外出自粛要請で活動30%減?「beforeコロナ」と「withコロナ」で団体活動に変化が-連絡網サービス「らくらく連絡網」から読み解く任意団体の活動-

News Release
2020 年 5 月 25 日
各位
株式会社イオレ

外出自粛要請で活動 30%減?
「before コロナ」と「with コロナ」で団体活動に変化が
~連絡網サービス「らくらく連絡網」から読み解く任意団体の活動~


株式会社イオレ(本社:東京都港区、代表取締役社長:小川 誠、以下イオレ)は、当社が運営する連
絡網サービス「らくらく連絡網」の利用状況を分析し、
「新型コロナウイルスに関する政府・自治体から
の発表と団体活動の実態」について調査いたしました。




●外出自粛で活動頻度は「対 before コロナ」で約 30%減

●今春のスポーツ新チーム発足は昨対 49%に留まる

「らくらく連絡網」はスポーツチーム・教室や趣味での集まり、幼稚園・保育園・学校や一般企業、各
種ボランティア団体などからの利用が多く、任意の団体を中心に 38.9 万団体・691 万人※1 から利用さ
れています。メールやアプリを活用した連絡事項の一斉送信や出欠の確認、スケジュールの共有・管理や
添付ファイルの送信など、団体活動を支えるうえで多くの機能を備えた完全無料のサービスです。 (一部
有料サービスあり)



「らくらく連絡網」を利用する 38.9 万団体の内訳




※1.2019 年 12 月 31 日時点
■国や都道府県からの外出自粛要請、国民の反応はいかに?


(火)には東京都知事から花見の自粛が、 3/10
(火)には政府からイベントの自粛が出されるなど、
徐々に自粛ムードが高まるなか、3/13(金)の「新型コロナ対策の改正特別措置法」成立以降、都道府
県知事から外出の自粛要請が可能となりました。自粛要請後からの団体活動について、団体メンバーへ
の連絡送信数やアプリ DAU※2 をもとに分析いたしました。

団体メンバーへの連絡送信数の推移


「before コロナ」 「with コロナ」




連絡メール通数 平均値



「with コロナ」における連絡送信数の平均値は「before コロナ」と比較し約 67%であることから、団体活動の自粛により団体メンバ
ーへの連絡頻度が低下したと考えられる。
アプリ DAU※2 の推移 ※2 Daily Active Users(デイリー アクティブ ユーザー)の略、1 日あたりのサービス利用者数(延べではなくユニーク)のこと。




「before コロナ」 「with コロナ」




アプリDAU 平均値



「with コロナ」におけるアプリ DAU の平均値は「before コロナ」と比較し約 75%であることから、団体活動の自粛により団体メン
バーへの連絡頻度が低下したと考えられる。


3/2(月)からの臨時休校開始直後の「連絡送信数」と「アプリ DAU※2」の推移を見てみると、あき
らかに減少していることが分かります。 (ともに平均を下回る)

仮に 2 月末頃までを「before コロナ」
、それ以降を「with コロナ」とみなした場合、自粛要請が出さ
れた 「with コロナ」では団体メンバーへの連絡送信数の減少 (約 33%減) アプリ DAU の低下
、 (約 25%
減)が起こっていることから、団体活動が鈍化(連絡送信数とアプリ DAU のマイナス分の平均より約
30%程と想定)していると想定されます。

(団体メンバーへの連絡手段としての「らくらく連絡網」の利用頻度は、実際の団体活動が行われてい
る頻度と比例する傾向にあるため。

また、例年 4 月はスポーツ系における利用団体数が増加するものの、今年は例年と比較すると増加数
が鈍化(昨対で 49%)していることからも、新チームの結成の遅れや練習の自粛、各種大会の中止がう
かがえます。

スポーツ系団体における新規団体数の増加数




「before コロナ」 「with コロナ」






2019年 2020年
「らくらく連絡網」はスポーツチームや趣味での集まりからなる「任意の団体」による利用も多く、そ
れゆえ利用者の動きは国民の動きの一部とみなすことができると考えられます。

外出自粛による団体活動の自粛は、少なくとも約 30%(およそ 3 団体に 1 団体は活動を自粛)と言
えそうです。

現在、各都道府県で緊急事態宣言解除の動きが進んでいますが、全国高等学校総合体育大会(インター
ハイ)や夏の甲子園中止の決定とスポーツ大会・イベントの中止が相次いで決まっており、しばらくは団
体活動の自粛が継続されることが予想されます。

「らくらく連絡網」は今後も「with コロナ」での、そして「after コロナ」での団体活動がどのように
変化していくのかについて、引き続き分析して参ります。




■会社概要
本 社 所 在 地 〒108-0074 東京都港区高輪 3-5-23 KDX 高輪台ビル 9F
代 表 者 代表取締役社長 小川 誠(おがわ まこと)

設 立 2001 年 4 月 25 日

資 本 金 7 億 3,785 万円 ※2020 年 3 月 31 日現在

従 業 員 数 82 名 ※2020 年 3 月 31 日現在

上 場 市 場 東京証券取引所マザーズ市場(証券コード:2334)

・PC・スマートフォン向け各種サービスの運営
(「らくらく連絡網」「ガクバアルバイト」 「らくらくアルバイト」)
事 業 内 容 ・インターネット広告事業
・アドテクノロジー商品『pinpoint』の開発・提供
・セールスプロモーション事業

U R L http://www.eole.co.jp/

本件に関するお問合せ
株式会社イオレ 事業推進室 Tel:03-4455-7092 Mail:info@eole.co.jp
他社登録商標・商標等、記載されている会社名、製品名は一般に各社の登録商標または商標です。

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