デジタルエッジ、関電エネルギーソリューションとデータセンターサービス事業における戦略的パートナーシップ契約を締結

2021 年 12 月 1 日
各 位
会社名 伊藤忠テクノソリューションズ株式会社
代 表 者 名 代 表 取 締 役 社 長 柘 植 一 郎
(コード番号 4739 東証第1部)
問合せ先 経営企画室長 平山 伸一
(TEL. 03-6403-6000)


デジタルエッジ、関電エネルギーソリューションと
データセンターサービス事業における戦略的パートナーシップ契約を締結

伊藤忠テクノソリューションズ株式会社(代表取締役社長:柘植 一郎、本社:東京都港区、略称:
CTC)は、Digital Edge (Singapore) Holdings Pte. Ltd.(日本法人:デジタルエッジ・ジャパン合同会
社/本社プレジデント:古田敬、所在地:東京都千代田区、以下:デジタルエッジ)
、株式会社関電エ
ネルギーソリューション(代表取締役社長:川崎幸男、本社:大阪市北区、略称:Kenes)と、データ
センターを主軸としたクラウドサービスの拡充と運用の効率化を目的に戦略的パートナーシップ契約
を締結しました。


CTC は、2021~2023 年度の中期経営計画「Beyond the Horizons ~その先の未来へ~」で、強みを
持つ領域での更なるビジネス拡大を目指す「Expand」を基本方針に掲げており、クラウドビジネスの
一層の強化を図っています。また近年、IT システムの多様化に伴い、特定企業に依存せずに様々なク
ラウドを柔軟に連携して活用できるオープンハイブリッドクラウドにも注目が集まっています。
そのような中、CTC は、独自のクラウドサービス「CUVIC シリーズ」と各種クラウドサービスを連
携し、運用やセキュリティサービスを組み合わせた統合的なオープンハイブリッドクラウドサービス
を「OneCUVIC」というブランド名称で展開し、強化しています。


クラウドやデータセンターサービスにおけるお客様の選択肢を増やし、利便性の向上や課題解決に
貢献する目的で、OneCUVIC の強化施策の一環である今回の戦略的パートナーシップに臨みました。
CTC のクラウドサービスの連携技術とデジタルエッジのデータセンター及びインターコネクションサ
ービス、Kenes の総合的なデータセンター設備の構築・保守運用サービスという強みを生かした取り
組みです。 社が共同で、
3 大規模かつ効率化されたデータセンターサービス及び高度化されたデータセ
ンターを主軸としたオープンハイブリッドクラウドサービスの拡充を目指します。
CTC は、所有するデータセンター資産をデジタルエッジに譲渡し、デジタルエッジは、新棟の建設
も含めてデータセンターサービスの強化を図るとともに、関西電力グループの Kenes の設備運用保守
ノウハウの活用を積極的に検討して事業展開を強化していきます。また、CTC のグループ会社でデー
タセンターの運営を担う CTC ファシリティーズ株式会社にデジタルエッジと Kenes が出資し合弁事
業とすることで、データセンター運営サービスの拡大と効率化・均一化を推進します。戦略的パートナ
ーシップの概要は以下の通りです。
<戦略的パートナーシップのイメージ>




<戦略的パートナーシップの概要>
1. CTC のデータセンター資産の所有権をデジタルエッジに移転することにより、デジタルエッジ
が保有する既存及び新規のデータセンターとの統合を行い、高度化かつ効率化されたデータセン
ターファシリティを構築
2. 神戸コンピュータセンター(KCC)敷地内における、デジタルエッジの大規模データセンターの
建設計画の検討推進
3. 様々なクラウドサービスとの柔軟な接続が可能となるコネクティビティサービスの提供
4. デジタルエッジが今後さらに拡大させるデータセンターを、CTC がお客様に幅広く提供可能な
長期契約を締結
5. データセンター運営会社である CTC ファシリティーズにデジタルエッジ、Kenes が資本参加し、
CTC との 3 社による共同運営


デジタルエッジは、信頼性と先見性を持つデータセンタープラットフォーム企業です。豊富なイン
ターコネクションサービスの選択肢と、エネルギー効率に優れた最先端のデータセンターの構築・運
用ノウハウを活かして、新しいコロケーションとインターコネクションの選択肢をアジア市場に展開
することで、日本、中国、韓国などのアジアの先進的な市場のみならず、エマージングマーケットを含
むデジタルインフラストラクチャーをより高度化し、効率的に、経済的にすることを目指しています。
Kenes は、エネルギー関連設備を中心に設置、運転、メンテナンスなどのサービスを提供し、お客さ
まの省エネルギー・省コストを実現する総合エネルギーサービス事業者で、再生可能エネルギープラ
ントの建設・運用や、電力事業においても豊富なノウハウを持っています。今回の提携でも、データセ
ンターのエネルギー関連設備の運営において実効性の高い省エネルギー施策を実行していきます。


3 社は将来にわたって、クラウド、ネットワークなどを含むデジタルインフラストラクチャーのニー
ズに継続的に応えることを目指し、データセンターとしての機能、環境性能、接続性の向上を進め、国
内外の様々な企業のデジタルニーズに対応していきます。更に、デジタルエッジは韓国、インドネシア
などのアジア圏で展開するデータセンターとも接続し、グローバルサービスとの連携に取り組みます。
3 社それぞれの強みを活かしクラウドサービスを始めとした IT サービスの利便性を高め、お客様のデ
ジタルトランスフォーメーションに貢献していきます。


なお、当該資産の譲渡(帳簿価額:約 203 億円、譲渡価額:約 241 億円)に伴い、2022 年 3 月期第
3 四半期連結決算において、当社株主に帰属する当期純利益への影響額は約 26 億円となる見込みです。
これを踏まえた 2022 年 3 月期通期連結業績予想について、開示すべき事項が生じた場合には速やかに
お知らせします。
■OneCUVIC について
CTC では、 インフラへの多種多様化するお客様のニーズや課題に対して、
IT ハイブリッドクラウド
環境を継続的に最適化して提供するサービス群を「OneCUVIC」というブランド名称で展開しており、
各サービスの強化を進めています。
特に注力する取り組みとして以下の 5 点を進めており、今回のパートナーシップもその一環です。


<OneCUVIC の強化施策>
1. CTC オリジナルのホステッドクラウドサービス CUVIC シリーズの機能拡充と提供範囲の拡大
2. パブリッククラウドのお客様提供価値の強化とユーザー企業の利便性向上
3. 従来型データセンターからハイパースケール型データセンターへの刷新
4. クラウドネイティブ環境への移行支援や検証・実行環境の提供
5. 複雑化・高度化するハイブリッドクラウド・マルチクラウドの統合状態監視(オペレーション、
セキュリティ、省エネルギーの可視化)


<OneCUVIC のイメージ>




※ 記載されている商品名などの固有名詞は、各社の商標または登録商標です。
※ 掲載されている情報は、発表日現在の情報です。最新の情報と異なる場合があります。


以上

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