設備管理IoTプラットフォームの実証実験開始について

平成 29 年 11 月 16 日
各位
会社名 株式会社TOKAIホールディングス
代表者名 代表取締役社長 鴇田 勝彦
(コード番号 3167 東証第1部)
問合せ先 執行役員 広報部・IR室担当 谷口 芳浩
(TEL. 03-5404-2891)




設備管理 IoT プラットフォームの実証実験開始について
~日本初となるデータセンター設備の省エネ化推進の取り組み~


当社 100%子会社であるTOKAIコミュニケーションズ(以下 TOKAI COM)が、自社データセン
ターにて、データセンター設備の省エネ化と設備管理の効率化を目指す、IoT*1 プラットフォームを活用
した設備管理システムの実証実験を開始したことを、別添の通りお知らせ致します。


TOKAI COM が運用するデータセンターは、2016 年に東京都のクラウド化支援事業で活用される「環
境配慮型データセンター」*2 に認定され、効率的で省エネ対策・運用管理に優れたデータセンターとして
の評価を受けております。今般の実証実験を通してさらなる効率的なデータセンター運用方法の確立を目
指し、地球環境保全に貢献するとともに、お客様の省エネ対策推進にも取り組んでまいります。


以 上



*1 「Internet of Things」の略で、センサーやデバイスといった「モノ」がインターネットを通じてクラウドやサーバに
接続され、情報交換することにより相互に制御する仕組みのこと。
*2 東京都環境局による環境影響を少なくすることに努力しているデータセンターを認定・公表する制度です。制度及び認
定の有効期限は 2017 年 3 月 31 日で終了しています。
http://www.kankyo.metro.tokyo.jp/climate/large_scale/dc.html
平成 29 年 11 月 16 日
各位
株式会社TOKAIコミュニケーションズ


4社共同で設備管理 IoT プラットフォームの実証実験を開始
~ 設備データを活用した、IoT による静岡データセンター設備の省エネ化推進の取り組み ~



株式会社TOKAIコミュニケーションズ(本社:静岡県静岡市葵区、代表取締役社長:鴇田 勝彦、
以下 当社)は、当社の静岡データセンターにおいて、日本サイトラインシステムズ株式会社(本社:
東京都港区、代表取締役社長:中川 優介)、株式会社 NTT ファシリティーズ(本社:東京都港区、代
表取締役社長:一法師 淳)、株式会社たけびし(本社:京都府右京区、代表取締役社長:小倉 勇)と
共同で、設備の省エネ化と設備管理の効率化を目指し、IoT*1 プラットフォームを活用した設備管理シ
ステムの実証実験を開始しましたことをお知らせいたします。


今回の実証実験では、当社データセンターの各設備からサーバ使用電力量、空調使用電力量、気温、
湿度、ドア開閉イベント、気象データなどのデータを収集・蓄積し、稼働状況の見える化を図ります。
また、相関分析や未来予測を行うことで運用業務の効率化を図ります。


実証実験における各社の役割は以下の通りです。
株式会社 TOKAI コミュニケーションズ ・IoT プラットフォームの提供:
CloudPlatformVM*2 上にプラットフォームを構築
・導入作業:データ収集設定などの導入作業
日本サイトラインシステムズ株式会社 ・SightLineEDM*3 の提供:収集データの蓄積・分析
・導入支援:導入に向けたコンサルティング
株式会社 NTT ファシリティーズ ・当社データセンター空調機運転状態、室内温度状況など
のデータ提供に関するシステム構築及びサポート
株式会社たけびし ・DeviceXPlorer OPC Server*4 の提供:
空調機等設備からのデータ取得
・導入支援:データ収集に関するサポート


■実証実験の目的
① データセンター設備保全効率化/生産性向上
• 光熱費の削減
• 空調設備毎の冷却効率の向上
• 冷却効果の阻害要因の可視化と空調設備以外での改善要因の発見
• 空調設備の異常検知/予兆検知の効果確認
② マネジメント
• 空調設備の計画と実績に基づく運用管理の実施
• 空調設備のサービスレベルを用いた設備マネジメントとその自動化
• 空調設備のキャパシティ予測による設備マネジメントとその自動化
• 複数サイトならびにマルチベンダー環境下の統合モニタリング化
• 温度とシステムパフォーマンスの因果関係の分析
③ 新たな発見
• 多種多様なデータを収集し、解析/分析することで新たな知見が得られるかどうかの検証


■実証実験イメージ




当社では、本実証実験によりサービス運用に十分な結果と投資効果が得られれば、設備管理 IoT プラ
ットフォーム事業としてサービス化し、他社データセンターへの展開のみならず、オフィスビルの設備
管理などにも横展開していくことを目指してまいります。


【参考】
■日本サイトラインシステムズ株式会社について
セキュリティ・コンプライアンス・モニタリング、エンタープライズ・パフォーマンス・データ・マネ
ジメント(パフォーマンス管理)とキャパシティ・マネジメント(キャパシティ管理)製品の販売、および、
関連サービスの提供を行う会社です。日本サイトラインシステムズ株式会社についての詳細は、
http://www.sightlinesystems.co.jp/を参照ください。


■株式会社 NTT ファシリティーズについて
建物やエネルギー施設の「企画・設計・施工」から「保守・運用・維持管理」までのサービスをワンス
トップで提供しています。株式会社 NTT ファシリティーズについての詳細は、http://www.ntt-f.co.jp/
を参照ください。


■株式会社たけびしについて
各種 FA 機器、産業機械や半導体、空調、通信機器などの販売並びに関連工事の設計・施工を行ってい
ます。株式会社たけびしについての詳細は http://www.takebishi.co.jp/を参照ください。
以上



*1 IoT
「Internet of Things」の略で、センサーやデバイスといった「モノ」がインターネットを通じてクラウドやサーバに
接続され、情報交換することにより相互に制御する仕組みのこと。
*2 CloudPlatformVM
当社が提供するクラウドサービスです。当社データセンター内で管理されている高信頼、高可用な仮想サーバ環境を、
ネットワーク経由でご利用いただけます。
*3 SightLineEDM
日本サイトラインシステムズ株式会社が提供する包括的パフォーマンス・マネジメントツールです。情報システム
やビジネスデータを収集し、組み合わせて分析及びマネジメントすることで、組織のビジネスレベルまでに至るパ
フォーマンスとキャパシティをマネジメントします。
*4 DeviceXPlorer OPC Server
株式会社たけびしが提供する OPC サーバです。




* その他記載されている会社名、製品名、サービス名、ロゴ等は各社の商標または登録商標です。


【本件に関するお問い合わせ】
株式会社TOKAIコミュニケーションズ
IT サービス本部 サービスイノベーション事業部
IoT ソリューション推進部 サービス企画課 担当 堀場・市川
TEL:03-5404-3292 E-Mail:TOKAICOM_IOTSOL@tokai-grp.co.jp

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