アルフレッサ株式会社における「つくば物流センター」稼働について

2024 年 3 月 13 日
各 位
会 社 名 アルフレッサ ホールディングス株 式 会 社
代表者名 代 表 取 締 役 社 長 荒川 隆治
(コード番号2784 東証プライム)
問 合 せ先 執行役員 コーポレートコミュニケーション部長 羽野 和明
(TEL:03-5219-5102)


アルフレッサ株式会社における「つくば物流センター」稼働について
~グループ最大規模の持続可能な物流拠点として地域医療に貢献~

当社の子会社であるアルフレッサ株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:福神雄介)は、
「つくば物流センター」を 2024 年 5 月 7 日に稼働いたしますので、下記のとおりお知らせいたします。




1.開設の趣旨
アルフレッサグループは、「22–24 中期経営計画 未来への躍進 ~進化するヘルスケアコンソーシ
アム®~」において、医療用医薬品等卸売事業の事業方針として、「PIC/S GDP に対応した最適なロジス
ティクスネットワークの構築」を掲げ、品質保証や出荷精度の更なる向上に向けて、あらゆる商品を「安心・
安全・高品質」にお届けする仕組みの構築に取り組んでおります。
「つくば物流センター」は、茨城県つくば市に位置し、最新設備を導入したアルフレッサグループ最大
の物流拠点となります。同センターの稼働により、関東エリア全体の医薬品物流における出荷能力が
増強されます。茨城県、栃木県および千葉県全域、埼玉県および東京都の一部をカバーし、近隣の物
流センターの出荷量を最適化することでエリア全体の物流を効率化します。これにより、関東エリアに
おける医薬品等を安定供給する体制をさらに充実させます。また、同センターは、厳格な温度管理等
が求められる GDP ガイドライン※1に準拠した管理体制を構築しており、対面検品を不要とする「パッケ
ージ納品※2」による医薬品配送や、再生医療等製品庫※3設置による再生医療等製品の流通および特
殊管理品の流通管理プラットフォーム「NOVUMN」※4 への対応もしております。さらに、建物全体が免震構
造となっており、建物内の照明を全て LED にする等、災害時の事業継続や環境へ配慮した持続可能
な物流センターとなっております。
つくば物流センターは、高度な物流機能を持ち、災害に強い当社グループ最大の物流拠点として、
地域医療に貢献してまいります。

※1 GDP(Good Distribution Practices)ガイドライン: 2018 年 12 月に厚生労働省より示された、医薬品の流通過程
における品質保証を目的にした基本的な指針
※2 パッケージ納品: 99.999%以上の高い精度で出庫された医薬品を専用のオリコンに梱包し、お得意様へお届
けするまでオリコン内の医薬品に誰も触れることのない納品システム
※3 再生医療等製品庫: 液体窒素を用いたマイナス 150℃対応の貯蔵タンクやマイナス 80℃対応の超低温フリ
ーザーに加えて、在庫管理用システム等の標準化された設備が導入された専用スペース
※4 「NOVUMN」:保冷医薬品かつ高薬価な医薬品である特殊医薬品に関して、製品流通の全ての段階にわたる
厳格な温度管理や、医薬品の製品一つひとつのトレーサビリティの把握に加え、医薬品卸売企業や医療機関
における特殊医薬品のより適切な在庫管理機能等を実現し、特殊医薬品のサプライチェーン全体の最適化を
図ることを目的とする仕組み




2.施設の概要
(1) 名 称 つくば物流センター
(2) 所 在 地 茨城県つくば市上横場字道心塚 2007-3
(3) 敷 地 面 積 45,173 ㎡(13,665 坪)
(4) 建 築 面 積 18,629 ㎡(5,635 坪)
(5) 延 床 面 積 46,910 ㎡(14,190 坪)
(6) 構 造 鉄骨造 3 階建
(7) 保 管 品 目 最大 25,000 品目

3.センターの特徴
(1)最新設備を備えたアルフレッサグループ最大の物流センター
常磐自動車道および首都圏中央連絡自動車道の交差ポイントという、交通アクセス至便な場所に位
置する、アルフレッサグループ最大規模の物流センターで、茨城県、栃木県、千葉県の全域のみなら
ず、埼玉県、東京都の一部の医薬品配送をカバーします。デパレタイズロボットやクロスベルトソー
ターなどの最新設備を導入し、高い作業の生産性と出荷精度を実現します。

(2)GDP ガイドラインに準拠した管理体制
GDP ガイドラインに準拠し、厳格な温度管理、衛生管理とセキュリティ管理を行っております。全て
の入出荷口にドックシェルターや二重シャッターを設置し、空調設備のバックアップ機能や、防虫・防
鼠対策などを行っております。また、センター内の出入口を中心に監視カメラを設置し、出入口には
カードリーダー、一部の設備は静脈認証による入退室管理を行っております。加えて温度管理とセ
キュリティ管理については、中央監視設備にて一括監視を行っております。

(3)高サービス、高品質な医薬品配送
お得意様への納品時に対面での検品作業が不要な「パッケージ納品」を拡充します。また、今後
市場の拡大が見込まれる再生医療等製品の保管庫を設置し、超低温保管や輸送・輸送資材供給に
対応する体制を構築しています。さらには、特殊医薬品のトレーサビリティ管理を実現する
「NOVUMN」に対応した設備も備えています。

(4)BCP 対応
建物全体に免震構造を採用し、震度 6 強などの地震の際も、建物への被害を軽微なレベルに抑
えることができます。また、72 時間稼働が可能な大型非常用電源や、給水・排水が遮断された場合
を想定して受水槽設備を設置し、災害時においても継続的に医薬品を供給できる体制を整えます。

(5)環境に配慮した取り組み
建物内全ての照明に LED の採用、駐車スペースの緑化や構内アスファルトにリサイクル素材を
混ぜ合わせた日本道路株式会社スーパーPET アスコン※5を採用するなど環境に配慮した設計とな
っています。
また、輸配送時の積載率を高めるため、小口梱包用にサステナブル素材を使った輸配送袋を採
用しています。

※5 日本道路株式会社スーパーPET アスコン:アスファルト混合物の改質剤として、回収した廃 PET ボトルに化学処
理を行い、製品化しニュートラック(NT-5000)を使用したアスファルト混合物です。環境保全に繋がるとともに、ア
スファルト舗装に「さらなる耐久性」も付与でき環境に配慮した道路舗装が可能です


4.設備投資額
総額 246 億円(土地、建物、物流機器等)

5.カバーエリア
茨城県、栃木県、千葉県全域と埼玉県、東京都の一部

6.出荷能力
520 億円/月

7.稼働予定日
2024 年 5 月 7 日

以 上

つくば物流センター外観





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