インドネシアでの橋梁及び土木構造物に関する共同研究の合意書締結に関するお知らせ

別添_1




Deded P. Sjamsudin所長:右
森拓也代表取締役副社長:左


森副社長『橋梁および土木構造物に関する共同研究』調印式の冒頭挨拶

本日、ここにいることを非常に光栄に思っております。
本日、IREとピーエス三菱は調印式を行い、共同研究がいよいよ始まります。
私たちの最初の共同研究は、ピーエス三菱が開発した、コンクリート構造物に
対するモニタリングシステムを使用した電気防食技術に関するものです。インフ
ラ構造物の維持管理はインドネシアにおいても深刻な問題となりつつあります。
これは、現在の日本とよく似た状況であり、この分野に関する有益な技術が望ま
れています。インドネシアにおいてはコンクリート構造物に対する電気防食は適
用例が無いとのことですが、今回の共同研究においてインドネシア国内の幾つか
の橋梁を対象に試験施工を行い、その適用性や有効性を確認します。良い結果が
得られれば、インドネシアでの規準化を目指し、たくさんの橋梁に適用していき
たいと考えております。
共同研究は4年間にわたります。一歩一歩、確実に進め、その成果については
随時公表していきたいと思います。
この共同研究はインドネシアと日本の技術者にとって大きな挑戦です。ピーエ
ス三菱はこの共同研究の成功のために全力を尽くすことを宣言いたします。
ジンク
別添_2
Znカートリッジ工法 -内部挿入タイプ-

概要 summary
ジンク
Znカートリッジ工法 −内部挿入タイプ− は、塩害等により発生したコンクリート内部の鋼材腐
食に対して、防食亜鉛を流電陽極材として用いて腐食を緩和する工法です。
非硬化型のバックフィル、M6ボルト付きの流電陽極材、カバープレートから構成されるZnカー
トリッジをコア内部に設置した後に鋼材と接続することで、コンクリート表面および奥に位置する
鋼材に対しても鋼材の腐食が緩和されます。
【設置概要図】 【設置事例】
コア削孔径
(Φ40mm)
M6アンカー


M6全ネジボルト Zn カ
電流 ー
バックフィル ト
鉄筋 リ
流電陽極材
流電陽極 ッ
ゴムパッキン ジ
RC床版への設置事例 工

カバープレート
抑えプレート



電線材


RC床版の場合 タ

コア削孔径 φ40mm×L:140mm プ
流電陽極材 φ30mm×L:125mm )




特 長 RC桟橋への設置事例


鋼材と流電陽極材との電位差により鋼材に電流を供給する電気化学的
鋼材腐食の緩和 な補修工法であり、鋼材の腐食が緩和されます。

Znカートリッジをコンクリート内部に埋設するため、コンクリートの表面お
深さ方向への効果 よび奥に位置する鋼材に対しても腐食緩和の効果が発揮されます。
通電量の調整等の維持管理は不要です。電流量、電位等の計測のみ
簡 単 な 維 持 管 理 で維持管理できます。

流電陽極材はあと施工アンカーで固定するタイプのため、容易な施工と
容易な施工と取替 取替ができます。


SIP北陸 NETIS登録技術
特許出願中
共同開発技術 KT-180150-A




’19.05
ジンク
Znカートリッジ工法 -内部挿入タイプ-

適用例 applications
鋼橋のRC床版
① 鋼橋のRC床版 劣化要因:凍結防止剤など
・ 凍結防止剤の散布により劣化したRC床版の上面に Znカートリッジ
対して、Znカートリッジを下側から設置します。 (床版下側から設置)
・ 橋面の交通規制を行なわず、部分的な補修にも効
果的です。

② RC桟橋 劣化要因:飛来塩分、海水など RC桟橋
・ 干満や波の影響を受けるRC桟橋に対して、Znカー Znカートリッジ
トリッジを梁の側面から設置します。 (梁の側面から
・ 足場の空間や波間作業の影響を受ける下面の作 設置)
業を最小限に抑えることが可能です。

Zn カ
③ 地下トンネル 劣化要因:海水など

・ 海水の影響を受ける地下トンネルに対して、Znカー ト
地下トンネル リ
トリッジをトンネルの内側から設置します。 Znカートリッジ ッ
・ 補修が困難な外側鉄筋の腐食、ひび割れ等の漏水 (トンネル内側から設置) ジ
に起因した腐食に対しての緩和対策が可能です。 工



