ITbookホールディングスグループ ため池破堤予兆防災DXを推進します

2023 年3月1日プレスリリース
ITbook ホールディングス株式会社
東証グロース:1447

ITbook ホールディングスグループ
ため池破堤予兆防災 DX を推進します

当社グループの株式会社サムシング(本社:東京都江東区、代表取締役社長:小白川 貢、以下「サムシン
グ」、ITbook テクノロジー株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:松場
) 清志、以下「ITbook テクノ
ロジー」)及びみらい株式会社(本社:広島県広島市、代表取締役社長:妹尾 暁)は、当社と広島県三原市(市
長:岡田 吉弘、以下、「三原市」)との連携協定により「ため池」の破堤要因の分析や予兆に関する実証実験を
実施し、このため池に対しての破堤予兆を推測できることがわかりましたので、お知らせいたします。


昨今、異常気象による豪雨や地震、老朽化等によるため池の決壊が年々増加(被害箇所:約 1,000 か所/年、
被害額:約 100 億円/年(※1)
)しており問題となっております。農林水産省が 2018 年に実施したため池緊急
点検では、1,540 か所(※2)のため池が応急措置等の対策が必要とされています。
当社は三原市で破堤した「道重池」で要因の調査やモニタリングの実証実験を実施してきました。調査はサム
シングが得意とするボーリング調査(標準貫入試験)やSWS試験(スクリューウエイト貫入試験)を駆使し、
堤体や堤体下部の土質や強度及び、堤体自身の耐久性について調査を実施しました。また、モニタリングは、
ITbook テクノロジーが保有する総合気象観測センサー『Sensu』と気象観測クラウドシステム『みまわり伝書
鳩』を活用し、降雨によるため池の水位や堤体内水位の上昇、雨天後の流れ込みよる水位上昇からピークアウト
の調査・データ収集を実施しております。これらのデータを分析した結果、どの程度の水位上昇まで堤体が耐え
られるか等の推測ができることが判明し、水位上昇時に適切な避難勧告や事前対策を実施することが可能である
ことがわかりました。
当社グループは、引き続き調査・データ収集を進め、ため池問題の解決を目指してまいります。
※1 出典:農林水産省「ため池」
※2 出典:農林水産省「全国ため池緊急点検の結果について(平成 30 年 8 月末時点)」




モニタリングの様子(
『Sensu』『みまわり伝書鳩』) 堤体調査の様子(ボーリング調査(標準貫入試験))

以上

【本プレスリリースに関する問い合わせ】
ITbook ホールディングス株式会社 URL: https://www.itbook-hd.co.jp/ IR担当:野間・山本
Tel. 03-6770-9970 Fax. 03-4363-1154

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