-mail:terilogy@terilogy.com e-mail:ksaito@terilogy.com




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