歴史エンターテイメント施設「ヒストリア前橋(仮称)」の開設に関するお知らせ

2023年9月25日
各 位
会 社 名 株式会社コシダカホールディングス
代表者名 代表取締役社長 腰 髙 博
(コード番号:2157 東証プライム)

常 務 取 締 役
問合せ先 土 井 義 人
グ ル ー プ C F 管 掌
電話 0570-666-425


歴史エンターテイメント施設「ヒストリア前橋(仮称)」
の開設に関するお知らせ

当社グループにおける社会貢献活動の一環として、当社子会社である株式会社コシダカプロ
ダクツ〈代表取締役社長佐々木敏之〉が自社保有の商業施設アクエル前橋(群馬県前橋市)内に
歴史エンターテイメント施設「ヒストリア前橋(仮称)」を開設することに関して下記の通りお
知らせいたします。





(1)歴史エンターテイメント施設「ヒストリア前橋(仮称)」の目的
群馬県前橋市では 2022 年 12 月に国から「前橋市歴史的風致維持向上計画」が認定され、2023
年度から 10 年間にわたって歴史まちづくりに取り組んでいくことが決定されております。
前橋市は、江戸時代に徳川家康によって置かれた前橋藩等三藩から始まっており、前橋は徳
川家康から「関東の華」と呼ばれる城下町として発展いたしましたが、その後の利根川の浸食
による前橋城の崩落や、明治維新による廃藩置県、主力産業であった製糸事業の世界恐慌によ
る操業停止、第2次世界大戦中の空襲によって市街地の8割が焼失するなどの数々の危機を乗
り越えて現在に至っております。
当社グループでは、このような危機を乗り越えてきた前橋の歴史を後世に語り継ぐことによ
って「地域アイデンティティの再生」をはかることは、日本が抱える低成長と人口減少による
地域社会衰退問題の解決の一助となると考え、「ヒストリア前橋」を開設することといたしまし
た。
「ヒストリア前橋」は、前橋市駅前活性化に向けた“まちの賑わい創出”の中心施設である
アクエル前橋2階に設置され、県のプログラミング施設や市の高校生向け学習室などとともに
次世代の人材育成の一助を担い、新たな街の魅力を創造するために、前橋の歴史を掘り起こし
新たな価値を生み出すことで「前橋市歴史的風致維持向上計画」の民間事業として前橋市の活
性化向けた「エコミュージアム※」の中核施設にしたいと考えております。



(2)
「ヒストリア前橋(仮称)」の概要
1.所 在 地 群馬県前橋市 アクエル前橋2階
2.面 積 約 700 ㎡
3.開設予定日 2024 年4月下旬
3.施 設 概 要 映像コンテンツをメインとして、前橋が乗り越えてきた4つの危機とそれを
乗り越えた先人の力「民力」を表現する「歴史エンターテイメント」施設で
あり、前橋市出身の歴史学者今井清一先生の紹介と寄贈された貴重な関連書
籍が自由に閲覧できる「今井清一文庫」を設置する予定。


※「エコミュージアム」とは
「エコミュージアム」という用語は
ユグ・ド・ヴァリーンにより考案された「エコミュゼ」の英訳であり、エコロジー(生態
学)とミュージアム(博物館)とをつなぎ合わせた造語です。
その概念は、1960 年代後半に国際博物館会議(ICOM)の初代ディレクター、G.H.リヴィエー
ルによって提唱され、「(エコミュージアムとは)地域社会の人々の生活と、その自然環境・社
会環境の発達過程を史的に探究し、自然遺産及び文化遺産を現地において保存し、育成し、
展示することを通じて当該地域社会の発展に寄与することを目的とする、理念を持った博物
館である」と定義されました。
従来の博物館が一つの建物として運営されるのに対し、エコミュージアムは一定の地域に
点在する歴史・文化・自然・産業等の遺産を現地において保存・管理し、その全体をミュー
ジアムと捉えるところに特徴があります。
また、行政と企業・地域住民が力を合わせ、その地域で受け継がれてきた自然や文化、生
活様式を含めた環境を、持続可能な方法で研究・保存・展示・活用することによって地域を
見直し、地域社会の発展に大きく貢献することを目指すものです。
エコミュージアムは、地域全体を博物館としてとらえ運営していく仕組みで、地域に展開
する資源である歴史・文化・自然・産業に関わる遺産群を、現地で保存・活用するサテライ
ト施設に位置付けます


以 上





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