当社の重要投資先である株式会社リジェネシスサイエンスと中国の医療大手である「緑葉集団」との再生医療に関するライセンス契約について

平成 29 年 10 月 2 日
各 位
会 社 名 株式会社 新 日 本 科 学
代表者名 代 表取締役会長兼社長 永田 良一
(コード番号:2395 東証第一部)
問合せ先 代 表 取 締 役 副 社 長 高 梨 健
(TEL:03-5565-6216)

当社の重要投資先である株式会社リジェネシスサイエンスと中国の医療大手である「緑葉集団」と
の再生医療に関するライセンス契約について

当社は従前より、中国の医療大手である LUYE Life Sciences Group Ltd.(以下「緑葉集団1) )と医

療、新薬開発、バイオ技術、その他生命科学の分野において相互のグループの発展のために協働する
ことを進めてまいりました。
この協働の一環としてこのほど、当社の重要な投資先であり、再生医療技術を開発している株式会
社リジェネシスサイエンス(本社:福岡県福岡市、代表取締役社長:矢永博子、以下「RGS」 )と緑
葉集団が平成 29 年 9 月 28 日付で、RGSが特許権を保有する培養軟骨細胞技術及びその他再生医療
技術に関してライセンス契約を締結しましたのでご報告します。
当社は、RGSから技術導出支援業務の委託を受け、今回のライセンス契約締結に向け、緑葉集団
の紹介や導出条件の検討や交渉などに関して、 これまでトランスレーショナルリサーチ事業2)におけ
る技術導出で培ったネットワークやノウハウを駆使して支援してまいりました。
緑葉集団は日本の再生医療技術を中国の医療機関で適用することに関心があり、RGSの再生医療
技術を高く評価しております。一方、RGSは自社の持つ再生医療技術の中国での普及に期待を持っ
ており、今回のライセンス契約の締結となりました。
本ライセンス契約により、緑葉集団は契約締結時及び対象技術移転時に契約一時金をRGSに支払
います。また、ライセンス製品である培養細胞の売上高及びライセンス技術使用の売上高に応じたマ
イルストーン及びロイヤリティがRGSに対して別途支払われます。
当社はかねてから、 RGSとの業務提携契約に基づき同社に対し幅広いサポートを行っております。
本ライセンスについては、契約締結に至るまでの支援のほか、RGSの細胞培養技術を緑葉集団へ移
転する際の研修・トレーニングの支援業務もRGSから委託を受けて行うことになっております。

なお、現在、本件が当社の今期業績に及ぼす影響を精査中です。業績に影響を与えることが明らか
になった場合は速やかに開示いたします。

以 上

1)
緑葉集団は、1994 年に創業されたグローバルな健康産業企業であり、製薬、医療、投資を事業の
3 つの柱にしている。そのうち、緑葉製薬(香港証券取引所 02186.HK)は新薬の開発と生産に力
を入れ、中国と欧米に開発・生産の拠点を持ち、商品は世界 10 数の国と地域で販売されている。
緑葉医療はオーストラリアとアジアにおいて 50 の専門医療機関を有し、 整形外科、腫瘍、循環器、
神経及び婦人小児等といった領域で治療を行う、アジアトップレベルの国際的プライベート医療
集団である。緑葉投資は生命科学における新技術と新製品の開発を焦点に当て、現在は遺伝子検
査と再生医療等の新技術製品の開発とプロモーションを主として行っている。

2)
トランスレーショナルリサーチ事業は、当社グループが有する知的財産をもとに、技術導出やベ
ンチャー設立等により創薬型の医薬品開発支援事業へパラダイムシフトするものである。これま
でに、当社が創業し、核酸医薬の立体異性体を作り分ける立体制御技術を確立して次世代の治療
薬開発を進めている WAVE Life Sciences Ltd.(現在は重要な投資先となっている)が 2015 年 10
月に米国ナスダック市場に上場した例や、米国に設立した経鼻投与基盤技術を応用した経鼻前頭
痛薬の開発会社 Satsuma Pharmaceuticals, Inc.が 2016 年 12 月に米国の有力機関投資家から資
金調達に成功した例等がある。





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