『防災・安否確認に関するアンケート調査』を実施

News Release
2018年2月27日
各 位
株式会社イオレ

『防災・安否確認に関するアンケート調査』を実施 ~「らくらく連絡網」会員3,522名が回答~~

■ 指定避難所の確認は万全。しかし、2017年の避難訓練参加率は低い結果に。
■ 安否確認に「スマートフォン・携帯電話」は必需品。その一方で、使用できなく
なった場合を想定した安否確認に関する相談の機会は不足。

38万団体、670万人※が利用するグループコミュニケーション支援サービス「らくらく連絡網」を運営する株式会社
イオレ(本社:東京都港区、代表取締役社長:吉田 直人、以下イオレ)は、らくらく連絡網会員3,522名に対し、『防
災と安否確認に関するアンケート調査』を実施いたしました。
※ 2017年9月30日現在。1万人以下を四捨五入して表示しています。


ニュースリリース概要
1.防災について
(1)指定避難所の認知度: 指定避難所の場所を知っている人は約85%、合流場所としての役割にも期待。
(2)防災用品の準備:「電気製品」と「飲食品」が2大準備物、次いで「救急用品」と「衛生用品」に。
(3)避難訓練への参加:2017年に約80%が避難訓練に参加していないことが判明。

2.安否確認について
安否確認ツールとして「スマホ・携帯電話」を重要視する一方、これらが使用できなくなった時を想定して
相手と相談した人は半数にも満たない。

調 ■調査対象:全国の「らくらく連絡網」会員 3,522名(男性 1,094名、女性 2,428名)
査 ■調査方法:インターネットリサーチ
概 ■調査時期:2018年2月5日(月)~2月11日(日)
要 ※本リリースの調査結果をご利用いただく際は、「らくらく連絡網調べ」とご記載いただきますようお願い申し上げます。


1.防災について
(1) 指定避難所の認知度
「お住まいの地域の指定避難所がどこか知っていますか?」と尋ねたところ、約85%が『知っている』と回答し
ました(グラフ1)。また、指定避難所は、大規模災害が発生した際の「家族との一番最初の合流場所」として
設定されており、避難所および集合場所としての役割を期待されていることがわかりました(グラフ2)。
【グラフ1】 お住まいの地域の指定避難所が 【グラフ2】 大規模災害の発生により自宅に入室できなかった場合、
どこか知っていますか? 〈単一回答、 家族とどこで合流することになっていますか?〈単一回答、
n=3,522〉 n=1,904(家族と合流する場所について相談したことがある
人ベース)〉

その他 7.1%
家族の職場 1.3%
知らない 親族の家 2.2%
15.1 %
自宅の前 9.3%




知っている 指定避難所
84.9 % 80.1 %


(2) 災害備品の準備
「災害時に備えて、持ち出せるように準備してあるもの」について質問したところ、懐中電灯やラジオなどの
『電気製品』と食料や飲料水などの『飲食品』が2大準備物であることがわかりました。次いで、ばんそうこうや
常備薬などの『救急用品』、マスクやウェットティッシュなどの『衛生用品』が続き、ケガの治療や病気罹患の
防止など健康への意識が高いようです。また、現金や預金通帳、印鑑などの『貴重品類』も上位となりました
避難中や避難後に電気製品で喫緊の安全を確保した後、食料や救急・衛生用品で健康を維持し、次いで貴
重品類によって日常生活に戻り始めるという流れを意識して準備をしているようです(グラフ3)。

【グラフ3】 災害時に備えて、持ち出せるように準備してあるものはありますか。〈複数回答、n=3,522〉

電気製品(懐中電灯、ラジオ、電池など) 45.5%
飲食品(食料、飲料水など) 44.7%
救急用品(ばんそうこう、常備薬など) 36.9%
衛生用品(マスク、ウェットティッシュなど) 33.9%
貴重品類(現金、預金通帳、印鑑など) 29.8%
防寒用品(毛布、使い捨てカイロなど) 25.3%
防護用品(軍手、ヘルメットなど) 23.5%
食器類(紙皿、紙コップ、割りばしなど) 18.4%
調理用具(カセットコンロ、カセットボンベなど) 16.6%
その他 14.8%
衣類(ダウン、下着など) 14.4%
子供用具(おむつ、ミルクなど)5.2%

