2018年3月期第2四半期決算説明会

2017年11月17日
(東証JASDAQ コード:2340)


株式会社極楽湯ホールディングス
1.2018年3月期
第2四半期決算概要
2018年3月期2Q決算ハイライト 3


売上は、計画どおり前期より弱含み
営業利益・経常利益は、計画通り改装等の影響で減益
(単位:百万円)


2017年 2018年 前年同期比 2018年
差額
3月期2Q 3月期2Q (%) 3月期計画


売上高 6,915 6,930 +14 +0.2% 13,900


営業利益 △314 △66.0% 500
(6.9%) (2.3%)

経常利益 361 93 △268 △74.2% 380

親会社株主
帰属 194 17 △176 △90.8% 200
当期純利益
※( )は営業利益率 期中平均為替レート
2017年3月期2Q 1元=17.08円
2018年3月期2Q 1元=16.34円
2018年3月期2Q決算・報告セグメント別 4


売上高は、国内で前期の店休日改装により前年比プラスに、
中国で武漢開業のプラス効果も為替等により前年比マイナスに
(単位:百万円)

2017年 2018年 前年同期比
増減額
3月期2Q 3月期2Q (%)
売上高 6,915 6,930 +14 +0.2
日本 5,269 5,304 +35
中国 1,685 1,637 △48
調整 △39 △11
セグメント利益 476 162 △314 △66.0
日本 303 148 △155
中国 266 27 △239
調整 △93 △13
期中平均為替レート
2017年3月期2Q 1元=17.08円
2018年3月期2Q 1元=16.34円
【国内】業績・四半期毎の状況 5


集客は盆・正月(年末年始)が多いが、年間を通じて安定
連休配列と天候により変動する
売上高
営業利益
(単位:億円)
(単位:千万円)
35.0


30.0 27 27


25.0 50

20.0 40

15.0 30

10.0 14 20


5.0 10
0.7
0.0 0

1Q 2Q 3Q 4Q
日本(4-6月) 日本(7-9月) 日本(10-12月) 日本(1-3月)
【中国】業績・四半期毎の状況(現地通貨) 6


季節・気温による客数の変動が激しく夏場は閑散期となる
収益向上のため、大規模な改装や宿泊ルームの増設など実施
(単位:百万元)

売上高 営業利益


80 連結会計上、日本業績と3か月ズレ








-8 -14
0 -8



-20 1Q 2Q 3Q 4Q
中国(1-3月) 中国(4-6月) 中国(7-9月) 中国(10-12月)
キャッシュ・フロー計算書 7


営業CFは前期利益に対する法人税支払いにより前年比マイナス
財務CFは第三者割当増資による資金調達により前年比プラス
(単位:百万円)
2017年 2018年
3月期1Q-2Q 3月期1Q-2Q 差異

現金及び現金同等物の期首残高 5,766 4,638 △1,128

営業活動キャッシュ・フロー 375 89 △285

投資活動キャッシュ・フロー △1,543 △584 959

財務活動キャッシュ・フロー △49 291 341
現金及び現金同等物に係る換算
△84 △18 66
差額

現金及び現金同等物の増減額 △1,303 △221 1,081

現金及び現金同等物の期末残高 4,463 4,416 △46
店舗展開の動向 8


中国を中心に直営・FC店舗を積極的に増やしていく

50 国内直営 国内FC 海外(中国)直営 海外(中国)FC

41 41 青島・

40 2 3 3 上海川沙













2015/3 2016/3 2017/3 2018/3(予)
(補足)バランスある事業構造をめざして 9


集客・収入・利益の創出 利益の補完

温浴施設(入館料金) + 附帯施設の利用
事業の特性 事業の特性
・装置産業 ・アイディア・サービス
・固定費負担重く、償却費も多い ・変動費比率が高いので、
・固定費を下げることが利益増に 増収→増益に直結しやすい
つながる
・初期投資費用が少なく
・損益分岐点からのかい離率が大
採算性の見極めがしやすい
きいと利益が累積的に増加する
・原油等の市況価額の変動の影響で ・継続的な採算性チェックが必要
コストの変動リスクがある


