「日本初の防火地域での3階建てCLTログハウス完成」に関するお知らせ

2024 年 2 月 1 日

会 社 名
(コード番号:7837)
(https://www.rccore.co.jp/)
代表者名 代表取締役社長 二木 浩三
問合せ先 経営管理部責任者 鎌田 大樹
( TEL.03-5990-4070)

~純木造ビル建築に新風~
日本初!(※1)


防火地域での3階建て CLT ログハウス 完成

SDGs/脱炭素など環境配慮意識の高まりや、
2019 年建築基準法の一部改正に「木造建築の
促進」が盛り込まれたこと等を背景に、「非住宅で
の木造建築」が増加し、先駆的な建築事例に注
目が集まっています。2025 年開催の大阪万博で
も、CLT を活用した個性豊かなパビリオン建築が
進んでいます。

ログハウス NO.1(※2)の「BESS」を主宰する株
式会社アールシーコア(東京都渋谷区 代表取
締役社長 二木浩三)は、 東京都福生市に、最
先端技術の木造建築 「日本初 となる防火地域
での 3 階建て CLT ログハウス」を竣工しました。
(3 階建ての CLT ログハウスも日本初) 直交する木材を組み合わせ、外壁・内壁に木を現わし利用する
合理的なログハウス構法。高精度 CLT(JAS)長尺材により、
大型非住宅施設に対応

アールシーコアは、「CLT を用いたログ材の特
許」、並びに「CLT ログハウスの商標」を保持(※
3)し、CLT ログハウスの技術開発を進めてきて
います。「木材現わし」のログハウスは、従来は防
火の法律で、防火地域では 2 階までしか建築が
できませんでしたが、2023 年 2 月に「90 分準耐
火構造認定」を取得することで、今回、日本初の
防火地域での 3 階建て CLT ログハウス建築が
実現しました。CLT ログハウスの日本での実績
は、当該物件を含み 4 棟、また 3 階建てログハウ
スも 3 棟と少なく、工法としての認知も低い状況
ですが、長尺材が取れる CLT 材の活用と、防火
認定の取得により、
今後、「個人住宅/共同住宅/低層ビル/商業施設」として、3階建てまでの建築が可能となります。
アールシーコアは、かつては山小屋や別荘の代名詞だったログハウスを、マシンカットの導入、防火認定の取得、
告示の改正などの技術開発を進め、一般住宅に普及させる中核を担ってきており、CLT ログハウスにおいてもその可
能性を追求していきます。木造建築の中で異彩を放つログハウス構法。これから、各種施設の木造建築需要に木を現
わしで使う「圧倒的な木質感」と「ハード性能」でアピールが可能になります。

※1 : 自社調べ :一般社団法人日本ログハウス協会 専務理事池田均氏にヒヤリング (2023 年 12 月現在)
※2 : 2021 年 4 月~2022 年 3 月国内シェア 57%、国土交通省「丸太組構法建築確認統計」より当社算出
※3 : 取得特許、商標 :「CLT を用いたログ材の特許(特許 7169690)」「CLT ログハウスの商標(登録 6202021)」



<物件概要>

・建築地 : 東京都福生市牛浜133-1 ブル ビーチ ビル
・敷地面積 : 261.18 ㎡ (建ぺい率 80%、容積率 400%)
・延床面積 : 564 ㎡ (1F188 ㎡、2F188 ㎡、3F188 ㎡)、ベランダ 35.4 ㎡、総床面積 599.4 ㎡)
・建物用途 : 1階 純電工株式会社オフィス
2階/3階 住居 (8世帯)
・工法 : 木造丸太組構法 (CLT 利用)
・CLT ログ材 : 国産桧 (外壁:幅 210 ㎜×高さ 200 ㎜、間仕切り:幅 120 ㎜×高さ 200 ㎜)
・竣工 : 2023 年 12 月
・オーナー : 純電工株式会社 (代表取締役社長 髙橋 勲様)
・設計/施工 : 株式会社アールシーコア



2F




敷地&1F 平面図 3F



<特長>

● ログハウスは、直行する木材を組み合わせ、外壁・内壁
に木を現わし利用する合理的な構法。
● 外壁は、国産桧 21 ㎝幅(3 ㎝✕7ピース)のCLT材
これにより、耐火実験により難燃性が証明され、防火地域
/3 階建てのログハウスの建築が実現しました。
● 内壁は、国産桧 12 ㎝幅(3 ㎝✕4ピース)のCLT材
● 木材現わしならではの、圧倒的な木質感と温かみ、
ハード性能が大きな魅力です。
● CLT ログハウスは、SDGs、循環型社会の創造に貢献する
新工法で、今後の市場拡大に期待が持てます。
外壁 21 ㎝ 内壁 12 ㎝



<牛浜ビルの CO² 固着量について>

木材は切り出しても CO²を固定し続けることが知られ、木造建築が推奨されていますが、ログハウスは、一般的
な木造住宅の約 3 倍の木材を使用するため、CLT ログハウスの建築事例が増えることは、循環型社会の創造
に貢献することは間違いありません。


牛浜ビルの CO²固着量は <換算すると>




延床面積 564 ㎡
木材利用量 171 ㎥

炭素貯蔵量 131 t-CO²
(CO²換算)



※林野庁:建築物に利用した木材の係る炭素貯蔵量の表示に関するガイドラインにより、計算




<CLT ログハウスの技術解説については>
一般社団法人 日本 CLT 協会 の「CLT ログハウス」解説ページをご参照ください。
ログハウスの変遷から、CLT ログハウスの可能性などがご確認いただけます。

https://clta.jp/document/detail/remodelingwg_loghouse_20231113/

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