米国での太陽光パネル製造工場新設の検討について

2023 年 5 月 31 日

各 位
A b a l a n c e 株 式 会 社
代 表 取 締 役 社 長 光 行 康 明
(コード番号 3856 東証スタンダード)
問合せ先:執行役員 IR 広報室長兼経営企画室長 堀 内 信 之
電話:03-6810-3028(代表)



米国での太陽光パネル製造工場新設の検討について
当社グループのベトナム VSUN 社は、今般、米国において、太陽光パネル製造の新
工場建設に係る米国市場への直接投資を視野に、具体的な検討を開始し、工場建設候
補地の視察を行いましたので、お知らせいたします。

地球環境温暖化への強い危機感から、世界的に再生可能エネルギーへの需要が高ま
り、主要 7 カ国(G7)気候・エネルギー・環境相会合は、太陽光発電の導入量を 2030
年までに 10 億キロワット以上と、現状の 3 倍強に増やす旨を採択しました。

特に、米国ではバイデン大統領が 2022 年 8 月に署名して成立した「歳出・歳入法
(インフレ抑制法)」に、CO 2 の 排 出 量 削 減 の た め 、 今 後 10 年 間 で 約 4,000 億 ド
ル (約 56 兆 円 :,1 米 ド ル :140 円 換 算 )の 予 算 を 投じる計画が盛り込まれておりま
す。米国政府当局も近年米国製(内製化)について積極的に推奨しており、米国での
太陽光パネル製造も積極的にバックアップする姿勢を示しております。

このような再生可能エネルギーを巡る外部環境のなか、太陽光パネル製造事業を営
む VSUN 社は、ベトナム国バクザン省、バクニン省に、パネル製造工場を有し、2023 年
1 月には第 4 工場が本格稼働に入るなど、パネル生産能力を拡張しております。

VSUN 社の地域別売上構成は、米国向け 6-7 割弱、欧州向け 2-3 割、及びその他地域
(南米、アフリカ、アジア等)であり、欧米市場のパネル需要は拡大基調が継続して
いることから、VSUN 社の生産能力向上を重要な経営課題の一つと位置付けておりま
す。

当社グループは、従前より、ベトナム国以外でのパネル製造工場の候補地を調査・検
討して参りましたが、この度、当社グループ幹部、VSUN 社の経営幹部及び現地スタッ
フが米国での工場建設候補地の視察を行い、地元セクターからも歓迎を受けました。

米国市場では、今後 10 年間に太陽光発電容量が 570GW 以上増加し、2033 年には
700GW に達すると見込まれ、今後の米国市場における競争優位性を早期に確保すべ
く、米国市場へのパネル生産工場に係る新設計画を具体的に検討して参ります。
なお、本件について、具体的なスケジュール、工場建設の場所、建設資金等は検討
過程にあるため、決定次第、速やかに公表いたします。
【米国視察の風景・様子】
【お問い合わせについて】
本件に関するご質問等については、当社のホームページ(https://www.abalance.jp/)のお問
い合わせより、「業績・決算・IR について」を選択いただき、内容をご送信願います。



以 上

3671

新着おすすめ記事