収益向上への考え方 収益向上への考え方
①固定費の引き下げ ①業務効率性の見直し
②集客増による増収効果 ②稼働率の向上
2018年3月期見通しと進捗率 10


温浴施設の集客は寒い季節にピークを迎え、下期偏重の傾向
店休日補修・改装の業績プラス効果も下期(冬期)以降の見込み
(単位:百万円)

2017年 2018年 2018年 進捗率
3月期実績 3月期予想 3月期2Q (%)

売上高 13,758 13,900 6,930 49.9


営業利益 657 500 161 32.2


経常利益 703 380 93 24.5

親会社株主
帰属 287 200 17 8.5
当期純利益

2018年3月期・想定為替レート
1元=16円
配当方針・資本政策 11


安定配当方針を継続
2018年3月期は前期同様、6円配当を計画

2017年3月期 2018年3月期
(実績) (予想)


配当金 6円 6円



配当性向 28.3% 42.6%


DOE
1.6% 1.4%
(株主資本配当率)
温浴業界のランキング 12



温浴施設を展開する業界

温浴施設の売上高は3.1%増
各施設はデザインのリニューアル
などで若者の集客力を高めている

当社は日本国内で
店舗数No.1,売上No.1
(「日経MJ」調べ。当社売上は海外含む。)




(「日経MJ」2017年11月8日(水)より転載)
2.当社国内の展開
【国内】事業展開① 14

お客様の満足度をより一層高めるべく、
直営店舗での店休日補修・改装など多数実施
柏店 食事処貸座敷をなくし 柏店 ゲーム機、絵本など
テーブル席増設、カフェ風に変更 追加購入、フローリング更新
【国内】事業展開② 15




RAKU SPA 名古屋(仮称)


名古屋市郊外(名東区)に立地
敷地1600坪、駐車場300台弱
近郊の幅広い家族層をターゲット



<イメージ図>



2018年夏頃 新規オープン予定
中国でのノウハウを活かして
国内で滞在型施設の出店
【国内】事業展開③ 16


冬の宴会「忘・新年会」獲得に向けた販促策
3.企画イベントおよび新規事業
【国内】新規企画などの実施イベント 18

“夏“ 期間限定「Water Park」(RAKU SPA鶴見限定)開始
直営全店でお風呂コラボイベントなど実施
【国内】新規事業の展開 19


蕎麦と天ばらめし「麹町ばらく(四ツ谷店)」の開業
4.中国における当社の展開
【中国】事業展開① 21


1.現地FC展開の強化
11月11日、青島オープン(中国FC1号店)
12月、上海市川沙鎮で開業予定(中国FC2号店)
2018年以降もさらに4店開業予定
2.新規直営店舗の出店決定
海外4号店:上海市嘉定区(2018年上期開業予定)
海外5号店:江蘇省蘇州市(2019年下期開業予定)
3.既存店の収益強化
上海店・武漢店の大規模改装
(宿泊施設の附帯・レイアウト変更など)
【中国】事業展開② 22

店舗外観 【FC】極楽湯 青島紅樹林館
(2017年11月11日オープン)




混浴露天風呂(水着着用)




オープン前 研修
11月11日 オープニング式典
【中国】事業展開③ 23

【FC】極楽湯 川沙温泉館(仮称) 店舗外観(工事中)
(上海市・2017年12月オープン予定)




完成イメージ図


工事前 外観①
【直営】上海市嘉定区
(2018年上期オープン予定)




工事前 外観②
【中国】事業展開④ 24

極楽湯 碧雲温泉館(上海・海外1号店)
2F VIPルーム(14室)を宿泊用ルーム(39室)に改装
2017年11月下旬完工予定

VIPフロント 改装中 VIPルーム 改装中 VIPエリア通路 改装中
【中国】事業展開⑤ 25

極楽湯 金銀潭温泉館(武漢・海外3号店) 正面玄関(改装後)
正面玄関・1F・2F・3F改装
2017年12月中旬完工予定(一部完成)

