FIDO規格に準拠した生体認証機能のサービス提供に向けた社内実証実験を開始

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平成 29 年4月 25 日
報道関係者各位

FIDO 規格に準拠した生体認証機能のサービス提供に向けた社内実証実験を開始
~モバイル端末からの社内システムアクセスに対するセキュリティ強化を実現~

AGS株式会社(本社:さいたま市浦和区、代表取締役社長:石井進、以下当社)は、富士通
株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:田中達也、以下富士通)とFIDO(注)規格に準
拠した生体認証機能のお客様へのサービス提供に向けた社内実証実験を4月1日から開始しまし
たのでお知らせします。

1.背景
お客様向けネットサービスの提供や、社内システムへのモバイルアクセスなど、様々なオンラ
インサービスでのパスワードによる本人認証は、 なりすましや不正利用による情報漏えいなどの
リスクが指摘されています。スマートフォンの普及に伴い、こうしたオンラインサービスが身近
なものとなる一方で、従前のようなID・パスワードに代わるセキュリティ強化策として、生体認
証の利用が注目されております。
こうしたなか、今般当社では富士通様が 2017 年4月より提供を開始した「Finplex オンライ
ン認証サービス for FIDO」を活用して、生体認証による本人確認機能の社内実証実験を行うこ
ととなったものであります。

2.実証実験について
(1)実証内容
社員向けに開放している社内システムへのモバイル端末からのアクセスについて、 ID・パス
ワードによる認証から、生体を活用した認証方式にアプリケーションを改修いたしました。
FIDO規格に準拠した富士通様のソフトウェアモジュールを利用し、同社のクラウドサービ
スによる認証機能を活用しています。また、生体認証機能が搭載されていないモバイル端末に
おいては、同社から提供頂いたモバイル端末に搭載されたカメラによる顔認証アプリケーショ
ン利用することで、生体認証を実現しております。
Android OS、iOS双方のモバイル端末に対応しており、スマートフォンやタブレット等での
利用を可能といたしました。
社員50名にて実証実験を行い、利便性の把握や評価を実施し、並行してモジュールの組み込
み開発等のFIDO規格に関する技術習得を行います。今後は本実証実験の結果を踏まえ、富士通
様と共同で、オンライン認証サービスを活用した新しいサービスの企画、開発を推進してまい
りたいと考えております。
図1.システムイメージ
図2.画面イメージ




(2)実証期間
2017 年4月1日~2017 年6月 30 日

(注) FIDO:“Fast IDentity Online”(素早いオンライン認証)の略で、新しい認証技術の一つです。
FIDO Allience が推奨する次世代オンライン認証の国際標準規格で、グローバルな大手金融機関が採
用するなど、今後のオンライン認証のデファクトスタンダードとなることが見込まれています。
主な特徴は以下の通りです。
お客さまの保有するスマートフォンを生体情報の読み取り機器として活用するため、新たな機器の用意
が不要です。
生体情報はお客様の保有するスマートフォンに保持され、サービス事業者側では保有しません。また生
体情報そのものを通信するのではなく、署名データのみを通信するため、漏えいすることはありません。


【当社の概要】
名 称 AGS株式会社(東証一部 証券コード:3648)
代 表 者 代表取締役社長 石井 進
所 在 地 埼玉県さいたま市浦和区針ヶ谷 4-3-25
設 立 1971 年 7 月
資 本 金 1,398 百万円
主な事業 情報処理サービス、ソフトウエア開発、
その他情報サービス、システム機器販売
U R L http://www.ags.co.jp/


【サービス内容に関するお問い合わせ先】
AGS株式会社 システム統括部 (担当:柴崎、山口)
TEL. 048-825-5067 FAX. 048-825-6082 e-mail. ags_ai.ml@ags.co.jp


【本リリースに関するお問い合わせ先】
AGS株式会社 企画部 (担当:小谷野、橋本)
TEL. 048-825-6079 FAX. 048-825-6959 e-mail. ir.ml@ags.co.jp
※ プレスリリースに掲載されている商品・サービスの価格、仕様、その他の情報は、発表時点
の情報です。その後予告なしに変更となる場合があります。

以 上

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