コロナ禍3年、アルバイト最強ブランドは1位ダイソー!2位セリア! -最新!アルバイト採用ブランド力調査-

報道関係各位 2023 年 1 月 27 日
株式会社ツナググループ・ホールディングス(証券コード:6551)


コロナ禍 3 年、アルバイト最強ブランドは1位ダイソー!2 位セリア!
-最新!アルバイト採用ブランド力調査-

多様な働き方の調査研究機関「ツナグ働き方研究所(https://tsuna-ken.com/ 拠点:東京都千代田区/
所長:平賀充記)」は、全国のアルバイト求職者 16~69 歳 1,200 人を対象に、 「アルバイト採用ブラン
ド力調査」
(※1)を実施しました。その調査結果をとりまとめましたのでご報告いたします。
※レポート詳細はこちら:
http://tsuna-ken.com/cms/wp-content/uploads/2023/01/637f3f9d851aa7427dfb8031704ea75b.pdf




トピックス
1.コロナ禍 3 年、「コロナケア志向」から「仕事内容本位志向」へとシフトする兆し
2. 100 円ショップ強し!2年連続でダイソー、セリアがワンツーフィニッシュ!
3.クスリのアオキが5位に躍進するなど、ドラッグストアの健闘が目立つ!
1. コロナ禍 3 年、
「コロナケア志向」から「仕事内容本位志向」へとシフトする兆し




2020 年に突如、我々を襲ったコロナ禍も 3 年が経ちました。予断は許さないものの、徐々にビフォー
コロナの生活を取り戻しつつあります。そんな状況下で実施した本年度の調査において、アルバイトを
選択する際に重視する項目は、昨年の1位だった【安全】に【場所】が同スコアで並んでランキングト
ップとなりました。全体の順位をみると前回とほぼ変動ない結果となり、一見、ウィズコロナにおける
アルバイト探しのスタンダードが確立してきたようにみえます。
しかし、細かいポイント差を比較すると、コロナ禍 3 年が経過したなりの傾向も垣間見えます。
【安全】
は第 1 位ではあるものの昨年比-0.6 ポイント、また【環境】は昨年比-1.3 ポイントと、コロナケアを意
識した項目のスコアが一気に低下しています。一方で、
【仕事/現実】=「自分でも働けそう」が昨年比
+0.9 ポイント、
【仕事/理想】=「仕事内容に興味がある」が昨年比+0.9 ポイントと、仕事内容自体を
重視するスコアが上昇しています。つまり、コロナ禍が落ち着きを見せる中で、アルバイトに対する制
約を気にすることなく、働くこと本来の醍醐味を求める=アルバイト労働市場において歓迎すべき状況
が戻ってきていることが、このデータから浮き彫りになっています。
特に、
【仕事/理想】は全体順位では下位に位置するものの、今回のブランドランキングのポイントとな
っているようにみえます。上位にランクインした職場はすべてこの【仕事/理想】が高スコアなのです。
これからのアルバイトブランドにおいて、カギを握る項目になってくるかもしれません。
2.100 円ショップ強し!2年連続でダイソー、セリアがワンツーフィニッシュ!




ブランドランキングでは、
「ダイソー」が 1 位、「セリア」が 2 位と「100 円ショップ業界」が昨年に
続き 1 位 2 位を独占。ここ数年、アルバイトをする職場としての絶対王者となっています。【場所】や
【安全】といった重視度の高い項目もスコアが高いのはもちろん、【仕事/現実】=「100 円というシ
ンプルな価格ラインナップ⇒働きやすいイメージを喚起させる絶対的な強み」を持っているのが大き
なアドバンテージです。
一方で今回調査でのポイントのひとつ【仕事/理想】の評価も大きく上昇しています。これは、
「アイ
デア商品の宝庫というイメージ⇒商品への興味から働いてみたいという気持ち」を高めているからで
す。つまり 100 円ショップは、その業態の特徴を磨き続ける努力が、イコール、求職者への魅力を増
大させるという構造を確立しつつあるのです。
3年連続で総合1位を獲得した「ダイソー」は、今回も重視度が高かった【場所】【安全】
【時間】と
いう「働きやすさ項目」で軒並み高評価。また先述のように業界のストロングポイントである【仕事/
現実】も2位を堅持しています。そして【仕事/理想】も一気に評価が高まりました。
「セリア」は 2
年連続の2位で、同業の「ダイソー」に惜しくも及ばずとなりました。「価格ラインナップを均一に保
つという商品戦略が浸透⇒プライスがシンプルで働きやすそう」というイメージから【仕事/現実】の
スコアは今年も1位。また商品ラインナップの充実度から【仕事/現実】も 4 位と、
「ダイソー」
(6
位)の上位に位置しています。100 円ショップならではの強みではダイソーを上回っているだけに、
【場所】【安全】など、アルバイト選択重視度の高い項目でイメージアップにつながれば、首位奪回に
近づきそうです。

