アルフレッサ ファーマ株式会社群馬工場における新たな医薬品製造棟建設について

2024 年 1 月 30 日
各 位
会 社 名 アルフレッサ ホールディングス株 式 会 社
代表者名 代 表 取 締 役 社 長 荒川 隆治
(コード番 号 2784 東 証 プライム)
問 合 せ先 執行役員 コーポレートコミュニケーション部長 羽野 和明
(TEL:03-5219-5102)


アルフレッサ ファーマ株式会社群馬工場における新たな医薬品製造棟建設について
~受託製造強化とトータルサプライチェーンサービスの強化と拡大へつなげる~

当社の子会社で医薬品等製造事業を行うアルフレッサ ファーマ株式会社(本社:大阪市、代表取締
役社長:島田浩一、以下「アルフレッサ ファーマ」といいます)は、群馬工場における新たな医薬品製造
棟の建設について、詳細設計が完了いたしましたので、下記のとおりお知らせいたします。



1.建設の趣旨
アルフレッサグループは、「22-24 中期経営計画 未来への躍進 ~進化するヘルスケアコンソーシア
ム®~」のグループ経営方針において「新たな価値の創造」を掲げ、医薬品の開発から製造、販売、物
流、PMS※1まで一貫して担うトータルサプライチェーンサービスの構築を進めております。
アルフレッサ ファーマは、医薬品の製造・販売および診断薬・医療機器・医薬品原材料の製造・輸出
入・販売に加え、2005 年の薬事法改正により医薬品製造の全面外注化が可能になったことを受け、
2009 年から医薬品・医薬部外品等の受託製造を本格化しております。同社は、製造委託に関する顧客
ニーズに対応すべく、より効率的かつ高品質な製造体制を整えるため、新たな医薬品製造棟を建設す
ることを決定し、設備の設計を進めてまいりました。同製造棟の建設により、低分子医薬品の製造能力
の増強や、新たに高薬理活性製剤※2の受託製造、および無菌製剤の検査・包装・試験受託への本格
参入を図るとともに、当社グループのトータルサプライチェーンサービスにおける開発から製造までの
機能の強化と拡大へとつなげます。
当社グループは、多様なモダリティの医薬品を、それらを必要としている医療機関や患者様に「安心」
「安全」「誠実」にお届けできる体制をより強固にしてまいります。

※1 PMS(Post Marketing Surveillance):医薬品や医療機器が販売された後に行われる品質、有効性および安全性の
確保を図るための調査
※2 高薬理活性製剤:少量で人体に強い薬効を与える高薬理活性物質から作られる医薬品





2.新たな医薬品製造棟建設の目的
(1)低分子医薬品の生産能力の増強
新たな低分子棟の建設により、低分子医薬品の経口固形剤の製造能力を年間約 20 億錠から約 36
億錠に拡大させます。また、医療用医薬品のみならず OTC 製剤にも対応する製造機器を揃えます。

(2)高薬理活性製剤の受託製造体制の整備
ハザード物質の高度な封じ込め機能を備えた高薬理活性棟の建設により、抗がん剤やホルモン製
剤などの経口固形剤の受託製造を新たに行います。同施設の製造能力は最大で年間約 4 億錠です。

(3)無菌製剤の検査・包装・試験受託体制の整備
抗体医薬などに代表される無菌製剤の保管のために、無菌状態を保ち製品の品質を確保するクリ
ーンルームとして冷蔵倉庫棟を建設します。バイアル、アンプル、シリンジなどの規格について、ラベ
リング、包装、保管、外観検査を行います。2-8℃の保管温度で約 160 パレットの保管が可能です。

3.設備投資額(予定)
総額 156 億円(建物、設備、備品等)

4.稼働開始(予定)
2026 年 4 月

以 上





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