「経営理念(Mission Vision Value)」改定のお知らせ

<ニュースリリース> 2023 年3月 24 日




ファンペップ創業 10 周年を機に
「経営理念(Mission Vision Value)」を改定


大阪大学大学院医学系研究科の機能性ペプチドの研究成果を実用化する目的で設立された創薬系バイオベン
チャーの株式会社ファンペップ(大阪府茨木市、代表取締役社長:三好 稔美)は、独自のペプチド技術を用い
た製品開発を介して社会課題を解決することを目指し、役職員が一丸となって目指していくべき価値観を共有
し、創業 10 周年を迎える本年、4月1日付で経営理念を改めて定義します。




<経営理念>

Mission
ファンペップは、ペプチド技術を追求し、⼈々が幸せに暮らせるように貢献します。


Vision
ペプチドで元気を世界へ
元気とは、⼼⾝の活動の源となる⼒。健康とは、⼼⾝が健やかなこと。
私たちファンペップは、ペプチドの研究開発を通じて、世界の⼈々を健康にするだけではなく、
元気を与えられるような会社を⽬指します。


Value
■私たちは、誰よりもペプチドの可能性を信じ、困難な課題に挑戦し、追求します。
■私たちは、互いを尊重し、感謝し合い、協同します。
■私たちは、私たち⾃⾝が常に健康を意識し、元気であり続けます。

■私たちは、⼈々に活⼒を与えるペプチド製品を世の中に提供していきます。
独⾃のペプチド技術を活⽤し、画期的な医薬品を創出します。
抗体誘導ペプチドを「次世代ワクチン」として完成させるために尽⼒します。
医薬品に限らず「ペプチドヘルス」「ペプチドコスメ」など新たな市場を開拓します。




《本件に関する報道関係者の皆様からの問い合わせ先》
株式会社ファンペップ 管理部 広報担当
電話:03-5315-4200 FAX:03-5315-4203 E-mail:info-fpp@funpep.co.jp


<ニュースリリース> 2023 年3月 24 日




<策定の背景>
当社は、創業時に定めた経営理念に基づき、ペプチドの機能の可能性を追求してまいりました。創業 10 年を
迎えて、これまでに培ってきたペプチド技術を振り返るとともに、自社の強みを生かした今後の事業展開につ
いて議論いたしました。


ファンペップの強み
当社グループの強みは、様々な機能をもつペプチドを創生していく技術です。
この技術によって、大阪大学大学院医学系研究科で発見された機能性ペプチド「AG30」を起源として機能性
ペプチドが創生され、皮膚再生機能をもち抗菌機能もある機能性ペプチド SR-0379 を皮膚潰瘍治療薬として開
発し、また免疫を活性化する機能をもつ機能性ペプチド AJP001 を創薬プラットフォーム技術として用いること
により次世代ワクチン「抗体誘導ペプチド」の研究開発パイプラインを創出しています。




機能性ペプチド創生の経緯




《本件に関する報道関係者の皆様からの問い合わせ先》
株式会社ファンペップ 管理部 広報担当
電話:03-5315-4200 FAX:03-5315-4203 E-mail:info-fpp@funpep.co.jp

<ニュースリリース> 2023 年3月 24 日




次世代ワクチン「抗体誘導ペプチド」
免疫を活性化する機能性ペプチド AJP001 は、通常は免疫反応が起こらない生体内の疾患関連タンパク質(自
己タンパク質)に対して免疫反応を引き起こして抗体を産生させる機能をもっています。
これまでのワクチンはウイルスや細菌等の「異物」を排除するための感染症予防ワクチンでしたが、当社グ
ループは、AJP001 をコア技術として用いることにより(生体内の疾患関連タンパク質をターゲットとする)慢
性疾患に対するペプチド治療ワクチン「抗体誘導ペプチド」の研究開発に取り組んでいます。
抗体誘導ペプチドの特徴は、体内で免疫細胞が抗体を産生するため効果が長く持続することです。慢性疾患
の治療には様々な飲み薬や塗り薬、注射薬が使用されていますが、効果の持続性に優れた抗体誘導ペプチドを
使用することで数ヶ月に一度の注射によって治療効果が維持し、患者様の服薬アドヒアランス(服薬遵守)改
善と利便性向上による QOL(Quality of life)向上が期待されます。また難治性の慢性疾患分野においては、
化学合成で製造可能な抗体誘導ペプチドを高額な抗体医薬品に対して医療費を抑制できる代替薬として開発
し、先進国で深刻化する医療財政問題の解決や患者様の経済的負担の低減に貢献していきたいと考えておりま
す。
当社グループが研究開発に取り組んでいる疾患分野は、現在は、皮膚疾患の乾癬、関節疾患の強直性脊椎
炎、花粉症(季節性アレルギー性鼻炎)など抗体医薬品が治療に使用されている疾患分野ですが、今後は、海
外バイオベンチャーが開発に取り組んでいるアルツハイマー病などのアンメットメディカルニーズが高い疾患
分野、さらにはアカデミアで研究が進んでいる老化細胞除去ワクチンなどのアンチエイジング分野も視野に入
れ、抗体誘導ペプチドの適用範囲拡大を図ってまいります。
* 「抗体誘導ペプチド」の補足説明を後述の<参考情報>に記載しております。