④ PC箱桁橋 劣化要因:飛来塩分、凍結防止剤など

PC箱桁橋

・ 飛来塩分や凍結防止剤の散布により劣化しやすい 入
PC箱桁橋に対して、Znカートリッジを箱桁内部の空 タ
間から設置します。 Znカートリッジ イ

・ 外側からの足場を設置することなく、補修を行うこと (箱桁内部から設置) )
が可能です。



施工手順 procedure




〒104-8215
東京都中央区晴海2-5-24 晴海センタ−ビル3F
技術本部 技術部 メンテナンス技術グループ

TEL: 03-6385-8054 FAX: 03-3536-6953

’19.05
ジンク
Znカートリッジ工法 表面設置タイプ-

概要 summary
ジンク
Znカートリッジ工法 −表面設置タイプ− は、塩害等により発生したコンクリート内部の鋼材腐
食に対して、防食亜鉛を流電陽極材として用いて腐食を緩和する工法です。
非硬化型のバックフィル、流電陽極材、M6ボルト、収納ケースから構成されるZnカートリッジ
を鋼材と接続することで、主としてコンクリート表面に位置する鋼材の腐食が緩和されます。




【設置概要図】

凡例: 凡例:
防食亜鉛 防食亜鉛 Zn カ
バックフィル
バックフィル ー
補修対象の鋼材
補修対象の鋼材 ト



PC鋼材 鉄筋 流電陽極材(防食亜鉛) 工
M6アンカー

φ110mm、t=5mm (
M6全ネジボルト


流電陽極材 電流 設

バックフィル ゴムパッキン

抑えプレート
収納ケース







特 長
鋼材と流電陽極材との電位差により鋼材に電流を供給する電気化学的
腐 食の緩 和効果 な補修工法であり、鋼材の腐食が緩和されます。
通電量の調整等の維持管理は不要です。電流量、電位等の計測のみで維
簡 単 な 維 持 管 理 持管理できます。

流電陽極材はあと施工アンカーで固定するタイプのため、容易な施工と取
容易な施工と取替 替ができます。
マクロセル腐食を抑制できるため、断面修復部近傍等に生じやすい塩害
マクロセル腐食対策 による再劣化対策としても有効です。




SIP北陸 NETIS登録技術
特許出願中
共同開発技術 KT-180150-A

’19.05
ジンク
Znカートリッジ工法 表面設置タイプ-

適用例 applications




Zn カ
グラウト充填不足部からの塩化物イオンの拡散に対する ー
飛来塩分に対する鋼材腐食緩和対策
鋼材腐食緩和対策 ト


プレテンション方式PC桁への適用事例 ポストテンション方式PC桁への適用事例 ジ


・RC構造物、PC構造物問わず、本工法の適用が可能です。 (
・橋梁上部工、下部工問わず、本工法の適用が可能です。 表






施工手順 procedure )




〒104-8215
東京都中央区晴海2-5-24 晴海センタ−ビル3F
技術本部 技術部 メンテナンス技術グループ

TEL: 03-6385-8054 FAX: 03-3536-6953

’19.05
別添_3
電気防食用モバイル型遠隔監視システム

概要 summary
コンクリ−ト構造物の長寿命化に向けて、電気防食が本格的に採用されています。電気防食の
施工後は、電源装置の作動確認や防食管理基準である復極量の測定などの維持管理が必須と
なることから合理的な維持管理システムの開発が望まれていました。
モバイルモニター「イージーMモニター」は、計測と通信を自動化した直流電源装置と組み合わ
せることで、何時でも何処でも手軽に維持管理ができるようにした電気防食用モバイル型遠隔監
視システムです。本システムの活用により、電気防食の信頼性向上とコンクリート構造物の長寿
命化が可能になります。


























特 長
「イージーMモニター」は、世界でも数少ない、電気防食工法に対応し
電気防食に対応 たモバイル型遠隔監視システムです。

モバイル端末(推奨:iPad)があれば、必要なデータを何時でも何処
何時でも何処でも でもチェックすることができます。

防食状態を一目でチェック。落雷などによる通電停止も素早くキャッ
見やすいデータ チ。ワンクリックでグラフ化されたデータを確認できます。

アラームメール機能と、当社専門職員によるフォローアップで、
フォローアップ いざという時も安心です。

通信費は月額2000円程度と安価。技術員による現地計測を主とした
安 価 な 通 信 費 維持管理よりも、コスト面で有利です。


平成27年度「情報化月間」情報化促進貢献 NETIS登録技術
国土交通大臣賞受賞 (KT-170043 -A )

’18.11
電気防食用モバイル型遠隔監視システム

モニタリング monitoring
1回/月の頻度で測定し、防食状態を確認します。
復極量 色分けされた一覧表を一目見るだけでOK! ワンクリックで経年変化も確認できます。




1回/日の頻度で測定し、 電
通電量 気
通電状態を確認します。 防
落雷などによる通電程度を素早くキャッチ! 食
速やかな復旧で、構造物の劣化を防止します。 用


アラームメール機能付きで安心! イ


通電停止時および管理者が1か月以上ログインしていない

場合にアラームメールを送信。継続した維持管理をサポート!



維持管理体制 management system シ

電気防食に不慣れな管理者でも、手軽に維持管理できる体制の構築を目指します。 テ





〒104-8215
東京都中央区晴海2-5-24 晴海センタ−ビル3F
技術本部 技術部 メンテナンス技術グループ

TEL: 03-6385-8054 FAX: 03-3536-6953

’18.11

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