製造業の生産性を向上するAIのクラウド提供に向けた取り組みを開始

2018 年 1 月 25 日



製造業の生産性を向上する AI のクラウド提供に向けた取り組みを開始
~クラウド環境での深層学習を容易に実現、IoT 機器メーカーの現場作業品質も向上~

ソフトバンク・テクノロジー株式会社
株式会社クロスコンパス


ソフトバンク・テクノロジー株式会社(本社:東京都新宿区、代表取締役:阿多 親市、以下 SBT)と、人工知
能ベンチャーの株式会社クロスコンパス(本社:東京都千代田区、代表取締役:佐藤 聡、以下クロスコンパス)
は、このたび、クロスコンパスが提供するディープラーニング(深層学習)を利用し、製造業向け人工知能(AI)
を簡単に生成できる「Manufacturing-IX(M-IX)
」を用い、Microsoft Azure から AI モジュールを提供する
ための取り組みを共同で開始したことをお知らせします。




M-IX のクラウド提供イメージ



■背景
昨今、製造業や IoT デバイスメーカーでは、センサーから情報を集約する(あるいはネットワーク末端のデバ
イスへの指示やクラウドとデータのやり取りを行う)エッジデバイスに AI を組み込んで生産性を向上させるた
めの構想立案や、その構想が実現できるか確認するための実証実験などが盛んに行われています。具体的にはエ
ッジ AI や IoT といった先端技術の活用により、製造事業者の生産拠点における異常検知や予知保全の精度向上、
IoT デバイスメーカーが故障前に設置機械のメンテナンスを行うことなどの実現が期待されています。


このような構想を実現するためには、センサーから情報を収集してビッグデータとして蓄積し、それを解析・
学習させる仕組みが重要になりますが、導入コストの削減や拠点を超えたデータ収集、取得データ量や IoT デバ
イスの増減などへの対応にはクラウドの活用も必要になってきます。


今回、Microsoft Azure の活用などクラウド開発と運用を得意とする SBT と、製造業向け AI を簡単に生成
できる開発環境 M-IX を提供するクロスコンパスは、2018 年度中に AI モジュールをクラウドから提供するこ
とを目指し取り組みを開始します。Microsoft Azure から M-IX を提供することにより、導入コストの抑制や
拠点を超えたセンサーデータの深層学習が可能になる予定です。



<本件に関する報道関係からのお問合せ先>
●ソフトバンク・テクノロジー株式会社 経営企画部 コーポレートコミュニケーショングループ
Tel:03-6892-3063 / Mail:sbt-pr@tech.softbank.co.jp
●株式会社クロスコンパス 経営企画室
Tel:03-6380-9729 / Mail:info@xcompass.com



※本リリースに記載されている会社名、製品名、サービス名は、当社または各社、各団体の商標もしくは登録商標です。
【別紙】

■会社概要

【ソフトバンク・テクノロジー株式会社について】
SBT は、クラウドを活用して、働き方改革をはじめとする生産性向上の実現や、お客様のビジネスを共に作り
上げていくビジネスパートナーを目指し、クラウドと IoT に注力している ICT 企業です。
URL:http://www.softbanktech.co.jp/corp/


【株式会社クロスコンパスについて】
人工知能情報処理に特化した AI ベンチャーとして 2015 年に設立。
ニューラルネットワークの一種であるディープラーニングにいち早く取り組み、実業務に対する AI 適用に関
するコンサルティングから、研究開発、パイロットプロジェクトの実施、製造業向け統合開発環境
Manufacturing-IX (M-IX)の販売を行っております。
URL:https://www.xcompass.com/



■Manufacturing-IX (M-IX)について
初めての方でも、製造業向け人工知能(AI)を簡単に実装でる統合開発環境です。ディープラーニング、ニュ

ーラルネットワークを用いて、異常検知、予知保全を高性能に実現することが゙ます。
てき


実績のある Neural Network(以下 NN)を未学習の NN テンプレートとして保有しています。この未学習 NN
テンプレートを、学習用に最適な状態に加工(前処理)された学習用データで深層学習させることにより、データ
の特徴量を抽出する学習済み NN を自動で生成することが可能です。この学習済み NN に、異常検知・予知保
全として必要な判定式・閾値設定を付加し人工知能(AI)モジュールとして生成することができます。
M-IX が作成した AI モジュールは、製造業における異常検知・予知保全などの各シーンに応じた加工(後処理)が
施されライブラリーとして、お客様にご使用頂くことが出来ます。


電流・電圧・温度など時系列に変化するデータから振動、画像、音響、動画のデータまで造業の幅広いシー

ンに対応した異常検知・予知保全用の人工知能開発に対応予定です。


人工知能モジュールの生成機構の概要と運用時のイメージ図




詳細は下記をご覧ください。
https://www.xcompass.com/product/

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