1F 軽食・飲食ホール(移設) 正面玄関(改装前)




2F リクライニング(新設) 2F マッサージフロア(移設) 3F 宿泊用個室67室(新設)
【中国】事業展開⑥ 26

【FC】江蘇省無錫市
【FC】青島紅樹林館 2018年夏開業予定 中国直営・フランチャイズ出店候補地

マークについて
【直営】江蘇省蘇州市
開業済み店舗 【FC】
2019年下期開業予定
緑枠
開業予定店舗



【直営】嘉定区 【FC】上海市宝山区 【FC】浦東新区川沙鎮
2018年上期開業予定 2018年下期開業予定 2017年12月開業予定


上海市

【直営】金銀潭温泉館
(武漢市)



【FC】福建省福州市永泰県
開業時期未定(2018年~19年) 【直営】金沙江温泉館




【FC】青浦区
2018年夏開業予定



【直営】碧雲温泉館
本資料の取り扱いについて 27


本資料は、株式会社極楽湯ホールディングスの事業および業界動向に加えて、
株式会社極楽湯ホールディングスによる現在の予定、推定、見込みまたは予想に基づいた
将来の展望についても言及しています。
これらの将来の展望に関する表明は、様々なリスクや不確実性がつきまとっています。
すでに知られたもしくは知られていないリスク、不確実性、その他の要因が、
将来の展望に対する表明に含まれる事柄と異なる結果を引き起こさないとも限りません。
株式会社極楽湯ホールディングスは、将来の展望に対する表明、予想が正しいと約束する
ことはできず、結果は将来の展望と著しく異なることもありえます。
本資料における将来の展望に関する表明は、2017年11月17日現在において、
利用可能な情報に基づいて、株式会社極楽湯ホールディングスによりなされたものであり、
将来の出来事や状況を反映して、将来の展望に関するいかなる表明の記載をも更新し、
変更するものではございません。


2017年11月 株式会社極楽湯ホールディングス
(東証JASDAQ:2340)
お問い合わせ先: ir@gokurakuyu.ne.jp
(参考)
会社概要・国内の温浴業界
企業スローガン:「ゆ」から世界を新しく。 29


(株)極楽湯ホールディングス
2017年1月1日 誕生

ロゴマーク ― ロゴマークに込めた思い ―
極楽湯グループは「ゆ」から始まる
快適癒し空間を創って来ました。
今後も、新たな空間創りのため、
「ゆ」のように温かくも、
型にはまらず成長し続ける
私達でありたいと思っています。
人への温かさ、優しさ。
即ち「癒し」を通じて社会貢献を果たします。
日本から世界へ。
人や自然との調和を大切に。
その先の成長へと向かい、発信し続けていきます。
極楽湯ホールディングス とは 30




国内NO.1温浴施設チェーン(店舗数日本一)
「極楽湯」「RAKU SPA」ブランドで 国内38店舗(直営23・FC15)の温浴施設運営。


中国で温浴事業(直営とフランチャイズ展開)
人口世界No.1であり、高度経済成長国の中国に2011年に進出。
2013年、海外1号店を上海にオープン後、直営3店舗(上海2・武漢1)を運営。
2017年11月11日、中国でのFC1号店となる「極楽湯 青島紅樹林館」がオープン。

さらに直営2店舗(上海市嘉定区・蘇州)とFC5店舗(無錫・福州・上海3)の出店
を計画(2017年11月17日現在)。
店舗展開の状況 31



直営23
国内 20店舗
海外 3店舗
42 FC 19
国内 18店舗
(山東省青島市)




海外 1店舗
計 42 店舗
<発表済みの開業予定>

直営 3
国内 1店舗
海外 2店舗
FC 5
海外 5店舗
海外FC店舗 計 8 店舗
(2017年11月17日現在)
国内事業 32


(株)極楽湯 が運営
「日常生活の延長線上に癒しを提供する」
をコンセプトに展開する日帰り温浴施設。

広々とした館内に多くの遊べるコンテンツを盛り込み、
お子様から高齢者まで幅広い世代の方が楽しめる施設。
特にカフェは、風呂屋でありながら飲食店にも劣らない
種類豊富な食事メニューを用意。