3.クスリのアオキが5位に躍進するなど、ドラッグストアの健闘が目立つ!
ランキング3位は、昨年6位からさらに順位をあげた「カルディ」。このブランドも【仕事/現実】が 4
位、【仕事/理想】が 2 位と、仕事関連項目のスコアが突出しています。都心部、ショッピングモール、
駅前などさまざまなシーンに出店していることでの親しみやすさと、“食の 100 円ショップ”とでもいう
のか、まさにアイデア商品の宝庫であることが、仕事への興味を高めているようです。 位は
4 「イオン」
で、3 年連続3位と、安定の人気を誇っています。「イオン」の特徴は各因子への評価が総じて高い結
果となっており、求職者にとってバランスのとれた職場というイメージが定着しているのでしょう。
さて、今回の調査で特筆すべきなのが、ドラッグストア業界の健闘です。5 位の「クスリのアオキ」、
トップ 10 外ながら順位をあげた「ウエルシア」など躍進が目立ちます。特に「クスリのアオキ」は、昨
年 14 位からの大躍進となり、ドラッグストア業界の中でもトップの座につきました。2022 年の店舗増
加率が 23.3%増と、業界上位 30 チェーン中で最大の伸び率(※2)で、攻めの経営方針が一気にメジ
ャーイメージ獲得につながったようです。また「生鮮食品も扱うドラッグストア」の出店を増やしてお
り、スーパー的な業態イメージが付加されたことも奏功しています。商品バリエーションが増えたこと
で【仕事/現実】=「自分でも働けそう」と、【仕事/理想】=「仕事内容に興味がある」という、本年
度のひとつのトレンド「仕事関連項目」のスコアが高まっています。ドラッグストア業界は、100 円シ
ョップに続き今後のアルバイトブランドの主役になっていくかもしれません。


※レポート詳細はこちら:
http://tsuna-ken.com/cms/wp-content/uploads/2023/01/637f3f9d851aa7427dfb8031704ea75b.pdf


※1)アルバイト採用ブランドランキングとは
・ツナグ働き方研究所では、毎年「アルバイト採用ブランドランキング」を調査発表しています。単な
る人気ランキングでは認知度や表層的イメージに左右されやすいことから、下記のアプローチを用いて
「採用力」の高さによってランキングを作成しています。
・アルバイトを選択する際に重視する 9 因子を抽出し、その重視度において項目の採用力偏差値を算出
(図1) アルバイト勤務先として代表的な 50 ブランドにおいて、
。 その各因子についての評価を調査。
評価ポイントに採用力偏差値の加重値を掛け合わせ、その合計値によってランキングを作成。
・調査期間 2022/8/25~2022/8/30
・調査対象 業種を問わずパート・アルバイトとして求職経験が 2 年以内にある求職者または現就業者
全国の 16~69 歳の男女 1,200 名 (男性:600 名・女性:600 名)
・調査方法 ネットリサーチ会社を利用したインターネット調査
・有効回答:1,200 名

※2)出典 日本ソフト販売株式会社「【2022 年版】ドラッグストアの店舗数ランキング」
集計対象 (2021 年 1 月~2022 年 1 月)
https://www.nipponsoft.co.jp/blog/analysis/chain-drugstore2022/

■ツナグ働き方研究所とは...
株式会社ツナググループ・ホールディングス(本社:東京都千代田区/代表取締役社長:米田光宏)を母
体とする 「多様な働き方」の調査研究機関。所長である平賀充記(ひらがあつのり)は、 リクルートにて、
FromA、タウンワーク、とらばーゆ、ガテン、はたらいくなど、主要求人メディア編集長を歴任、メデ
ィアプロデュース統括部門執行役員を経て、人と組織の研究家に転身。特に 30 年以上にわたり観察を
続けてきた 「職場の若者」について造詣が深い。昨今では、組織コミュニケーション研究の観点から 「ポ
ストコロナ時代のリモートワーク」について精力的な研究に従事。近著に「なぜ最近の若者は突然辞め
るのか」 (アスコム)「イライラ・モヤモヤする 今どきの若手社員のトリセツ」(PHP ビジネス新書)が
ある。


■過去の調査、リリース(一部)は以下に公開しております。
【コロナ影響を紐解く調査⑦】職場の飲み会世代間意識調査
いまだ約7割は職場の飲み会に行っていない!GoTo で解禁した人も約1割
https://tsuna-ken.com/report/20201124_2009.html

【コロナ影響を紐解く調査⑥】2020 年アルバイト求職意識 1000 人調査
コロナ禍のバイト探しで重視するのは「安全」 「近場」 「短時間」
https://tsuna-ken.com/report/20200731_1976.html

【コロナ影響を紐解く調査⑤】職場の飲み会実態 1000 人調査
自粛明けも約 8 割は職場の飲み会に行っていない!会社の禁止も 2 割強!
https://tsuna-ken.com/report/20200710_1968.html

【コロナ影響を紐解く調査④】コロナ起因の求職意識調査
いま求職している人のうち 7 割が就業中!サクッと稼げる副業ニーズ高まる!
https://tsuna-ken.com/report/20200608_1955.html

【2020 年アルバイト採用ブランド力調査】
コロナ禍のアルバイトブランド1位はダイソー!コンビニ人気も復活!
https://tsuna-ken.com/research_report/arbeitranking_2020/

【本件に関するお問い合わせ先】
ツナグ働き方研究所(株式会社ツナググループ・ホールディングス)
担当:和田 tsuna-ken@tsunagu-grp.jp

■会社概要
社名:株式会社ツナググループ・ホールディングス
住所:〒100-0006 東京都千代田区有楽町 2-2-1 X-PRESS 有楽町 3 階
代表者:代表取締役社長 米田 光宏
資本金:696,651 千円
従業員数:699 名/グループ合計(2022 年 9 月 30 日現在)
URL:https://tghd.co.jp


【報道・取材関連に関するお問合せ先】
株式会社ツナググループ・ホールディングス
広報担当 Mail:tghd-info@tsunagu-grp.jp
※新型コロナウイルス感染症予防措置のためのテレワーク対応を実施しておりますので、一次受付はメールでの対応とさせていただきます。

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