0% 10% 20% 30% 40% 50%
(3) 避難訓練の経験
「大規模災害を想定した避難訓練への、 2017年の参加の有無」について聞いたところ、約81%の方々は避
難訓練に参加していないことがわかりました(グラフ4)。参加した避難訓練は、『地域(町内会など)』が1位、次
いで会社に勤めている方の参加率が高かった『勤務先』、お子様のいる方の参加率が高かった『小学校』の順
となりました(グラフ5)。
いざという時に行動するには、訓練が必要です。昨年避難訓練に参加しなかった方には、今年、身の回りで
どのような避難訓練があるかを把握した上で、積極的な参加をお薦めいたします。


【グラフ4】 2017年に、大規模災害を想定した 【グラフ5】 どこで実施された避難訓練ですか?〈複数回答、n=660〉
避難訓練に参加したことはあります
か?〈単一回答、n=3,522〉
地域
(町内会など) 52.9%
勤務先 36.7%
ある
小学校 20.8%
18.7 %
中学校 7.9%
ない その他 6.1%
81.3 % 集合住宅 4.7%
幼稚園・
保育園 4.1%
高校 3.8%

0% 10% 20% 30% 40% 50% 60%

2.安否確認について
「大規模災害が発生した場合の安否確認の方法について相談した経験」を質問したところ、『配偶者』、『子
供』と「相談した」と回答した方が多い結果となりました。また、半数以上が、相談した結果、安否確認方法が
決定したことがわかりました(グラフ6)。
【グラフ6】 大規模災害が発生した場合の安否確認の方法について、以下の方々と相談したことはありますか?〈単一回答、
各選択肢の該当者がいる方ベース〉
相談し、確認方法が決定した 相談したが、確認方法は決定しなかった 「相談した」
相談したことはない 回答合計

両親(n=3,132) 25.5% 18.5% 56.0% 44.0%
配偶者(n=2,876) 49.9% 22.1% 28.0% 72.0%
子供(n=2,924) 50.5% 18.0% 31.5% 68.5%
兄弟・姉妹(n=2,834) 11.9% 10.0% 78.1% 21.9%
祖父母(n=1,971) 7.9% 7.0% 85.1% 14.9%
孫(n=1,325)3.4% 3.0% 93.6% 6.4%
友人(n=2,811)5.2% 7.3% 87.5% 12.5%
サークル・習い事仲間
(n=2,441)4.1% 4.5% 91.4% 8.6%
親戚(n=2,752)3.6% 4.1% 92.3% 7.6%
近所の住民(n=2,814) 8.9% 5.9% 85.2% 14.8%
0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% 80% 90% 100%


一方、「安否確認の方法」について、対象者毎に上位3つを挙げていただいた結果、『携帯電話・スマート
フォンへ電話』が上位を占めました。また、『LINEで確認』、『携帯電話・スマートフォンのメールで確認』を含
めると、安否確認において携帯電話・スマートフォンへの依存度が高いことがわかりました(表1)。

【表1】 大規模災害時に、以下の方々への安否確認はどのようにしますか?〈上位3つを回答、該当者がいる方ベース〉
1位 2位 3位
両親(n=3,132) 携帯電話・スマートフォンへ電話 自宅に電話 携帯電話・スマートフォンのメールで確認
配偶者(n=2,876) 携帯電話・スマートフォンへ電話 LINEで確認 携帯電話・スマートフォンのメールで確認
子供(n=2,924) 携帯電話・スマートフォンへ電話 自宅に電話 LINEで確認
兄弟・姉妹(n=2,834) 携帯電話・スマートフォンへ電話 LINEで確認 携帯電話・スマートフォンのメールで確認
祖父母(n=1,971) 携帯電話・スマートフォンへ電話 その他 自宅に電話
孫(n=1,325) その他 携帯電話・スマートフォンへ電話 自宅に電話
友人(n=2,811) 携帯電話・スマートフォンへ電話 LINEで確認 携帯電話・スマートフォンのメールで確認
サークル・習い事仲間(n=2,441) 携帯電話・スマートフォンへ電話 LINEで確認 その他
親戚(n=2,752) 携帯電話・スマートフォンへ電話 その他 自宅に電話
近所の住民(n=2,814) 家を直接訪問 その他 携帯電話・スマートフォンへ電話


