2020年度 大和証券グループ経営方針

2020 年 4 月 3 日
各 位
会社名 株式会社大和証券グループ本社
代表者名 執行役社長 中田 誠司
(コード番号 8601 東証・名証(第 1 部))


2020 年度 大和証券グループ経営方針
~ Passion for the Best ~

「令和」の新時代の幕開けとなった 2019 年度は、証券市場においては激動の 1 年となった。米中貿易協議の第一段階合意
や、Brexit の不透明感が後退したこと等に伴い、株式市場も一時、バブル崩壊後の戻り高値に迫る回復を見せた。しかしながら、
年明け以降は新型コロナウイルスの世界的な感染急拡大が、世界経済と国際金融市場を激しく揺さぶり、混乱の中で株式市場
も大幅な調整を余儀なくされた。
世界がこれまで経験したことのないような危機に直面する中、多くのお客様は先行きへの不安を抱えている。この様な時こそ、
117 年もの長きに亘りマーケットと真摯に向き合ってきた当社グループが、これまで培ってきた経験とノウハウを最大限に活かす
局面である。
資産運用や資金調達に係るお客様の不安に真正面から向き合い、まずはその対応に最善を尽くす。その上で危機の先を見
据え、お客様の中長期的なライフプランの設計、企業の持続的成長の実現に向けて、徹底したコンサルティング提案に務める。
またハイブリッド戦略により、お客様に対して新たな価値を提供することで、グループ収益の多様化と安定化を図り、持続的な成
長を目指す。
今般の危機対応を契機として、世界的に働き方改革やデジタル化の進展が加速しており、産業構造のみならず社会全体が変
貌を遂げようとしている。歴史的転換点に立つ今こそ、大和証券グループは「未来を創る、金融・資本市場のパイオニア」として、
新たな価値を提供すると共に、SDGs 達成に向けた共通価値創造を通じ、サステナブルで豊かな社会の実現に貢献していく。



各事業部門のアクションプラン
リテール部門 ホールセール部門
1. プリンシプルベースの営業体制の構築 1. 企業の高付加価値化を促進
2. お客様のあらゆるニーズに応える魅力的な商品・サービスの開発、 2. お客様ニーズを捉えたプロダクト・サービスの提供
ソリューション提案の高度化 3. 事業構造や日本の産業構造転換を支援
3. 外部チャネル・外部リソースを活用したビジネス展開 4. アジアのリージョナル・ブローカーとしての汎アジア
4. 収益構造の転換、コスト構造の見直し ビジネスサポート

アセット・マネジメント部門 投資部門
1. 既存ファンドのプロモーション強化、新ファンドの戦略的投入による 1. 新規産業の発掘・育成によるファンド・エコシステム
ヒット商品の育成 への貢献
2. 販売会社拡大等を通じた資金純増の実現 2. アジアへの投資拡大
3. 戦略別運用チーム体制への移行、運用解析チームの新設等による 3. 社会的意義のある投資対象の開拓
運用力の強化 4. 運用力の更なる進化による投資リターンの追求
4. 不動産を中心としたオルタナティブ投資商品の拡大

その他(大和総研グループ) その他(大和ネクスト銀行)
1. ハイブリッド型総合証券グループのシンクタンクとして、グループ連携 1. 証銀連携による顧客本位の商品・サービス展開
によるビジネス強化へ貢献 2. グループ全体の将来的な収益基盤構築に向けた
2. デジタル化により加速する社会の変化に対応した経済・金融における 仕組み作り
先見性の高い情報発信 3. 市場環境の変化に即応可能なポートフォリオ運営
3. お客様ビジネスの競争力強化へ貢献するソリューションの提供 4. 健全な利益の確保を通じた持続的成長
4. 先端技術の活用による「新たな価値」の創出を通じたビジネスの拡大

<お問い合わせ先>大和証券グループ本社 広報部 山村・青山・上岡・橋本(Tel.03-5555-1165) 以 上

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