高千穂交易、HID Global社のアクセスコントロールリーダー新製品アクセスコントロールリーダー『HID Signo』の販売を開始

2021 年 3 月 18 日
関 係 各 位
高 千 穂 交 易 株 式 会 社



高千穂交易、HID Global 社のスマートフォン認証標準装備の
アクセスコントロールリーダー『HID Signo』の販売を開始
~デジタル化推進による非対面の運用管理で感染予防対策・業務効率向上を実現~



高千穂交易株式会社(本社:東京都新宿区、 代表取締役社長:井出尊信、 証券コード 2676)は、セキュア ID ソ
リューション世界大手である米国 HID Global 社のアクセスコントロールリーダー新製品『HID Signo¹』の
販売を開始致しました。

昨今、企業の防犯や内部情報保護等の観点から、オフィス・セキュリティ強化を目的とした入退室管理シ
ステムの導入は一般化しつつあります。これまで主流であった IC カードによる入退室認証は、カードを発
行・管理する事の煩わしさや、紛失・なりすましによる不正入室のセキュリティ・リスク等が課題となって
います。一方で注目を集めているのが、今や生活必需品となったスマートフォンを活用した認証で、その需
要は年々高まっています。

今回販売を開始する『HID Signo』は、従来の IC カードによる認証のみならず、スマートフォン認証
(HID Mobile Access®)に標準対応した、アクセスコントロールリーダーです。専用アプリケーションをダウ
ンロードすることでスマートフォン端末がクレデンシャル²の機能を果たします。入室許可のための個別認
識情報(モバイル ID)はセキュアなクラウドベースのマネジメント・システムよって管理され、ID の発行
/無効化を遠隔で行うことが可能です。これにより、これまで行っていた IC カードの発行や受け渡しといっ
た作業を効率化でき、当業務に関わる担当者の省人化や生産性向上に貢献します。また、受け渡しを必要と
しない非対面での運用が可能という点では、昨今の新型コロナウイルスの感染防止対策としても効果的で
す。
更に、IC カードが不要となることでの初期費用の削減や電子情報のみでの処理が可能になることによる
IT 化の推進、紛失や持ち出し忘れのリスク回避も期待できます。尚、リーダーには Bluetooth、近距離無
線通信(NFC)が内蔵されているため、スマートフォンだけでなく、タブレットやスマートウォッチ等、
他のモバイル端末でも認証が可能です。そして、リーダーに搭載された iBeacon がスマートフォンを検知
しアプリケーションを自動で起動させるため、読み取りの高速性と正確性は従来品よりもアップし認証は非
常にスムーズです。
【その他の特長】
 業界最多となる 15 を超える認証技術(クレデンシャル)に対応。HID Seos、iCLASS、HID モバ
イルアクセス、MIFARE、Felica、などをサポート。既設システムのリーダーの交換/追加により、
簡単にモバイルアクセスを使用することが可能となり、また既存 ID カードやバイオ認証機との併
用利用にも対応。


 様々な使用環境に適応。
 従来品と比較し読取の正確性が強化。金属板上等の電波に影響を与える設置環境下においても、読
み取り距離補正や範囲を自動的に最適化。
 静電容量式タッチキーパッドや、防塵・防水規格の IP65 準拠により、屋外等の過酷な環境下にお
いても使用可能。
 インテリジェントパワーモードにより、リーダーが休止状態の場合に電力消費を削減。
 視覚障がい者に配慮したキーパッド入力補助、入力時間延長、誤入力データ送信回避機能を搭載。


 新プロトコル OSDP³や BLE 通信⁴の実装により、リーダーとセキュリティコントローラー間での双
方向の暗号化通信を実現。これにより、設置後もファームウエアのアップグレードが可能。


 設定用モバイルアプリ(HID Reader Manager App)やセキュリティコントローラーを利用して、遠
隔でのファームウエア設定・更新が可能。




HID Mobile Access®は、Wiegand 通信方式⁵、OSDP 通信方式に対応した CCURE9000 などの入退室
管理システムとの接続を前提に開発されています。
当社では、入退室管理システムを使用している既存ユーザーへのリプレイスや、HID Global 社と連携
してデベロッパー系への販売を行ってまいります。また、新規ユーザーへの提案も従来品から『HID
Signo』にシフトしていき、2021 年度は販売台数 800 台を目指します。



¹ HID Signo(エイチアイディー シグノ)
² ID やパスワード等、ユーザー認証のために用いられる情報の総称。

³ Open Supervised Device Protocol の略で、アクセス制御通信規格のこと。

⁴ Bluetooth Low Energy の略で、Bluetooth の規格の一部。

⁵ 通信プロトコルの一種。




当社製品ホームページ https://www.takachiho-kk.co.jp/prod/enterleave/hid_signo/
【HID Global 社について】
設立:1991 年
本社所在地:テキサス州オースティン
従業員:約 3,000 人
事業内容:セキュリティソリューションの製造・販売。
世界に展開する海外事業所を通じて 100 か国以上をサポートしており、製品は企業を始め官公庁、教育
機関、病院等に採用されている。ASSA ABLOY のグループ企業。
【仕様】
HID signo リーダーモデル 20 20K 40 40K
2.4 GHz(Bluetooth)
Seos®(HID Mobile Access)により強化されるモバイル認証情報
認証情報互換性
13.56 MHz(NFC) Seos、iCLASS SE®、iCLASS SR®、MIFARE Classic、MIFARE DESFire EV1/EV2、
認証情報互換性 Seos®(HID Mobile Access)により強化されるモバイル認証情報
125 kHz 認証情報互換性 HID Proximity®、Indala Proximity®、AWID Proximity、EM Proximity
色 銀のトリムベースプレート付きの部落ベゼル*
キーパッド なし あり(2×6 レイアウト) なし あり(3×4 レイアウト)
1.77インチ×4.78インチ 1.78インチ×4.79インチ 3.15インチ×4.78インチ 3.16インチ×4.79インチ
寸法   ×0.77インチ   ×0.85インチ   ×0.77インチ   ×0.85インチ
(幅×長さ×奥行き)  (45mm×121.5mm  (45mm×121.5mm  (80mm×121.5mm  (80mm×121.5mm
  ×19.5mm)   ×21.5mm)   ×19.5mm)   ×21.5mm)
動作電圧 12VDC
作動温度   -31℉~+150℉(-35℃~+66℃)
と湿度 0%~95%非結露
環境レーティング UL294屋外および屋内レーティング、IP65
送信周波数 125 kHz、13.56 MHz、および2.4 GHz
通信 ピッグテール(18インチ/0.5m)またはターミナルストリップを介したウィーガンドと
とパネル接続 RS-485 ハーフデュプレックス(OSDP)
UL294/cUL (米国)、FCC (米国)、IC (カナダ)、CE (EU)、RCM (オーストラリア、ニュージーランド)、SRRC (中国)、
KCC (韓国)、NCC (台湾)、iDA (シンガポール)、RoHS、MIC (日本)、GreenCircle、Bluetooth SIG、
認証
およびその他地域。
www.hidglobal.com/certifications
セキュリティレーティング EAL 5+ 認定セキュアエレメントハードウェア
本体材質 ポリカーボネート - UL94 V0
UL商会番号 20 20K 40 40K
* ブラックトリムベースプレートとリーダースペーサーが、追加コストでアクセサリとして利用可能です。




■このニュースリリースに対するお問い合わせ

高千穂交易株式会社
管理部 総務情報システムチーム 高橋まで
TEL: 03-3355-1125 / E-mail: webmst@takachiho-kk.co.jp

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