しかし、大規模災害の発生時に、必 【グラフ7】 安否確認について、携帯電話やスマートフォンが使用できなく
ずしも携帯電話やスマートフォンを利用 なった場合についても想定して相談しましたか?〈単一回答、グ
ラフ6で「相談し、確認方法が決定した」と回答した人ベース〉
できるとは限りません。そこで、「安否
確認の相談の際、携帯電話やスマート 相談した 相談していない
フォンが使用できなくなった場合につい 両親(n=1,378) 32.9% 67.1%
ても想定したか?」と尋ねたところ、全 配偶者(n=2,071) 46.8% 53.2%
ての対象者において、『想定していな 子供(n=2,002) 49.4% 50.6%
い』が半数以上という結果になりました
兄弟・姉妹(n=622) 29.6% 70.4%
(グラフ7)。
祖父母(n=293) 22.2% 77.8%
“携帯電話・スマートフォンは使用でき
孫(n=85) 34.1% 65.9%
ないがパソコンはインターネットにつな
友人(n=351) 24.8% 75.2%
がる場合”や、“どちらも使用できない サークル・習い事仲間
(n=210) 23.3% 76.7%
場合”など、複数のケースを想定し、検
親戚(n=210) 26.2% 73.8%
討する必要があるようです。
近所の住民(n=416) 26.4% 73.6%
0% 20% 40% 60% 80% 100%

■ 会社概要
本社所在地 〒108-0074 東京都港区高輪3-5-23 KDX高輪台ビル9F
代 表 者 代表取締役社長 吉田 直人 (よしだ なおひと)
設 立 2001年4月25日
資 本 金 7億2,170万円 ※2017年12月15日現在
従 業 員 数 76名 ※2017年12月1日現在
上 場 市 場 東京証券取引所マザーズ市場(証券コード:2334)
• PC・スマートフォン向け各種サービスの運営
(「らくらく連絡網」「ガクバアルバイト」「らくらくアルバイト」)
事 業 内 容 • インターネット広告事業
• アドテクノロジー商品「pinpoint」の開発・提供
• セールスプロモーション事業
U R L http://www.eole.co.jp/


<ご参考> 「らくらく連絡網」を利用した安否確認方法と用途のご提案

● 安否確認方法
「らくらく連絡網」の安否確認は、簡単に送信・報告・把握できる。
また、パソコンでも使えるため、携帯電話・スマートフォンが利用できない場合も、
パソコンの通信回線が利用できれば送信・報告・把握が可能。




安否確認メールを選択後、送信ボ アプリ版は「メールを開くだけ」 送信者は、一画面で既読人数とコ
タンを押すだけで、メンバー全員 で、WEB版はメールを開いた後 メントをいち早く確認できます。
にメールを配信。素早く、大事な に「安否を報告ボタンをタップす また、既読人数をタップすれば、
メンバーの安否を確認できます。 るだけ」で、簡単に送信者に安否 報告者が誰かもすぐに分かり、安
※ WEB 版 で は 、 本 文 を ご 入 力 い た を報告できます。(コメントの送 心です。
だく必要があります。
信も可能です。)

● 用途のご提案
① 町内会・集合住宅での ② 子供の登下校時の ③ 災害ボランティアの
安否確認 安否確認 管理・安否確認
大人数の住民に対する安否確 お子様のクラスの連絡網とし 大規模な自然災害発生時に、
認は、大変な作業となります。 て、教員の皆様、親御様にご 復興のために参加していただ
大規模災害発生時の安否確認 利用いただくことで、大規模 いた災害ボランティアの方へ
メールの一斉配信により、通 災害発生時や地域での不審人 連絡事項の伝達ツールとして
常よりも確認作業の時間を短 物出現時など、登下校中のお 利用していただけるほか、余
縮できるほか、本当に安否確 子様の安否確認にご利用いた 震などの2次災害が発生した
認しなければならない対象が だけます。 際の安否確認ツールとしても
明確になります。 ご利用いただけます。

「らくらく連絡網」アプリの
ダウンロードはこちら


本件に関するお問い合わせ
株式会社イオレ メディア企画U 広報担当 高橋 Tel:03-4455-7092


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