足立区が「おいくら」と連携し不要品リユース事業をスタート 利便性を高め不要品処分のコストと廃棄物を削減へ

報道関係者各位

2023 年 9 月 28 日
東京都足立区
株式会社マーケットエンタープライズ


足立区が「おいくら」と連携し
不要品リユース事業をスタート
〜利便性を高め、不要品処分のコストと廃棄物を削減へ〜

東京都足立区(区長:近藤 やよい)と株式会社マーケットエンタープライズ(東京都中央区、代表取締役社長:小林
泰士、東証プライム・証券コード 3135、以下「マーケットエンタープライズ」)は、2023 年 10 月 2 日(月)より、地域社
会における課題解決を目的としたリユース事業に関する協定を締結し、連携をスタートいたします。マーケットエンタ
ープライズが運営するリユースプラットフォーム「おいくら」を用いて、不要品を捨てずに再利用する仕組みを構築
し、足立区の廃棄物削減と循環型社会の形成を目指します。




■背景・経緯
足立区では、粗大ごみとして区が指定する場所へ持ち込まれたミシンやオーディオ機器などの家電製品のうち、簡
易な修理やクリーニングなどで再利用が可能なものを、手放した方へ承認を得た上で、事業者が買い取り発展途上
国に送る「粗大ごみ再活用プロジェクト」など、廃棄物削減のために精力的な活動を続けています。しかしながら、近
年はこのプロジェクトの利用が伸び悩んでおり、廃棄物削減とリユース促進のための新施策の導入の可能性を模索
しておりました。
他方、マーケットエンタープライズは、リユース事業を中心に事業展開しており、「持続可能な社会を実現する最適化
商社」をビジョンに掲げ、「地方創生 SDGs 官民連携プラットフォーム」への参画や、「楽器寄附ふるさと納税」実行委
員会の一員として活動を続けるなど、官民の垣根を超えた SDGs への取組に注力してまいりました。そうした中でマ
ーケットエンタープライズが働きかけ、「リユース活動促進による循環型社会の形成を目指したい」という互いのニー
ズが合致したため、「おいくら」※1 を用いた今回の取組が実現しました。
※1 「おいくら」とは
おいくらは、マーケットエンタープライズが展開する、リユースプラットフォームです。不要品を売りたい方が「おいく
ら」を通して査定依頼をすると、全国の加盟リサイクルショップに一括査定依頼され、買取価格を比較することがで
きます。一度の依頼だけで不要品の買取価格をまとめて比較し、売却できる手軽さが好評で、これまでおよそ 110
万人(2022 年 11 月現在)の方にご利用いただいております。
ウェブサイト:https://oikura.jp/


■足立区の課題と「おいくら」による解決策
足立区の粗大ごみ処分法には、「収集」と「持込」の二つの方法があります。「収集」の場合は、原則、区民が不要
品を自宅の外まで運び出す必要があり、区民からは「大型の不要品を自宅の外まで運び出すのに苦労する。一
人で出すのは難しい」・「引越しなどで複数の不要品を処分する際、屋外に不要品を置いておくスペースが無い」・
「粗大ごみ処理の費用が負担になる」などの声が寄せられていました。また、粗大ごみ処分に関する区民からの
問い合わせが多く寄せられるため、対応時に発生する職員のコストもかかっておりました。「おいくら」は、希望す
れば、自宅の中まで訪問し対応する出張買取が可能で、大型で重量のあるものでも、売却が容易にできるように
なります。加えて、不要品売却と受け渡しは、最短だと「おいくら」を通じて買取依頼をした当日に可能となります。
さらに足立区が回収を行なっていないテレビや冷蔵庫、洗濯機などの家電リサイクル法対象の製品も、まだ活用
できるものであれば、売却が可能です。なお、区民の「おいくら」サービス利用に関する費用負担はもちろん、足立
区の費用負担もありません。


■今後について
10 月 2 日(月)9 時(公開時間が前後する可能性があります)より、足立区ホームページ内
(https://www.city.adachi.tokyo.jp/seso/kurashi/kankyo/gomi-wakekata/sodai.html)に「おいくら」の情報が
掲載され、直接不要品の一括査定申し込みが可能になります。足立区と「おいくら」の連携により、二次流通の
更なる活性化による循環型社会の実現や、社会全体での不要品削減が見込まれると共に、自治体の廃棄物
処理量や処理コスト削減にもつながります。本取組によって、簡単にかつ廃棄ではなく売却という形で不要品
のリユースができることを区民が認知することにより、「リユースする」という選択肢が増え、多様化する不要品
処分ニーズに応えることができます。加えて、区民の不要品処分やリユースに対する意識の変化、循環型社
会形成の促進につながります。この官民一体の取組によって、循環型社会の形成に向けた、社会的側面・経
済的側面の双方の課題解決を目指してまいります。
■東京都足立区
足立区は、江戸時代に宿場町として栄えた千住を中心に発展してきました。現在の千住は、魅力溢れる下町
情緒はそのままに、空き家が個性的な店舗やアートスポットに生まれ変わるなど、新たな賑わいが多くの人を
惹きつけています。足立区独自のまちづくり「エリアデザイン」が 7 つの地域で進行し、花畑エリアには区内 6
つ目の大学となる文教大学の新キャンパスがオープン。江北エリアには、区内初の大学病院が開院し、竹の
塚エリアでは区民悲願の「踏切のない、安全なまち」が実現するなど、足立区はいま、100 年に 1 度とも言える
変化の時を迎えています。
人口:692,637 人(男 346,665 人、女 345,972 人) (2023 年 8 月 1 現在)
世帯数:370,504 世帯(2023 年 8 月 1 日現在)
面積:53.25 平方キロメートル
ウェブサイト:https://www.city.adachi.tokyo.jp/


■株式会社マーケットエンタープライズ
マーケットエンタープライズは、ネット型リユース事業を中心に、メディア事業、モバイル通信事業などを展開し、
「持続可能な社会を実現する最適化商社」をビジョンに掲げ、2006 年の設立以来、成長を続けています。2015
年 6 月には東証マザーズに上場。2021 年 2 月に東証一部へ市場変更の後、2022 年 4 月にはプライム市場
へ上場しております。ネット型リユース事業では、「高く売れるドットコム」のほか、リユースプラットフォーム「お
いくら」や、80 か国以上への中古農機具の輸出などで事業拡大を続けており、ネット型リユース事業のサービ
ス利用者は延べ 710 万人を達成しました。足立区の「おいくら」サービス導入により、導入自治体は全国で 65
にのぼります。
「おいくら」自治体向けウェブサイト:https://oikura.jp/lg/
マーケットエンタープライズ ウェブサイト:https://www.marketenterprise.co.jp/


【報道関係者からのお問合せ先】
足立区に関すること
担当:足立清掃事務所長 長谷川
Tel:03-3853-2142


「おいくら」に関すること
株式会社マーケットエンタープライズ 広報
担当:立花
Tel:03-6675-3923 Mail:pr@marketenterprise.co.jp

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