NEDO「燃料電池等利用の飛躍的拡大に向けた共通課題解決型産学官連携研究開発事業」における当社研究開発テーマ採択に関するお知らせ

2023 年 7 月 25 日
各 位
会社名
登記社名:株式会社巴川製紙所
コード番号 3878
(URL https://www.tomoegawa.co.jp)
代表者名 代表取締役社長 井上 善雄
問合せ先 取締役専務執行役員
CFO 経営戦略本部長 山口 正明
( T E L 0 3 - 3 5 1 6 - 3 4 0 3 )

NEDO「燃料電池等利用の飛躍的拡大に向けた共通課題解決型産学官連携研究開発事業」に
おける当社研究開発テーマ採択に関するお知らせ

国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(以下、NEDO)が公募した「燃料電池等利用
の飛躍的拡大に向けた共通課題解決型産学官連携研究開発事業」 当社が提案する研究開発テーマ
に、 「高
生産性・低環境負荷・低コストを実現する炭化工程を必要としない GDL の技術開発」を申請しておりま
したが、このたび採択通知を受領しましたので、下記のとおりお知らせいたします。



本事業は、第 6 次エネルギー基本計画や水素・燃料電池戦略ロードマップ等で定めるシナリオに基づき
2030 年以降の自立的普及拡大に資する高効率、高耐久、低コストの燃料電池システムを実現するため
のユーザーニーズに基づく協調領域の基盤技術を開発するとともに、従来以外の用途に展開するための
技術並びに、高速・大量生産を可能とする生産プロセス又は検査技術、システム化技術等を開発するこ
とで、燃料電池等利用の飛躍的拡大を目的とするものです。

当社が採択を受けたテーマ「高生産性・低環境負荷・低コストを実現する炭化工程を必要としない GDL
(*)の技術開発」は、当社の強みである抄紙技術と加工技術を活用することで、従来、GDL の製造
に必要であったカーボンペーパーの抄紙から始まる炭化工程等を省略し、高生産性・低環境負荷・低コ
ストを実現する GDL の開発を目指すものです。
当社は、本事業を通じて、当社抄紙技術の新たな応用領域を模索することで新製品開発に取り組み、持
続可能な社会の実現に貢献してまいります。




(*)GDL(ガス拡散層、Gas Diffusion Layer)とは、燃料電池を構成する部材で、燃料であるガス
の拡散、発生した水の排出や電荷の輸送など、燃料電池の効率と性能に重要な役割を果たすものです。


※本事業の詳細については、下記の NEDO ウェブサイトをご覧ください。
https://www.nedo.go.jp/koubo/SE3_100001_00039.html


なお、本件が 2024 年 3 月期の連結業績に与える影響は軽微であります。
以 上

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