極楽湯 RAKU SPA
直営21店・FC15店 直営2店(鶴見・cafe浜松)

(2017年11月17日現在)
海外事業(中国) 33


中国現地子会社が運営 武漢(海外3号店)




上海(海外1号店) 上海(海外2号店)

2016年11月開業




2015年2月開業
2013年2月開業
国内の平均店舗の約6倍の広さをもつ館内に、日本の「和」を感じる空間をデザイン、
国内店舗同等の衛生管理、癒しなど「おもてなし」のサービスを提供。
海外で直営・FCなど形式にこだわらず積極的に出店を進めている。
当社の基本戦略 34


温浴事業の再強化・拡大
(温浴施設を起点に娯楽ニーズを取り込む)
国内:直営出店+既存店の補修・改装(進化)
「RAKU SPA」: 滞在型娯楽施設として進化・発展
「極楽湯」: 補修・改装による安心安全・顧客満足度の向上

中国:FC・直営出店+大規模改装
日本式温浴へのニーズは落ちていないが
さらなる収益拡大に向けた直営店の改装と施策の実施
現地事業会社とのFC展開・直営出店の推進


+ 新業態開発による既存事業への波及効果
外食事業(第1弾:麹町ばらく(蕎麦と天ばらめし))
セグメント別展開イメージ 35


国内外で市場規模とニーズに合わせ
事業を拡大・推進させていく
温浴施設と付帯施設の展開を軸に
売上高増加・収益性の追求


新形態・新業態開発
(国内) (中国)
RAKU SPA 極楽湯直営・FC
RAKU SPA Cafe

(国内)極楽湯直営・FC = ベース
【国内】温浴業界について① 36


入館料金+α の アイデアで収益機会の可能性大
公衆浴場法
一般公衆浴場業 その他公衆浴場業
銭湯 温浴業界
地域住民の日常生活の 日帰り温浴施設、
健康衛生上必要なもの スーパー銭湯、健康ランド
サウナ、スパ、クアハウス
など銭湯以外すべて

料金は都道府県が規定 料金は施設が自由に設定
(物価統制令で入浴料金を統制) (物価統制令の適用外)
大人:350円~450円 大人:400円~900円が中心
【国内】温浴業界について② 37


若い世代など多様なニーズを取り込む動き
生活関連サービス業、娯楽業(日本標準作業分類)

洗濯・理容・美容・温浴業 娯楽業
映画館業
洗濯業 理容業 美容業
競争場・競技場業
温浴業界
Ex)競輪場・競馬場

スポーツ施設運営業
Ex)フィットネス・ボーリング場
一般公衆浴場業 娯楽施設も
併せ持つ施設へ 公園、遊園地業
Ex)テーマパーク、遊園地

その他公衆浴場業 遊技場業
Ex)ゲームセンター、パチンコ


その他 その他の生活関連サービス業
(マッサージ・エステ・ネイルなど)
冠婚葬祭 家事サービス
【国内】温浴業界について③ 38


公衆浴場営業許可施設:26,221施設(2015年3月末)
うち、一般公衆浴場:4,293施設
1970年占有率:87% ⇒ 2014年占有率: 16.4%
(出所:厚生労働省「衛生行政報告例」)

大型レジャー浴場や食事、休憩、娯楽施設も併せ持つスーパー銭湯の増加
ターゲットを明確にして特色ある施設へと差別化、工夫を一層進める

背景 当社の展開
高齢化社会の到来 ・テーブル席の増加
健康志向の高まり ・炭酸泉、岩盤浴の導入
・明るい照明、床材へ
余暇の過ごし方が多様化
・キッズコーナーの充実
業態のボーダレス化 ・大型温浴施設の出店
緩やかな所得改善 ・飲食充実、専門店の出店

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