EC-CUBE最新版「EC-CUBE 3.0.11」リリース。キャッシュ機構の搭載やPHP 7.0にも対応し処理速度の大幅アップ実現。

報道機関各位
プレスリリース
2016 年 9 月 29 日
株式会社ロックオン
代表取締役社長 岩田 進


EC-CUBE 最新版「EC-CUBE 3.0.11」リリース。
キャッシュ機構の搭載や PHP 7.0 にも対応し処理速度の大幅アップ実現。


株式会社ロックオン(本社:大阪府大阪市 代表取締役社長:岩田 進、以下ロックオン)は、日本
No.1(※1)EC 構築オープンソース「EC-CUBE」の最新版「EC-CUBE 3.0.11」を 2016 年 9 月 28 日に
リリースしたことを発表いたします。
本バージョンアップでは、EC サイトで最も重要な要素の一つであるサイトのパフォーマンス向上を目指
し「キャッシュ機構」の搭載や PHP7.0 にも対応いたしました。当社が独自で行ったパフォーマンス計
測では、本体のバージョンアップと適切な環境設定によりページ処理速度が最大 4 倍になることが確認
されました。


「EC-CUBE 3.0.11」のダウンロードはこちら:http://www.ec-cube.net/download/




■リリースの詳細
「EC-CUBE 3.0.11」は、日本全国の開発コミュニティ様からのフィードバックを元に開発・パッケ
ージングを行った EC-CUBE 3 の最新バージョンです。本バージョンでは、これまで特に要望が多かった、
パフォーマンス向上への施策を実装し、
「EC-CUBE 3.0.10」比で約 1.7 倍(※2)のパフォーマンス改善
が期待できる「キャッシュ機構」の搭載や、従来 PHP の約2倍のパフォーマンスの向上が期待できる
PHP7.0(※3)に対応いたしました。これらが利用可能な環境であれば大幅なパフォーマンス改善が期待
できます。
また、この他にも、エンタープライズ環境での冗長化構成利用を容易にする「セッションストレージ
の切り替え機能」やレンタルサーバーでのインストールの自由度を高める「URL から html を取り除いて
のインストール」など、複数の機能追加・改善を実施いたしました。これにより、エンタープライズな
環境からレンタルサーバーまで多様な環境での利用が進み「EC-CUBE」のプラットフォーム拡大が更に
加速することが期待できます。


「EC-CUBE 3.0.11」の特徴は以下の通りです。
・フレームワークのキャッシュ機構を利用したパフォーマンスチューニング機能
・システム要件に PHP 7.0 を追加
・トランザクション処理の一貫性の向上
・YAML ファイルでセッションストレージの切り替えが可能
・サブディレクトリへのインストール時に URL から html を取り除くことが可能



■EC-CUBE 3.0.11 について
「EC-CUBE 3.0.11」では、EC-CUBE 公式サーバー「EC-CUBE クラウド」
(ニフティ株式会社)と、
EC-CUBE オフィシャルホスティングパートナーのさくらインターネット株式会社の協力のもと、利用環
境に合わせたパフォーマンスの向上を中心に、最新版リリース後によせられた機能要望・不具合報告に
対応いたしました。対応内容についてはこちら
(https://github.com/EC-CUBE/ec-cube/issues?q=milestone%3A3.0.11+is%3Aclosed)をご覧
ください。



■パフォーマンスの計測結果
「EC-CUBE 3.0.11」の PHP Version 及びキャッシュ利用時のパフォーマンス計測は「さくらのクラウ
ド」の環境(※4)にて商品点数 2 点(デフォルトの状態) 万点・10 万点でそれぞれ、カテゴリ数 30
・1
個、各商品に 3x3 の商品規格を持ったデータを用意し各ページにおける処理時間を計測いたしました。
設定環境 Time Per Request(1 リクエストあたりの平均処理時間)

トップページ 一覧ページ

EC-CUBE cache php 商品点数

Version あり・なし Version 2(デフォル
10,000 100,000 2(デフォルト) 10,000 100,000
ト)

3.0.10 5.4 0.22 0.30 0.44 0.34 0.39 0.51

3.0.11 cache 5.4 0.12 0.17 0.19 0.18 0.24 0.30

3.0.10 7.0 0.13 0.17 0.21 0.17 0.22 0.25

3.0.11 cache 7.0 0.08 0.09 0.11 0.10 0.13 0.15

単位(s)
本パフォーマンス計測結果では、トップページの処理速度計測(商品点数 10 万点)において、設定環境
の違いで速度が最大 4 倍まで向上し、大きなパフォーマンス改善効果が確認されました。


■「EC-CUBE」について

EC オープンプラットフォーム「EC-CUBE」は、ロックオンが開発した EC サイト構築パッケージをオ
ープンソースとして 2006 年 9 月に公開したもので、日本 No.1 EC 構築オープンソースとして認定され
ており(※)推定 22,000 店舗以上で実際に稼働しております(ロックオン調べ)
。2014 年 9 月には企業
間商取引(BtoB)向け EC サイト構築パッケージ「EC-CUBE B2B」をリリース。2015 年 7 月には内部
構造を全面刷新し、
「拡張性の向上」を追求した「EC-CUBE 3」をリリースしております。



■関連サイト URL
「EC-CUBE」オフィシャルサイト:http://www.ec-cube.net/
「EC-CUBE」開発コミュニティ:http://xoops.ec-cube.net/
「EC-CUBE」多言語版オフィシャルサイト:http://en.ec-cube.net/
「EC-CUBE B2B」特設サイト:http://www.ec-cube.net/b2b/
ネットショップの壺 powered by「EC-CUBE」
:http://www.ec-cube.net/tsubo/


■株式会社ロックオン概要

会社名:株式会社ロックオン
大阪本社:〒530-0001 大阪府大阪市北区梅田 2-4-9 ブリーゼタワー13F
東京支社:〒104-0061 東京都中央区銀座 5-9-8 クロス銀座 6F
九州支社:〒810-0001 福岡県福岡市中央区天神 1-15-5 天神明治通ビル
代表者:岩田 進(いわたすすむ)
設立:2001 年 6 月 4 日
URL:http://www.lockon.co.jp/
事業内容:マーケティング ロボットの提供
・ マーケティングプラットフォーム「AD EBiS(アドエビス)「THREe」

・ 商流プラットフォーム「EC-CUBE」「Solution」
・ ビッグデータの分析及び最適化「マーケティングメトリックス研究所」


■本件に関するお問い合せ先

株式会社ロックオン 広報担当:梶原
お問い合わせフォーム:https://www.ec-cube.net/contact/
TEL:06-4795-7500


※1:独立行政法人情報処理推進機構「第 3 回オープンソースソフトウェア活用ビジネス実態調査」による
※2:EC-CUBE クラウドサーバー[1GB/1 仮想コア/SSD/apcu,opcache 有効]の環境で計測。
※3 CodeZine 2015 年 12 月 1 日 PHP 7 がやってきた!! 第 1 回
: 「新しい仕様でより進化した PHP 7 を体験してみよう」
による
※4:さくらのクラウド[1vCPU/1GB/SSD 20GB の環境]の環境で計測

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