「ペプチドヘルス」「ペプチドコスメ」への取り組み
当社グループの機能性ペプチドには医薬品以外の分野で事業化を図っているものがあります。機能性ペプチ
ド AG30 を起源として創生された抗菌機能をもつ機能性ペプチド「キュアペプチン」は主にヘルスケア分野で事
業化に取り組んでまいりました。昨年、アンチエイジングペプタイド㈱を買収したことにより、今後は、アン
チエイジング機能をもつ機能性ショートペプチド OSK9 についても付加価値の高い化粧品の製品開発に応用して
まいります。
これらのヘルスケア分野及び化粧品分野の事業化については、各分野の事業会社と連携しながら進めてまい
ります。


当社グループは、ペプチド技術を追求し、次世代ワクチン「抗体誘導ペプチド」を中心とする医薬品事業、
さらにヘルスケア及び化粧品事業の製品開発を進めていく中で、病気に悩んでいる人から健康を気にしている
人、さらに美容の分野において内面と外面を輝かせることにまで、貢献できるのではないかと考えました。




《本件に関する報道関係者の皆様からの問い合わせ先》
株式会社ファンペップ 管理部 広報担当
電話:03-5315-4200 FAX:03-5315-4203 E-mail:info-fpp@funpep.co.jp

<ニュースリリース> 2023 年3月 24 日




そこで、創薬系バイオベンチャーとして「健康」だけを意識するのではなく、当社独自の技術により、
「健
康」の先にある「元気」や「活力」にまで貢献していきたいという思いから、「ペプチドで元気を世界へ」とい
う Vision の策定に至りました。


創業 10 周年を迎えた今年から本経営理念のもと、次の 10 年に向けて、役職員、株主の皆様、関わってくだ
さるすべてのステークホルダーの皆様を尊重し、感謝し合い、協同しながら、困難な課題に挑戦していくこと
で、ペプチドで世界中に「元気」を与えられるような企業になることを目指してまいります。




<参考情報>



抗体誘導ペプチド
当社は、大阪大学大学院医学系研究科の研究成果である機能性ペプチド「AJP001」を強みとして、炎症性疾患
やアレルギー性疾患等の慢性疾患に対するペプチド治療ワクチン「抗体誘導ペプチド」の研究開発を進めており
ます。
生体内で抗体産生を誘導するためには、B 細胞が標的タンパク質(抗原)を認識し、更にヘルパーT 細胞から
の刺激によって B 細胞が活性化する必要があります。しかし、慢性疾患の標的タンパク質である自己抗原(自己
タンパク質等)に対しては、ヘルパーT 細胞が活性化しないため抗体が産生されません。このため、抗体誘導ペ
プチドは、B 細胞が認識する「エピトープ」部分(B 細胞エピトープ)に、ヘルパーT 細胞が認識する T 細胞エ
ピトープを含んだ「キャリア」部分を結合し、標的の自己タンパク質に対する抗体産生を誘導するように設計し
ております。

当社の抗体誘導ペプチドの強みは、①「キャリア」に当社独自の機能性ペプチド「AJP001」を使用しているこ
と(注)、②標的タンパク質の特性(物理化学的性質、立体構造及び生物学的機能)に応じた「エピトープ」を設計・
選定する技術ノウハウを保有していることであり、当社は、これら2つの強みを合わせて創薬プラットフォーム
技術「STEP UP(Search Technology of EPitope for Unique Peptide vaccine)」と呼んでおります。

(注)一般的に「キャリア」には生物由来の物質が使用されておりますが、これらのキャリアには T 細胞エピトープ
だけでなく B 細胞エピトープも含まれるため、キャリアに対する抗体も産生されます。そのため、繰り返し投
与するとキャリアに対する免疫誘導が強くなり、標的タンパク質に対する免疫誘導が減弱する可能性がありま
す。一方、AJP001 をキャリアとした場合、AJP001 に対する抗体は産生されないため、標的タンパク質特異的に
抗体産生を誘導することが可能です。

※ 「抗体誘導ペプチド」は当社の登録商標です。




《本件に関する報道関係者の皆様からの問い合わせ先》
株式会社ファンペップ 管理部 広報担当
電話:03-5315-4200 FAX:03-5315-4203 E-mail:info-fpp@funpep.co.jp

<ニュースリリース> 2023 年3月 24 日




◆ 創薬プラットフォーム技術「STEP UP」




◆株式会社ファンペップ概要
会 社 名 :株式会社ファンペップ
本社所在地 :⼤阪府茨⽊市彩都あさぎ七丁⽬ 7 番 15 号
設 ⽴ :2013 年 10 ⽉
代 表 者 :代表取締役社⻑ 三好 稔美
資 本 ⾦ :24 億 7,463 万円(2022 年 12 ⽉末現在)
従 業 員 数 :14 名(2022 年 12 ⽉末現在)
事 業 内 容 :⼤阪⼤学⼤学院医学系研究科の機能性ペプチドの研究成果を実⽤化する⽬的で設⽴された創薬
系バイオベンチャー。
事 務 所 :・東京オフィス
東京都中央区⽇本橋本町 3-11-5 ⽇本橋ライフサイエンスビルディング2 503 号室
・千⾥リサーチセンター
⼤阪府吹⽥市⼭⽥丘 2-1 ⼤阪⼤学 産学共創 A 棟 5 階 A509 号室




《本件に関する報道関係者の皆様からの問い合わせ先》
株式会社ファンペップ 管理部 広報担当
電話:03-5315-4200 FAX:03-5315-4203 E-mail:info-fpp@funpep.co.jp

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